その治療に責任を持ちたい。だからメインテナンスにおいでください!

 歯が痛くなって歯科医院を受診したらほかにも悪いところが見つかったり、治療が終わって安心していたら、しばらくしてまた悪くなった経験はありませんか?

 お口の環境を改善して病気の原因を減らさないと、新たなトラブルと治療のいたちごっこに。むし歯や歯周病になりにくいお口に変えるため、定期的なメインテナンスをはじめましょう!

 

★治療の繰り返しを止めるには?

 メインテナンスとは、歯科医院で受けられるプロフェッショナルケアのこと。お口の健康診断のほかに、歯や歯ぐきをすみずみまでクリーニングし、患者さんにあったセルフケアや間食のコツをお教えします。

 患者さんにメインテナンスの大切さを説明するとき、私はこんなたとえ話をよくします。「もし高血圧が原因で血管が切れたとき、血管だけつないで患者さんを帰すお医者さんはどこにもいませんよね?」って。

 高血圧の改善のために、患者さんごとに原因を調べ、投薬や食事指導など、その人に合った指導をするはずです。そのままだと再発してしまいますからね。

 お口の中の病気も同じです。治療がうまく終わっても、原因を減らさなければまた同じことが起きてしまう。だからこそ、専門家が患者さんといっしょに歯を守るメインテナンスが大切なのです。

 

★メインテナンスで歯を守る! 

 歯周病が進行すると深い歯周ポケットができますが、問題は、治療して炎症が治ったあともポケットがなかなか浅くならないこと。放っておくと、歯ブラシの届かないポケットのおくに歯石やプラークが溜まって炎症が再発し、重篤になりやすいのです。

 また、詰め物や被せ物の周りは、削ったことのない健康な歯にくらべむし歯に弱いってご存知ですか?歯と詰め物の継ぎ目には、どんなに上手に治療しても、ミクロの目で見るとギャップ(段差)があり、そこにプラークが溜まりやすいからです。

 むし歯も歯周病も、知らないうちに少しずつ壊れていく病気。壊れてから「穴が開いた!」「グラグラする!」と気づいて治療を受けても、歯を救うには手遅れになってしまっている場合が多々あります。

 早めに気づいて対策をとるため、メインテナンスをはじめましょう!むし歯と歯周病のコントロールをトータルに受けられるので、歯の寿命に断然違いがでてきます。

 痛くなったら行く歯科医院から、お口の健康管理のために定期的に通う歯科医院へ。歯医者さんとの新しいお付き合い、はじめてみませんか?

引用参考文献:nico 2017年1月号

「それは「健康なお口」への入り口。学校歯科健康診断の紙をもらったら?」

★学校と歯科医院での検査の違いって?

 学校歯科健康診断とは、学校で行う歯科の集団健康診断で、「学校保健安全法」に定められ、文部科学省の指導のもとで行われている児童や生徒のためのお口の健康チェックです。

 一方歯科医院の歯科検診は、厚生労働省の管轄で行われ、精密な検査をしてお口の中の病気を確定診断し問題を洗い出して、治療や経過観察をするために行われます。学校歯科健康診断の目的は、お子さんたちのお口の健康度をスクリーニングし、その結果をお子さんと保護者の方にお伝えして、お子さんのお口の健康の保持・増進に役立てていただくことにあります。

 

★初期むし歯を早期発見&くい止めたい!

 子どもたちのむし歯が減り、穴が開くほどの大きなむし歯が少なくなった結果、私たち学校歯科医は、むし歯をより軽度の段階で見つけ管理することで、穴が開くのを未然にくい止め、詰め物や被せ物のある歯を減らしていきたい、と考えるようになりました。そこで必要になったのが、「CO」という検査基準です。

 ひと昔前の学校歯科健康診断では、すでに穴が開いた歯を見つけて通知していたのですが、現在は「CO」の段階で見つけ、これをいかに進行させないでいくかが、学校歯科の大きなテーマになっています。

 「CO」の歯は、フッ素の入った歯みがき剤でていねいに歯みがきし、食事や間食をダラダラ摂らないようにすると、多くの場合進行を止めることができます。

 歯は、一度削って詰めてしまうと、その修復治療の耐久性には自ずと限界があるため、一生歯をもたせるためには、削らないことがいちばん。将来歯で苦労しないように、「CO」の歯を適切にして管理して詰め物を減らし守っていきましょう。

★お口の健康を歯科医院がサポート!

 じつはこの春、歯科からとてもうれしいお知らせがあります。これまで自費治療だった、歯科医院の「COの進行を止めるための処置」が、この春から保険で受けられるようになったのです。

 この改定によって、学校歯科とかかりつけの歯科医院は、教育と医療というそれぞれの立場から、よりスムーズに連携し、国民のお口の健康増進という互いの最終目標に向かって進んでいくことができるでしょう。学校から歯科健康診断の結果のお知らせが届いたら、お子さんと一緒に読んでいただき、お子さんの生涯にわたる歯の健康の扉を開けるために、積極的に活用していきましょう。

引用参考文献:nico2016年4月号

PMTCとは?

最近よく聞くようになった 

          『 P M T C 』 

って歯科のプロが器械を使って行う  『 歯のクリーニング 』  のこと。

これは通常の歯磨きと違うのはどこ?

もっとも違うのは、歯科の専門家が

“ 治療や予防に効き目のあるレベルに患者さまのお口を一旦徹底的に綺麗にする ”

という明確な目的を持って行う 「 処置 」 だという点です。

むし歯も歯周病も細菌による感染が原因なので、歯にベタベタとつくプラークはまさに細菌のかたまりで、これを破壊して取り除くことは歯科の治療と予防にとって欠くことのできない重要な処置なのです。

おおげさにいえば、どんなに腕のよい歯科医師がしっかりと治療をして精度の高い被せ物を作っても、プラークがつねにたくさんあるお口であれば新たな問題が次々に生じて治療はエンドレスになってしまいます。

ご自分の歯を大切にして治療後のつめ物や被せ物も長持ちさせるためにむしろもっとも重要だといえるのは、お口の中の衛生状態なのです。

つまり、細菌を減らし細菌による害を防ぐこと、これが歯を守るためのもっとも効果的で根本的な方法です。

といっても、プラークは毎日たまり続け、いったん徹底的に細菌叢を破壊しても、次の日にはまた歯みがきが必要です。

では、『 プロのクリーニング 』 にはどんな意味があるのか?

通常お口の中はプラークが多かれ少なかれいつもあり、ベタベタ汚れへの慣れが生じてくるので、この慣れこそがホームケアの改善を阻むのです。

そのために、

          「 プラークが歯にくっついて気持ち悪い状態 」

と感じられるようになる手っ取り早い方法が、徹底的に除去した状態を新鮮な体験として味わうことです。

そして定期的にしっかりと除去し、その感覚を忘れないようにすることが 『 プロのクリーニング 』 の大きな意義なのです。

歯のツルツル感、唾液のサラサラ感を味わってみると、汚れを取り除いたときのお口本来の気持ちよさを再発見できると思います。

この発見こそホームケアの改善です。みなさんも是非体験してみて下さい。

当医院では来院時に必ず時間の許すかぎり、簡易的なPMTCを行うようにしています。

定期健診

最近では

“定期健診を受けましょう”

ってあらゆる所でよく聞くと思いますが、あんまり重要性が分かりにくいですよね?

また患者さま確保のために医院側の都合なのでは?って考える方もいらっしゃると思います。

ただ、実際は本音で言って

“患者さまのため”

なのです。

実際、開業してすぐは以前のブログでも書きましたが、患者さまの9割くらいが小学生以下だったのですが、その時は予防処置が重点だったので、だいたい4、5回くらい来院して終了のお子さんが多かったです。(むし歯が少ない場合)

で、今その子たちが3ヵ月後くらいの定期健診で来院すると、殆ど予防処置も終わっているので、1回の来院で終了です。

で、その1回で新しい虫歯がないかとかはもちろんのこと、1番大事な乳歯と永久歯への交換のチェックができるのです。

むし歯でない歯を削られるのでは?などど考える方もいるかもですが、逆に定期的に来院されている場合などはその初期のむし歯が進行しないかどうかも見極められるので、特にレントゲンなどで経過を追ってできるだけ削らないようにしていきます。

もちろん、むし歯で1回削ると、あとは極端に言えば入れ歯へのレールに乗っかったといってもいいくらい、よほど手入れしてもまったく削らずにいた方よりは、歯の寿命が短くなります。

ですので、自分は予防の考えで、お子様にも特に定期健診の受診をお勧めいたします。

当医院では定期健診のハガキでお知らせして欲しい方にはこちらからご連絡しています。(初診時の問診にも記入欄あります)

あと最近は患者さまの層でいうとご年配の方も多く、また自分と同年代の男性の方も増えてきました。

その中で70歳代後半の女性の方で25本のご自分の歯が残っていらっしゃる方が治療に来られています。

もちろんお元気で、歯並びも綺麗ですし、20歳以上の8割くらいは進行している歯周病もほとんど骨がしっかりしていて問題ない状態です。

本当に感心します。これも定期健診の結果なのだと思いますが、その中には患者さまご自身の意識の高さも大きいかもしれません。

ホームページの歯周病の項にも書いていますが、

“歯周病はどうやったら治るのですか?”というご質問や

“歯周病の治療を歯医者でずっとしてるのに治らない!”

というお言葉をよくお聞きします。

しかし、歯周病は生活習慣病の1種で慢性疾患なので、今までの生活習慣を変えるなどの患者さま自身の努力が必要です。
治るというよりはうまく付き合っていくという意識で、今まで何年もかけて骨がなくなってきているのですから、安定するのにも時間はどうしてもかかってしまいます。

また歯医者はむし歯に関しては、どちらかというと治す?(修復する)という表現が適切なのですが、歯周病に関しては患者さまが治す手助けをする程度のことしか出来ないのです。
(1番大事なセルフケアであるブラッシングがしやすいように歯ぐきのマッサージの邪魔になる歯石除去などのプロフェッショナルケアをするのです)

このように大人の方にはむし歯のための定期健診というよりは、歯周病の予防のための定期健診という位置付けでおススメしています。

むし歯などは穴があいているのが目で見えたり、冷たいものなどがしみたり、ズキズキ痛かったりと自覚症状がはっきりと分かりやすいのですが、この歯周病というのは自覚症状はあまりないまま進行するので、特に定期健診が大事になるのです。

患者さまの歯周病の程度により、治療終了時に1~3ヶ月ほどの間隔で定期健診をおススメして終了しています。

また、なんでも相談お受けいたしますので、治療内容以外でも分からないことなどは、お電話などでもご質問下さい。