子供の矯正治療とは?

お子様の矯正治療は、早めに対応することで、将来の歯並びに悪い影響を与えるような生活習慣の改善を含めた、適切な治療を行うことが可能になります。お子様に以下のような症状がある場合には、まずは無料初診相談にお越し下さい。

 

こんな症状があったら、まずは無料初診相談

子供の不正咬合のいろいろ
正中離開(真ん中の2本の歯が離れて隙間が開いている)側方交叉咬合(そくほうこうさこうごう)(あごの横ずれ)前歯の交叉咬合(こうさこうごう)(前歯の一部噛み合わせが逆になっている状態)
過蓋咬合(かがいこうごう)(上の歯がかぶさり過ぎている状態)上顎前突(出っ歯)下顎前突(受け口)
空隙歯列(すきっ歯)叢生(そうせい)(ガタガタの歯並び)開咬(奥歯は噛んでいても、前歯が閉じません)

歯ならびに影響する習癖のいろいろ

こういう不正咬合になる時には、いつもの習癖が大きく影響する場合がありますので、まずはこういう悪習癖を除去することが大事になります!

口で息をする子供

口で息をする子供

鼻呼吸ではなく、口呼吸してしまうクセ。呼吸がしやすいように舌を本来の位置から動かしていると歯並びが悪くなることも。

口の中が乾いてしまい、菌が繁殖しやすなるため、虫歯にもなりやすくなりますし、風邪などの病気にもかかりやすくなります。

指しゃぶりする子供

指しゃぶりする子供

指しゃぶりのクセ。赤ちゃんの時にはどの子もする行為ですが、3、4歳頃を過ぎても直らない場合は一度、歯医者さんに相談してみてください。

唇を噛む子供

唇を噛む子供

唇を噛むクセ。常に何かを噛んでいると、歯に余計な力がかかり、歯が正しく並ぶことができなくなります。

舌で歯を押す子供

舌で歯を押す子供

舌で歯を押すクセ。舌で押すぐらい平気・・・ではありません。

ちょっとの力でも毎日続けていたら、歯は動いてしまいます。

爪を噛む子供

爪を噛む子供

無意識に物を噛むクセ。歯に余計な力がかかり、歯が正しく並べなくなります。

指先のバイ菌が口に入りやすくなるため、風邪などの病気にもかかりやすくなります。

頬杖をつく子供

頬杖をつく子供

頬杖をつくクセ。テレビを見ながらこんな姿勢をしていませんか?

小さな力でも毎日続けることで、頬杖に押されて歯並びは変わってしまいます。

ポカンと口を開ける子供

ポカンと口を開ける子供

ポカンと口を開けるクセ。出っ歯の原因や顔の形に影響を及ぼすことも・・・。

もしかしたら鼻炎や扁桃炎かもしれませんので、一度耳鼻科で診てもらってもいいかもしれませんね。

喉が乾燥していると、風邪などの病気にもかかりやすくなります。

 

小児矯正の流れ

 

永久歯が生えそろうまでに行う、お子様の矯正治療

乳歯の段階から、永久歯への生えかわりが終わるまでに行う矯正治療のことを、小児矯正と呼んでいます。

矯正治療は、大人になってからでも可能ではありますが、問題が起こり始めた子供の時期に早期から始めることで、あごの成長に合わせて行うことで得られるメリットがあります。

小児矯正ではあごの骨の成長をコントロールしながら矯正治療が行えるので、お顔の形をできるだけ理想的に整えていくことができます。
歯並びや骨格を悪くしてしまう日常的な癖を取り除くことができるので、生涯にわたって良い歯並び、かみ合わせを維持しやすくなります。

 

小児矯正のメリット・デメリット

メリット

非抜歯で矯正できる可能性が高くなります
小児矯正では、成長期にあるあごの成長をコントロールしながら行えるので、成人矯正と比べて、抜歯をして矯正する必要性をかなり低くすることができます。
骨格の見た目・バランスが良くなります
小児矯正では、あごの骨の成長の盛んな時期、乳歯から永久歯へ生え変わりの時期に行いますので、骨格の成長をコントロールしながら、歯を本来あるべき理想的な位置に誘導していくことができます。結果として、上下のあごの骨格バランス、歯並びが整いますので、より見た目の良い仕上がりになります。
歯をスムーズに動かせ、痛みを抑えて治療できます
骨がまだやわらかい時期に行いますので、歯も大人の場合と比べてスムーズに動き、歯を動かす際の痛みも感じにくくなります。
歯並びを悪くする原因を根本的に解決できます
小児矯正では、歯並びやあごの成長を悪くしてしまう癖や、姿勢に対する改善も行います。それと同時に、筋肉や骨格の健全な発育を促す訓練も行いますので、歯並びや骨格が悪くなりにくく、良い状態で保ちやすくなります。
簡単な装置・方法で矯正が可能です
小児矯正では、成人矯正と比べて簡単な装置で治療が可能です。また、骨格的な異常の強い不正咬合の場合、大人になってからの矯正治療では、あごの骨を切る手術を行う必要性が出てきますが、問題が軽い子供のうちから矯正治療を始めることで、骨の異常を抑えることができ、手術を避けることが期待できます。

デメリット

お子様、保護者の方の協力がないと矯正の効果が得られない場合があります
装置の種類によっては、保護者の方に調整をしていただくものがあります。その為、お子様、保護者の方に協力していただかないと、うまく治療効果が現れません。
保険がききません
矯正治療は、保険治療ではありませんので、費用がかかります。

小児矯正の開始時期

小児矯正の開始時期は、ケースバイケースであり、口腔内の状況によってベストな開始時期が異なります。遺伝的に骨格性の異常がある場合、できるだけ早めの治療開始が望まれる場合もあります。

しかし、多くの場合、永久歯の生え変わりが始まる6歳以降に開始することが多くなります。

まずは矯正相談を受けていただき、お口の中を拝見させていただくことである程度治療開始時期や必要性がわかりますので、一度お気軽にご相談くだいさい。