「むし歯に関係する習慣がないか、チェックしてみよう!」

 

意外とやっているかも!?ダラダラ食べ

無意識のうちに甘い物を頻繁に、あるいはダラダラと摂ってしまっているかもしれません。

次のようなことが習慣化しているかたは、あらためましょう。

□ のど飴をつねに口に含んでいる

□ 砂糖が入ったコーヒーや紅茶を、仕事中につねに飲んでいる

□ 甘い物を食べたり飲んだりしながら、長時間スマホやゲームをしている。

□ 部活中にスポーツドリンクを飲む。

※この他にもむし歯に関係する習慣はいろいろあります。

とくにこの年代のかたはむし歯にご用心

学生

 私の経験から感じることですが、とくにむし歯ができやすいのは中学2年生です。学校や塾、部活、遊びなど、急に忙しくなり、自分のケアに意識を向けるのは難しい年頃だと思います。忙しいかもしれませんが、せめて歯科の定期健診には行ってほしいと思います。

②定年されたかた(60歳~)

 定年後は生活がガラッと変わります。家にいる時間が増えるため、甘い物を食べる回数が増えたというかたも少なくないようです。

 また親や身内の介護・看病などをするようになり、定期健診が中断しがちになるかたもいます。

 

環境の変化がむし歯のリスクにつながることはよくありますので、注意していきましょう!

 

引用参考文献:nico2025年3月

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『歯の根の治療、とくにここに時間がかかります‼』

歯の根の治療の基本的な流れ

歯の根の治療(根管治療)は、虫歯や外傷などで神経(歯髄)が炎症や感染を起こした場合に行う治療です。

まず局所麻酔を行い、虫歯部分を削って歯の内部にある根管にアクセスします。次に、感染した神経や組織を丁寧に除去し、根管内を洗浄・消毒します。

根管の中は非常に細く複雑なため、正確で慎重な作業が求められます。炎症や感染が強い場合には、数回に分けて消毒処置を行うこともあります。根管が清潔になったら、薬剤や専用の材料を使って密閉し、再感染を防ぎます。

最後に、歯の強度を保つために土台を入れ、クラウン(被せ物)などで補強して治療が完了します。治療期間や回数は歯の状態によって異なりますが、数回の通院が必要になることが一般的です。

歯の根の治療、ダメになった神経の除去に時間がかかります‼

 

歯の神経(歯髄)の除去は、根管治療の中でも非常に重要かつ時間がかかる工程の一つです。歯の神経は「根管」と呼ばれる非常に細くて複雑な管の中に存在しており、特に奥歯では複数の根管が枝分かれしていることが多いため、完全に神経を取り除くには高度な技術と慎重な処置が必要です。

神経の除去が難しく時間がかかる主な理由には、根管の形状の複雑さが挙げられます。根管はまっすぐではなく、細く曲がっていたり分岐していたりすることがあるため、専用の器具を使って丁寧に作業を進めなければなりません。特に奥歯の根管は本数が多く、1本ずつ処理する必要があるため、処置には時間がかかります。

また、神経が感染していたり、炎症や膿が根の先まで及んでいる場合には、感染部位を確実に取り除き、根管内を清掃・消毒するために複数回に分けて治療を行うことがあります。壊死した神経は取り除きにくく、状態を確認しながら慎重に作業する必要があります。さらに、過去に根管治療を受けた歯を再治療する場合は、古い詰め物や薬剤を除去する手間も加わり、処置がより複雑で時間がかかります。

通常、前歯など比較的単純な形の歯では、1回の治療で30〜60分程度で神経の除去が可能な場合もありますが、奥歯や複雑な症例では数回の通院が必要になることも珍しくありません。治療中に神経が完全に取り除けなかった場合、残存物から再感染する可能性があるため、焦らず丁寧に行うことが重要です。

このように、神経の除去は歯の構造や状態によって大きく治療時間が左右される工程であり、成功率や再発防止のためにも時間をかけた慎重な処置が求められます。

 

 

引用参考文献:nico2025年2月

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『40代からの衰え予防に注目!「噛む」「飲み込む」のしくみ』

 

「噛む」という動き、じつはすごいんです!

日々、あたりまえのように食べ物を噛んでいますが、そのあたりまえがとてもだいじなんです。「噛む」ということで何をしているのか、みていきましょう。

 

 

引用参考文献:nico2025年1月

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部分入れ歯 どれくらいできあがるの?

nico11月号では、部分入れ歯(保険治療)がどのようにしてつくられるのかを見ていきます。

完成までにどれほど手間がかかっているのかを知っていただければ、入れ歯にさらに愛着が沸くことでしょう。

保険と自費の部分入れ歯の違いなども紹介しています。

部分入れ歯が出来上がるまでには、最初の「診察と問診」からお口の「型取り」をはじめ複数回、来院いただく必要があります。

また、完成後にも「調整」のために繰り返しお越しいただきます。

「何回も面倒くさい」と思われるかもしれませんが、お口にピッタリ合う入れ歯をつくるために欠かせない工程です。

ぜひご協力いただければ幸いです。

引用参考文献:nico2024年11月

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「詰め物・被せ物が外れたら、早めにご予約を!」

詰め物・被せ物が外れてしまったとき、そのままにしていませんか?

「次の受診のときに・・・・」「噛めるからいいかな・・・・」なんて思わないでください。

すぐに受診しないとあとあと問題がでてくることも。

そこで10月号では、なぜすぐに受診した方がよいのかを解説しています。

すぐに受診してほしいワケ

☑すぐに受診すると、詰め物・被せ物がつけなおせることがある

☑外れた部分の歯は欠けやすい

☑外れた部分の歯は、むし歯になりやすい

☑時間が経つとお口の中の状態が変化し、外れた詰め物・被せ物が入らなくなる

☑早めの治療でむし歯の広がりを抑えたい

☑噛み合わせが変わることがある

 

引用参考文献:nico2024年10月

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「食べ物が歯にはさまる」だけで受診してもいいの?

「食べ物が歯にはさまる」だけでも受診できます!

 むしろ、早めにお越しください。というのも、食べ物がはさまったり、詰まったりするお口の状態は、不快な症状があるだけでなくトラブルが潜んでいる可能性もあります。

食べ物は、こんなところにはさまりやすかったりします!

 歯が動いてできたすき間や、歯周病で歯ぐきが下がってできたすき間、むし歯で歯が欠けた部分などに食べ物がはさまりやすくなっていることがあります。知らないうちのお口の状態が変化し、不具合が出ているかもしれません。歯医者さんに見てもらうと安心ですね。

詰め物は入っている歯が欠け、食べ物がはさまりやすくなりました。欠けた部分から歯の内部に細菌が侵入して、むし歯にならないか心配です。

 

引用参考文献:nico2024年8月

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気になる歯石、自分で取っても大丈夫?

 

こんにちは、院長の葉です。
6月に入り雨模様が続くこの時期は、
なんとなく気分がすぐれない日も
あるかもしれません。

 

そんな気だるさから、
普段は当たり前に行っている習慣を
疎かにしてしまうと、
健康状態が悪化するリスクを
招くことがあります。

 

そのリスクのひとつが「歯石」です。

 

日々の歯みがきが不十分だと
歯に付着した歯垢(プラーク)が
やがて歯石となり、
色々な害を引き起こします。

 

中には
「歯石を自分で取り除いている」
という人もいるかもしれませんが、
この行為は効果が無く、
むしろ危険を伴うため注意が必要です!

 

 

 

 

◆毒性があるのは歯石ではなく、
 歯石につく◯◯!

 

歯石とは、
歯の周囲に溜まった
細菌の塊である歯垢(プラーク)が
だ液に含まれるミネラル成分によって
石のように硬くなり、蓄積したものです。

 

歯石には大きく分けて、
目に見える黄白色の
「歯肉縁上歯石(しにくえんじょうしせき)」と、
歯ぐきの下に隠れている、黒っぽい
「歯肉縁下歯石(しにくえんかしせき)」があります。

 

 

 

この歯石自体に毒性はありませんが、
お口の健康のためには
取り除くことが必須です。

 

その理由は、
ざらざらした歯石の表面が
細菌の繁殖にはうってつけの環境であり、
この細菌が、歯や歯ぐきに
悪影響を及ぼしてしまうからです。

 

 

 

 

◆歯石を放置するとこんなことが…!

 

細菌だらけの歯石を
除去しないまま放置すると、
やがて歯周病が悪化する
原因となります。

 

 

 

歯石の表面の凹凸に入り込んでいる細菌は、
通常の歯みがきでは完全に除去できません。

 

その結果、歯石がついた周囲の歯ぐきで
炎症が起こって腫れてしまい、
歯と歯ぐきの間のみぞ(歯周ポケット)が深くなります。

 

この環境下で歯周病菌が増えることで、
歯周病が悪化していきます。

 

さらに、歯周病菌は
悪臭を伴うガスを放つため、
口臭も強くなってしまいます。

 

これらを回避するためには、
細菌のすみかとなる歯石を
早めに取り除くことが肝心です。

 

 

 

 

◆絶対やめた方がいい…
 自分で歯石を取る危険性とは?

 

歯石を早く取ったほうがいい、となると、
「自分で歯石を取ってしまおう!」
と考える人もいるかもしれません。

 

しかし、自分で歯石を取ろうとすると
歯や歯ぐきを傷つけることになり、
歯石を全て取ることも不可能です。

 

また、取り残された歯石に付着した細菌は、
変わらず毒素を出し続けるため、
歯周病や口臭が確実に悪化します。

 

このように逆効果にしかならないため、
自分で歯石を除去する
メリットはありません。

 

 

 

これらの理由から、
歯石を自分で取ることは絶対に避けましょう。

 

 

 

 

◆歯石の害、どうしたら食い止められる?

 

歯石への最善の対処法、
それはズバリ、
「定期的に歯科医院で取ってもらうこと」です。

 

歯石は一度取った後も、
お口の中のプラークが再び歯石となり、
繰り返し付着してしまいます。

 

そのため、一般的には
3~6か月に一度のペースで
定期的に歯石取りに通い、
きれいな状態を保つことをおすすめします。

 

お口の悩みのタネとなる歯石を
歯科医院で安全かつきれいに取り除き、
健康な歯ぐきを維持していきましょう!

 

 

 

医療法人社団 ハートデンタルクリニック
〒885-0031
宮崎県都城市天神町19街区21号
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おいでください!妊婦歯科健診 ーかかりつけ歯科を見つけるチャンスー

妊娠中は、女性ホルモンの分泌が増加することと生活習慣の変化の影響で、次のようなお口のトラブルが起きやすくなります。

●虫歯になりやすくなる

●歯や歯ぐきが敏感になる

●冷たいものや熱いものがしみやすくなる

●口臭が強くなる

●プラーク(細菌のかたまり)がたまりやすくなる

●歯周病になりやすくなる

●歯ぐきの炎症や出血が起こりやすくなる

●歯ぐきが腫れやすくなる

ですので、お口の状態を妊婦歯科健診で見てもらいましょう!

5月号のnico特集では、妊婦歯科健診の重要性や受診に適した妊娠の時期などもわかりやすく紹介しています。

 

引用参考文献:nico2024年5月

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歯が生えてからイヤイヤ期までの仕上げみがき

4月号のnico特集では、赤ちゃんの仕上げ磨きを取り上げています。

「こんなとき、どうしたらいいの?仕上げみがきQ&A」から一部を紹介しましょう。

Q:仕上げ磨きをしているときに、子どもが歯ブラシを噛んでしまうけど、どうしたらいいの?

A:すっとお口を開けているとお子さんも疲れてしまいます。そこでガーゼを巻いた割りばしを前歯で噛ませます。何かを噛んでいるほうが子どもは楽だからです。舌で歯ブラシを押し出そうとする場合も、ガーゼを巻いた割りばしで軽く押さえ、そのあいだに歯磨きをすると良いでしょう。

 

 

引用参考文献:nico2024年4月

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巷で噂される歯の話のウソ・ホント

 

こんにちは。院長の葉です。

 

春の訪れを感じ、
新たな始まりに心おどる季節となりました。

 

さて、4月1日は皆さんもご存じの
エイプリルフールです。
この日だけは
「罪のないウソならついてもいい」
ということで、
周囲を楽しませるユニークなウソに
考えをめぐらす方もいらっしゃるでしょう。

 

歯に関する話題や噂のなかには
ウソとは言えないまでも、誤解を招くものや、
不正確な情報が広まっているものが存在します。

 

そこで今回は、
世間で広く信じられている歯の話題を、
医学的な観点から検証していきたいと思います。

 

 

 

 

◆「甘いもの」を食べなければ
 むし歯にならない?

 

大人が小さな子どもに
「甘いものばかり食べていたらむし歯になるよ!」
注意するシーンは
昔からよく見られる日常の一コマです。

 

このような過去の経験から
「甘いもの=砂糖の入った食品を食べなければ
むし歯にはならない」と考える方も
少なくありません。

 

しかし、むし歯の原因になる糖は
ご飯やパン、うどん、果物など、
身の回りにある多くの食品に含まれています。

 

そして、そのどれもが
むし歯を起こす原因となりうるのです。

 

 

 

また、むし歯予防においては
糖分を摂りすぎないことも大切ですが、
それ以上に食後の歯みがきを
習慣づけることが効果的です。

 

 

 

 

◆乳歯は抜けるから
 むし歯になっても問題ない?

 

乳歯は12歳ごろまでに自然に抜け落ち、
永久歯に置き換わることから
「むし歯になっても大丈夫」と
思っている方も少なくないようです。

 

しかし、乳歯のむし歯は子どもの健康や
発育に悪影響を及ぼすため注意が必要です。

 

 

たとえば、乳歯がむし歯になって
食べものがうまく噛めないと、栄養が偏ったり、
あごの骨の正常な発達を妨げたりする恐れがあります。

 

さらに、乳歯は永久歯が正しい位置に生えるための
重要な目印であるため、
むし歯によってその形が変わると
永久歯の歯並びが悪くなることもあります。

 

子どもの健やかな発育のためにも、
幼い時期からむし歯予防に努めることは
非常に重要です。

 

 

 

 

◆歯みがきは強く磨くほど
 歯がキレイになる?

 

お口の中がネバついたとき、汚れを落とそうとして
ゴシゴシと強めに歯を磨いてしまったこと
ありませんか?
確かに、力強く磨いた後はネバつきも取れて、
一時的な爽快感を得られるかもしれません。

 

しかし、このように
力を入れた歯みがきを長く続けると、
歯の表面が削れたり、
歯ぐきが痩せて歯が長く見えたりするなど、
さまざまなトラブルを引き起こしてしまいます。

 

さらに、強く磨くと歯ブラシの毛先が
すぐに広がりやすく、
結果的に汚れの除去効率が落ちてしまうため
こちらも注意が必要です。

 

歯みがきの適切な力加減は150g~200g程度です。
強く力を入れるよりも、
軽い力で小刻みにブラシを動かすほうが
細かいすき間汚れまで
効果的に落とすことができます。

 

まずは歯医者さんで、
自分にあったブラッシング法を指導してもらいましょう。

 

 

 

 

◆定期的に通院して
 正しい情報をチェックしよう!

 

世間でまことしやかに語られる
歯科の情報のなかには不正確なものも多く、
昔は正しいと言われていた情報が
現在では否定されていることも
少なくありません。

 

 

 

そして、そのような誤った情報は
口内環境の悪化を招くリスクもあります。

 

お口の健康を守るためにも、
定期検診などで正しい情報を入手して、
適切な対処法を実践していきましょう!

 

 

 

医療法人社団 ハートデンタルクリニック
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