TCH(歯列接触癖)とは?セルフチェックと日常生活での注意ポイント

「気づくと上下の歯が触れている」「夕方になるとあごがだるい」といった症状はありませんか?
それはTCH(歯列接触癖)のサインかもしれません。

TCHとは、無意識のうちに上下の歯を接触させてしまうクセのことです。
本来、リラックスしている状態では上下の歯は触れていないのが正常です。

しかし、この状態が長時間続くと、歯やあごに負担がかかり、さまざまなトラブルにつながることがあります。


POINT1:まずはセルフチェックをしてみましょう

次の項目に当てはまるものがないか確認してみてください。

・今、上下の歯が触れている
・唇を閉じた状態で歯を離しておくことができない
・夕方になるとあごがだるい、疲れる
・頬の内側や舌に歯の痕がついている

ひとつでも当てはまる場合は、TCHの可能性があります。


POINT2:TCHは無意識で起こるクセです

TCHは自分では気づきにくく、無意識のうちに続いてしまうことが多いクセです。

長時間歯が接触していると、

・歯のすり減り
・知覚過敏
・詰め物や被せ物への負担
・顎関節への負担

といった問題につながることがあります。


POINT3:日常生活の中に原因があります

TCHは、日常生活の中のさまざまな場面で起こりやすいといわれています。

・パソコン作業
・スマートフォン操作
・読書や勉強
・運転中

など、何かに集中しているときは特に注意が必要です。


POINT4:ストレスや姿勢も影響します

緊張やストレスを感じているときにも、無意識に歯を接触させてしまうことがあります。

また、うつむいた姿勢が続くとあごに負担がかかり、TCHが起こりやすくなります。


POINT5:気づくことが改善の第一歩です

TCHは無意識のクセですが、「今、歯が触れていないか」を意識することが改善の第一歩です。

あごの疲れや違和感がある方は、早めに歯科医院でご相談ください。


まとめ

TCHは気づきにくいクセですが、お口の健康にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。

日常生活の中で歯が接触していないかを意識し、負担を減らすことが大切です。

詳しくは下記の付録もあわせてご確認ください。


引用参考文献:nico2026年4月
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お口の健康につながる「舌カアップ」トレーニング3選

「舌の力(舌圧)」は、食べる・飲み込む・話すといったお口の機能を支えるとても大切な力です。
舌の力が弱くなると、飲み込みづらさや発音のしづらさ、口呼吸などにつながることもあります。

そこで今回は、ご自宅でも簡単にできる「舌カアップトレーニング」をご紹介します。
あわせて、ご自身で確認できるセルフチェックについてもご紹介しますので、ぜひ毎日の生活の中で役立ててみてください。


POINT1:舌を前に出すトレーニング

まずは舌を前に出すシンプルなトレーニングです。

舌をゆっくり前に突き出し、「ベー」と出すように意識します。
食事の前後など、行う時間を決めておくと習慣にしやすくなります。

ポイント
舌を出すときは、舌の奥側から前へ押し出すイメージで行いましょう。


POINT2:ガムを上あごに伸ばすトレーニング

ガムを使ったトレーニングも効果的です。

ガムをよく噛んで柔らかくしたあと、口の中で丸めて舌の中央部分で上あごに押し付けるように広げます。
子どもは遊び感覚で、大人は通勤中などのすき間時間に取り組むのもおすすめです。

ポイント
できるだけ広く、奥のほうまで伸ばすことを意識しましょう。


POINT3:舌で唇をなぞるトレーニング

唇の周りを舌でゆっくりなぞるトレーニングです。

口角に舌先を当てて、上唇をゆっくりなぞりながら反対側の口角まで移動させます。
同じように下唇もなぞっていきます。

ポイント
上下それぞれ10秒ほど時間をかけて、ゆっくり動かすことが大切です。


POINT4:舌の機能セルフチェック

次の項目ができるかどうか確認してみてください。

□ 舌全体を上あごに押し付けられる
□ 舌を曲げずにまっすぐ前に出せる
□ 上唇をなめることができる
□ 上唇・下唇をそれぞれ10秒かけてなめられる
□ 舌の両脇に歯の痕がない
□ ポッピング(舌を上あごに押し付けて弾く動き)ができる
□ 舌の表面が汚れていない

できない項目がある場合は、舌の機能が十分に働いていない可能性があります。


POINT5:舌の機能はお口全体の健康にもつながります

舌の機能が弱いと、

・飲み込みにくい
・発音がしづらい
・口呼吸になりやすい
・舌の汚れ(舌苔)が付きやすい

といった症状につながることがあります。

舌のトレーニングは、毎日少しずつ続けることが大切です。
舌の力を保つことは、食事や会話だけでなく、お口全体の健康にもつながります。


まとめ

舌の機能を保つためには、日常的に舌をしっかり動かすことが大切です。

今回ご紹介したトレーニングを無理のない範囲で続けながら、セルフチェックもあわせて行ってみましょう。
「飲み込みにくい」「舌の動きが気になる」といったお悩みがある場合は、歯科医院でご相談ください。


引用参考文献:nico2026年1月
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ナイトガードで守るあなたの歯と眠り

ナイトガードは、眠っているあいだに歯やあごを守るための大切な装置です。
「朝起きるとあごがだるい」「歯がしみる」「詰め物が外れやすい」などの症状がある場合、無意識の歯ぎしりや食いしばりが関係していることがあります。

これらは日中には気づきにくく、睡眠中に強い力が加わることで、歯やあごに大きな負担をかけてしまいます。
その負担を軽減するために使用されるのがナイトガードです。


POINT1:歯ぎしり・食いしばりから歯を守るため

歯ぎしりや食いしばりは、想像以上に強い力がかかることがあります。
その力が継続すると、歯がすり減ったり、詰め物や被せ物が欠けたりする原因になります。

ナイトガードを装着することで、歯に直接かかる力をやわらげ、ダメージを分散することができます。


POINT2:あごや筋肉への負担を軽減するため

歯ぎしりや食いしばりは、歯だけでなくあごの関節や筋肉にも影響を与えます。

あごの痛みや違和感、口の開けにくさなどは、顎関節に負担がかかっているサインかもしれません。
ナイトガードは、こうした負担を軽減し、あごのトラブルを予防する役割もあります。


POINT3:睡眠の質の低下を防ぐため

歯ぎしりは、眠りの浅いタイミングで起こることが多いといわれています。

無意識の動きによって筋肉が緊張し、朝起きたときの疲労感につながることもあります。
ナイトガードを使用することで、こうした負担を減らし、より快適な睡眠環境を整えることが期待できます。


POINT4:ナイトガードは根本的な治療ではありません

ナイトガードは歯やあごを守るための装置であり、歯ぎしりや食いしばりの原因そのものを取り除くものではありません。

ストレスや生活習慣、噛み合わせなど、原因はさまざまです。
必要に応じて、生活習慣の見直しや歯科でのチェックもあわせて行うことが大切です。


POINT5:正しく使い続けることが大切です

ナイトガードは毎日継続して使用することで効果を発揮します。

使用後は清潔に保ち、適切に保管することも重要です。
破損や変形がある場合は無理に使用せず、歯科医院で調整を受けましょう。


まとめ

ナイトガードは、歯ぎしりや食いしばりによるダメージから歯やあごを守る大切なアイテムです。

日々の積み重ねによる負担を軽減することで、お口全体の健康維持につながります。
気になる症状がある場合は、早めに歯科医院で相談してみましょう。


引用参考文献:nico2025年9月
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『寝ているときに「息が止まっている」といわれたら・・・それ、閉塞性睡眠時無呼吸かも!』

睡眠時無呼吸症候群ってどんな病気?

閉塞性睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている間に空気の通り道(上気道)が塞って、呼吸が止まってしまう病気です。10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上起こると「睡眠時無呼吸症候群」と診断されます。
代表的な症状は、

・大きないびき
・夜中に何度も目が覚める
・朝起きたときの頭痛や口の渇き
・日中の強い眠気や集中力低下

など。実はこれ、命にかかわることもある病気なんです。

歯科で関われるってどういうこと?

睡眠時無呼吸というと、呼吸器内科や耳鼻科のイメージが強いかもしれませんが、実は歯科でも治療に関わることができます。

そのキーワードは「マウスピース(口腔内装置/OA)」。

この装置は、寝ている間に下あごを少し前に出すことで、舌や軟口蓋が気道を塞がないようにサポートするものです。これにより、呼吸の通り道をしっかり確保することができます。

こんな方におすすめです

・軽度〜中等度の無呼吸と診断された方
・CPAP(機械で空気を送る治療)がつらい、続けられない方
・出張や旅行の多い方(マウスピースは持ち運びが楽!)

どんな流れで治療するの?

1、呼吸器内科や耳鼻科などで検査(ポリソムノグラフィー)を受ける
2、歯科に紹介される
3、口腔内をチェックして、マウスピースを製作
4、就寝時に装着し、定期的に調整やメンテナンスを行う

医科との連携が前提にはなりますが、保険適用で治療可能なケースもあります。

歯科的に気をつけたいポイント

マウスピースはとても効果的ですが、長期間使うことで、
・顎関節への負担
・噛み合わせの変化
・違和感や口の乾き

といった問題が起こることも。しっかりとした診査と、使用後のフォローが大切です。

まとめ

閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、決して「ただのいびき」ではありません。放置すると心筋梗塞や脳卒中、糖尿病など全身の病気に関わってくる重大な疾患です。

でも、歯科的なアプローチで、症状の改善やQOLの向上が期待できるのも事実。

「最近、いびきがひどいって言われる…」「日中眠くて困ってる…」そんな方は、ぜひ一度、医科や歯科にご相談ください。

あなたの“眠り”を守ることが、健康な“未来”につながります。

 

引用参考文献:nico2025年6月

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子どもの「食べる姿勢」ここがポイント

 

子どもの食事時の姿勢は、咀嚼・嚥下機能の発達や顎の成長、歯列の健全な形成に大きく関わります。正しい姿勢を保つことで、食べこぼしや丸のみ、偏った咀嚼といった問題の予防につながります。

まず重要なのは「足が床や足台にしっかりついていること」です。足がぶらぶらしていると体幹が安定せず、姿勢が崩れやすくなり、集中して食べられません。足がつくことで骨盤が立ち、正しい座位を保ちやすくなります。

椅子とテーブルの高さにも注意が必要です。ひじが自然にテーブルにのる高さが理想で、肩が上がったり、身体を前に突き出したりしないよう調整します。背中はまっすぐにし、骨盤が後傾しないようサポートします。背もたれを活用するか、必要であればクッションを使いましょう。

また、顔とお皿の距離は約30cmが目安です。顔を近づけすぎると猫背になりやすく、逆に遠すぎると食具を使いにくくなります。頭を突き出した姿勢は、顎や頸部に余計な負担をかけるため避けましょう。

さらに、肩や首に余計な力が入っていないかも確認してください。緊張していると舌や口唇の運動がスムーズに行えず、正しい咀嚼・嚥下動作が妨げられることがあります。

子どもには「背中ピンとして!」などの抽象的な指示より、「お山の背中だね」や「おひざぺったんこにしようね」など、イメージしやすく優しい声かけが有効です。日々の積み重ねで、良い姿勢と正しい食べ方が自然と身につくようサポートしましょう。

 

【1〜2歳】姿勢の土台づくりの時期

1〜2歳は、座る・食べる・飲み込むといった動作を覚える大切な時期です。この段階では、体の安定が第一です。足がしっかり床や足台につくように調整することが最も重要です。足がぶらぶらしていると骨盤が後傾し、背中が丸まりやすく、咀嚼や嚥下に影響を及ぼします。

椅子とテーブルの高さも要チェックです。肘が自然にテーブルに乗る高さを基準に、クッションなどで調整しましょう。椅子の座面が広すぎたり滑りやすかったりすると、安定して座れないので、必要に応じて滑り止めやクッションを使うのがよいです。

この年齢では、まだ自分で姿勢を意識するのは難しいため、「おひざぺったんこにしようね」など、具体的でわかりやすい声かけが効果的です。

 

【3歳】自分で姿勢を意識し始める時期

3歳になると、運動機能や理解力が発達し、自分で食べる意欲も高まります。食具の操作も上手になり、姿勢に対しての声かけも通じやすくなります。この時期のポイントは、「正しい姿勢を習慣化すること」です。

まず、足裏がしっかり台につき、膝が90度になる姿勢を整えることで、体幹の安定と集中力の維持につながります。テーブルの高さは、肘が軽く曲がって自然に乗る位置が目安です。顔をお皿に近づけすぎないよう、顔とお皿の距離は30cm前後を保つようにします。

また、猫背や前のめりになりすぎないよう、食事中に声かけで促します。背筋が曲がってきたら、「背中、お山になってるかな?」などの優しい表現が効果的です。

この時期は、姿勢の乱れが口呼吸・歯列不正・偏咀嚼につながることがあるため、毎日の食事でしっかり観察し、気になる点があれば早めに専門家へ相談することも大切です。

 

引用参考文献:nico2025年4月

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もしもに備えて!歯のけがの対処法

◆7月号の特集では、「歯をぶつけたとき、どうすればいいか」についてまとめています。ここでは、その一部を抜粋してお届けします。

歯のけがの治療後は経過観察を欠かさずに!

ぶつけて抜けたり、位置がズレてしまった歯は、歯科で元の位置に戻してから、ワイヤーや樹脂で固定します。しかしその後、歯が安定しても、それで「おしまい」ではありません。というのも、治療した歯には下記のような変化が起こることがあるのです。こうした変化にいち早く対応できるよう、治療終了後も経過観察のために定期的に(3~4ヶ月に1回など)ご来院ください。

経過観察ではおもにここを✅チェックします

✅歯が変色していないか

✅歯がグラグラしていないか

✅生え変わった永久歯に異常はないか

✅歯の根が骨の中でなくなっていないか

 

引用参考文献:nico2024年7月

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歯が痛いと錯覚してしまう「歯科恐怖症」とは?

 

あけましておめでとうございます。院長の葉です。

 

新年を迎え、気持ちも新たに
さまざまなチャレンジを始める方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

 

そんな時こそ、「体が資本」というように、
心身の健康維持は欠かせません。
「歯が痛む」など、
お口の状態にお悩みがあれば、
早めの受診が肝心です。

しかし、このような歯の痛みは
必ずしも歯が原因で
引き起こされているわけではないのを
ご存じでしょうか?

 

今回は、歯が原因ではないのに
歯の痛みを引き起こし、治療が困難となる
「歯科恐怖症」についてご紹介します。

 

 

 

 

◆歯科恐怖症とは?

 

歯科恐怖症とは、過去の歯科治療が
トラウマ(精神的外傷)となって
心身に不調をきたす症状です。

 

 

 

その名の通り、
歯科への恐怖感が原因となって、
口腔内に異常がなくても
歯や歯ぐきに痛みを覚えることがあります。

 

さらに、
「治療前や治療中に動悸やめまいが生じる」
「大量の発汗」「過呼吸」
「吐き気」「意識の喪失」など
人によってその症状はさまざまです。

 

たとえば、
むし歯など、歯のトラブルが生じた際、
多くの方が
「歯科医院で診てもらおう」
するはずです。

 

しかし歯科恐怖症の方は、
「歯科医院を受診しよう」と考えただけで、
体がこわばったり動悸がしたり、
歯や歯ぐきの痛みを錯覚するなど、
他の問題が生じて歯科医院に
行けなくなってしまうのです。

 

「多少の不安を感じるのはわかるけれど、
受診が困難になるほどなんて…」
と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、一説によると
「日本国内の500万人前後
この歯科恐怖症によって受診を避けている」
と言われており、テレビやネットニュースで
取り上げられたこともあります。

 

歯科恐怖症に悩んでいる方や、
そうとは気づかずに過ごしている方が
それだけ多いということですね。

 

 

歯科恐怖症が悪化してしまうと、
むし歯や歯周病になっても治療を受けられず、
お口の健康を大きく損なう結果になるのは
想像に難しくありません。

 

 

では、
歯科恐怖症の予防をするには、
どのようなことに気をつければよい
のでしょうか?

 

ここからは、歯科恐怖症への
具体的な対策方法を3つご紹介します。

 

 

 

 

◆歯科恐怖症対策1:まずは相談する

 

1つ目は、
『歯科治療に不安があることを、
歯科医師に正直に話してみる方法』です。

 

治療や麻酔を受ける際、
「治療を我慢して受けるべき
「麻酔の注射は怖がらずに受けるべき
などの思い込みはありませんか?

 

 

たとえば、本当は怖いのに
「怖がらずに治療を受けるべき
自分に高いハードルを課すと、
かえって歯科恐怖症を
引き起こしやすくなる可能性もあります。

 

大人であっても歯の治療が怖いと感じたら、
自分の感情を押さえつけなくてもいいのです。

 

素直に打ち明けることで、
私たちも別の対策・方法を考えることができます。

 

歯科治療が怖くて悩んでいる方は、
お気兼ねなくご相談ください。

 

 

 

 

◆歯科恐怖症対策2:痛みを我慢しない

 

2つ目は、『痛みを我慢しすぎないこと』。

 

1つ目と一緒ですが
「大人は痛みを我慢するべきという
考え方にとらわれる必要はありません。

 

 

 

正直に話していただくことで、
患者さまと一緒に対策・対応を考えながら、
さまざまなアプローチで
治療を進めていくことができます。

 

 

 

 

◆歯科恐怖症対策3:
 リラックスできる関係性を構築する

 

3つ目は、
『自分がリラックスできて、
コミュニケーションを取りやすい
歯科医院を選ぶこと』です。

 

 

 

院内の環境や歯科医師との相性により、
「同じ治療」でも受ける印象は大きく異なります。

 

少し時間をかけてでも、
自分が穏やかな気持ちで
治療を受けられる環境を探してみましょう。

 

 

歯科恐怖症は一度かかってしまうと、
治療にある程度の時間が必要になります。

 

そのため、
歯科医師とコミュニケーションを取りながら
治療を受けられるようにするのが大切です。

 

 

 

「むし歯の治療をしたいけど、
医者が怖くて治療できていない…」
と悩んでいる方や、
この記事を読んで
「自分は歯科恐怖症かもしれない…」
と思った方は、
お気兼ねなく当院までご相談ください。

 

 

 

医療法人社団 ハートデンタルクリニック
〒885-0031
宮崎県都城市天神町19街区21号
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「歯医者さんと一緒に治す!顎関節症」

 

 顎関節症は、症状により重症度も違えば、患者さんにしてもらいたいことや歯科医院で行う治療も異なります。

「音がする」タイプ

 口を開けたときに「音がする」というのは顎関節症の典型的な症状。ですが、いちばん軽度なので、過度に心配される必要はありません。また、特に治療の必要はありません(治療の必要がないかは、歯科で診てもらうのが安心です。自己判断は危険です)。

 ただし、「痛みがある」「口が開かない」といった症状が出はじめたら重症化しています。こうした症状が出てきたら、できるだけ早く歯科を受診してください。

 重症化させないためには、生活習慣の改善を心がけましょう。長時間のスマホや TCH(歯列接触癖)など、「顎関節症に影響する習慣」はありませんか?

「痛みがある」タイプ

 「口を開けたり噛みしめると痛みがある」、または「今まで音がするだけだったのが、痛むようになった」場合は、できるだけ早く歯科を受診してください。

 歯科では、痛みの原因が顎関節の内部にあるのか、顎関節を覆う筋肉にあるのかを判断してから指導や治療を行います。

 どちらが原因にしろ、まず患者さんにしていただくことは1つ。それは、「痛みが出るような顎の動きはしない」「痛いなら口を開けない」。筋肉を傷めたら安静にしますよね。それと同じです。

 安静にしていても痛みが引かなければ、鎮痛剤を処方したり、顎の負担を減らすマウスピースを作ったりします。

「口が開かない」タイプ

 「大きく口を開けられない」、または「今まで音がするだけだったのが、口が開かなくなった」場合は、できるだけ早く歯科を受診してください。

 このタイプでは、ほぼ顎関節の内部に問題が起きています。顎関節では、上顎骨と下顎骨の間に「関節円板」という平たい組織があります。この組織がクッションのようにはたらくおかげで、私たちはスムーズに顎の開閉ができます。しかしこれが何かの拍子にズレて顎の動きを阻害するようになると、口が開かなくなります。

 歯科では、ズレた関節円板による動きの阻害を解消する治療(マニピュレーション) を行います。マニピュレーションが難しかったり、その後も開けにくさが残ったりする場合は、開口訓練を行います。

 顎関節症は患者さん自身が治していく側面もあるとはいえ、歯医者さんと相談して治療を進めていくのが安心ですよ。

 

引用参考文献:nico2023年10月

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早めが肝心!事故などで抜けた歯を戻すための注意点

 

こんにちは。院長の葉です。

海や山にプールなど、
お出かけする機会が増える楽しい季節ですが、
そうした場所では
思わぬ事故や怪我に
遭遇してしまうこともあります。

 

いざというときに、
慌てず迅速に対応することが
皆さんの健康を守ることに繋がりますので、
しっかりと準備を行い、
楽しい夏を過ごしましょう!

 

そこで今回は、
「もし事故や怪我で歯が抜けてしまったら
どのようにすれば歯の生存率を上げられるか」
ご紹介したいと思います。

 

 

 

 

◆抜けた歯を守るカギは
『歯根膜(しこんまく)』

 

事故や怪我などで抜けた歯
元に戻せるかどうかは、
「歯根膜を守れるかどうか」
大きく左右されます。

 

そもそも歯根膜とは、歯の根っこを覆う
0.3mmほどのとても薄い膜のことです。

 

歯を支える『歯槽骨(しそうこつ)』と、
歯の根を結びつけているほか、
食べものを噛んだり、
歯に強い力が加わったりしたときに
その衝撃を吸収する
クッションの役割も果たしています。

 

 

 

もし、事故や怪我などで
不意に歯が抜けたとしても、
この『歯根膜』が無事なら、
元の位置に戻せる可能性が高くなります。

 

 

しかし、
歯根膜は非常にデリケートなため、
扱い方を間違えると
あっという間に失われてしまうのです。

 

 

 

 

◆歯根膜が危ない!NG行動

 

歯が抜けたときに
絶対にやってはいけないこと、それは

・歯の根を持つ
・汚れを取ろうとする

この2つです。

 

 

まず、抜けた歯を持つときは必ず
歯の頭(歯冠部分)を持つようにしましょう。

 

歯の根には歯根膜がついており、
そこを素手で触ってしまうと、
歯根膜が傷ついてしまう可能性があります。

 

また、抜けた歯を
地面などに落としてしまった場合には、
汚れを取りたくなるかもしれませんが、
その際には細心の注意が必要です。

 

ゴシゴシとこすったり、
石鹸や消毒液で念入りに洗ったりすると、
歯根膜まで取れてしまいます。

 

 

抜けた歯を洗うときには、
・歯の頭を持つ
・流水で10~20秒以内にサッと洗い流す

この2つのポイントを必ず守りましょう!

 

 

 

 

 

◆「早めの受診」は絶対条件!

 

歯根膜は乾燥に弱く、
たったの20分弱で
歯根膜の生存率は大きく低下する
といわれています。

 

そのため、抜けた歯を元に戻すには
1秒でも早い受診が必要不可欠なのです。

 

 

しかし、状況によっては
そんなすぐに歯医者へ行けない…
という方もいらっしゃるかと思います。

 

そのような場合におすすめなのが、
『牛乳』や『生理食塩水』に浸けておくことです。

 

 

一番おすすめなのは、
『専用の保存液』に浸けておくことですが、
近くのお店では手に入らない場合もあります。

 

その点、牛乳や生理食塩水は
ご家庭でも用意しやすいため、
保存液が手に入らないときには
この2つで代用しましょう。

 

専用の保存液であれば約24時間、
牛乳なら約6時間、
生理食塩水1時間程度まで
歯根膜の生存率を延ばせる可能性があります。

 

 

 

 

 

歯根膜がきれいな状態で、
なおかつ早めに受診できれば、
歯を元に戻せる確率は
それだけ高くなります。

 

歯が抜けてしまった際には、
適切な方法で歯を保存して、
可能な限り早く
歯科を受診することを心がけましょう!

 

 

 

医療法人社団 ハートデンタルクリニック
〒885-0031
宮崎県都城市天神町19街区21号
TEL:0986-58-7700
URL:https://heartdental.net/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/yw2nLxy4g5DYhZus7

歯医者さんで目指せ!におわないお口

口臭の大部分(80%以上)は、お口の中の気体に由来します。その主要な原因物質は「揮発性硫黄化合物」である硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドです。なかでも硫化水素とメチルメルカプタンが約 90%を占めるといわれます。

においのもとはどこにある?

 溜まったプラーク:プラークはお口に長くあるほど硬くなっていき、歯ブラシで落ちにくくなります。長く残って熱成したプラークは、においのもととなります。


 穴の開いたむし歯:むし歯になって穴の開いたところは、食べかすやプラークが溜まりゃすい場所です。そのままにしていると、むし歯が進行しやすいだけでなく、においのもとにもなります。


 歯周病:歯周病菌の中でも病原性の強いPg菌が出す口臭物質が、メチルメルカプタンです。歯周病になっている認識がないために、気づかぬうちに不快な口臭が発生していることも多いです。いわば歯周ポケットの中にガス工場があるようなものです。また、深い歯周ポケットの中には、どうやっても歯ブラシは届きません。プラークや歯石がだんだんと蓄積されていき、強いにおいを発します。


 舌苔:舌には細かな突起(舌乳頭)が無数にあり、そのすき間にはがれ落ちたお口の粘膜や唾液の成分、食べかすなどが堆積します。これが舌苔で、だれしもうっすらとあるものですが、厚く堆積すると細菌の温床となり、不快な口臭を生じます。


 汚れた入れ歯:入れ歯にもプラークや歯石は付きます。ですから、しっかりみがけていない入れ歯もにおいを生じます。


 つけっぱなしの仮歯:仮歯は本来、本番の彼せ物ができあがるまで、仮の歯として使っていただくものです。しかし、仮歯を入れたら噛めるようになったからと、そのままつけっぱなしの方がときどきいます。
長くお口にあるうちに、仮歯の表面のプラスチックが傷ついたり、夜せた歯との間にすき間が空いたりすると、においのもとであるプラークが溜まってしまいます。

こうした歯科的なにおいのもとを治療してもらったり、清掃のしかたを教えてもらうことで、口臭が改善されるケースは珍しくありません。口臭対策は1人で悩むより、歯科医院でお口を診てもらうのが近道ですよ!
 なお、糖尿病や内臓疾患など、全身の病気が口臭のもとになっていることあります。まずは歯科医院でお口由来の要因を取り除いてもらい、もし身体の病気が原因と疑われるなら、内科を受診しましょう。

 

引用参考文献:nico2023年7月

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