この前の土曜日の午後3時から歯科医師会館で、“口腔ケア”の講習会がありましたので、診療を早めに終えてうちの衛生士さん2人とともに受講してきました。
以前も少し書きましたが、当医院の患者さまの層としては、まず圧倒的にお子様が多いのと自分と同世代の方が多く、はっきり言って50代以降の方方が少しずつ増えてきましたが少ない状況です。
ただ、今からの高齢化社会もふまえると無視できないのが、この口腔ケアの分野だと思います。
この前のブログにも書きましたが、この歯科医師会の公衆衛生部の事業で梅北の公民館にて健康な65歳以上の方方へ“いきいきはつらつ事業”でお話などさせていただく機会があり、大変自分自身の勉強になりました。
実際の現場で働いている衛生士さんなどの考えと自分の考えとの開きを今日の講演で実感しました。
たとえば“口腔ケア”という言葉1つとっても、歯科医師であるにも関わらず“体の不自由な方方の食後のお口の中の清掃”というくらいにしか考えていなかった自分が恥ずかしくなりました。
実際は口腔ケアを通しての“口腔リハビリテーション”という位置付けで、急性期、回復期、維持期それぞれで対応は違うし、また何よりもご家族を含めたすべての関わる人が同じ認識で行うことによって(チームアプローチ)、病棟から在宅に移り、さらに寝たきり予防、生活機能の向上などを目標に行うという。。。
本当にこれからの分野というか、歯科が積極的に関わっていく必要のある分野だと実感しました。
もちろん、小児歯科などもですが、これからはもっと視野を広げた観点で一口腔単位、全身疾患を含めた治療計画を立てて皆様のお役に立てるように頑張ります!!