むし歯と宇宙

むし歯があると宇宙に行けない!!!


これはうそのような本当の話です。
 
というのも宇宙服の中は気圧(気体の物を押す力)が低くなっています。

治療した歯が再びむし歯になって詰め物と歯にすき間ができると気圧の差で内圧があがったりすると歯が急性化して痛んだりすることがあるからです。

治療したくても宇宙に歯医者さんはいないし、歯の痛みで大事な作業が進まなくなってしまったら大変だからです。

なので、宇宙飛行士になるにはきちんと検診を受けてむし歯を」作らない、直しておくのが鉄則になります^^

宇宙空間の無重力状態では、だ液がお口の中でうまく流れないため、実験では地上と比べると約40~50倍以上もむし歯菌が増えた、というデータがあります。

さらに宇宙では、歯が磨けても無重力のせいで水で口をゆすぐことができません!

水を吐き出すとお口の周りにくっついて息ができなくなったり、ふわふわ飛んだ水が精密な機械に入り壊れたりする危険もあるのです。

そのため歯磨きが終わったら、そのまま飲み込んだり、口にタオルを入れて吸い取ったりしなければならないそうで、地球では当たり前のことも宇宙では大変そうですね。。。

ちなみに宇宙飛行士を選ぶ基準にも

               『 食べ物を十分に噛める歯 』

               『 はっきり発音できること 』 

というのがあり、宇宙飛行士も歯が命! ^^