最近人気の 「 アヒル口 」
少し突き出した上唇、キュッと上がった口角、うっすらと歯がのぞく半開きの口元。
そのため、一般の女性の若い世代にも、いつも口が半開きの人が増えていると言われています。
気になるのは、笑っていない時も口が少し開いていること。これは最近の子供たちにも多く見られます。
この原因の1つと考えられているのが、若者に多い食習慣。
つまり、
「 やわらかい食べ物を好むために咀嚼力が鍛えられず、閉じた唇をキープする口輪筋(唇のまわりの筋肉)が弱まっているのでは? 」
ということ。
笑ったときにパッと白い歯が見えるのは理想の美人像ですが、 「 いつも口が開いている状態 」 はまったく望ましいことではありません。
開いた口は口呼吸になりやすく、口の中が乾いて細菌が増えやすくなります。
むし歯や歯周病をはじめ、全身に関わる病気のウイルスにも感染しやすくなるのです。
特に女性に切実なのは、
口元の筋肉が弱まることで、すぐに顔全体の表情筋もたるんできて頬や目の周りの筋肉も下へ引っ張られ、ほうれい線や二重アゴの原因にもなってしまうこと!
逆に言えば、
噛む力をつければ口輪筋、表情筋が引き締まり、たるみやシワを防ぐことにもつながります。
また若者にも多い不明瞭な発音や、語尾がだらしない話し方も、おそらく口元の筋力低下と関係があると思われます。
きちんとしたコミュニケーションも美しさの条件なので、あらゆる面で口元の筋力は重要です。
唇を閉じるか、開くか。
ささいなことに思えますが、長年続けていれば、健康にも美しさにも大きな差が出てきまので、普段からしっかり唇を閉じる習慣をつけるように気を付けること!です。
お肌のことはエステに、髪のことは美容院に相談するように、日常的にお口の状態をチェックするために歯科医院を活用してください^^
健康なお口を守ることは、美しさや若々しさをめざす近道なので、かかりつけの歯科医院の存在は、自分の美人力をみがくための強力なプレーンともいえると思います。。。
( 今回の記事は
『 日本歯科医師会発行の デンタルマガジン 朝昼晩 No.27 』
を参考に記載しています。 )