3月号の特集では、「歯周病の治療の流れ」を、ステップごとにまとめています。くわえて、歯周病はなぜ傷みなく進行するのか。意外と知られていない、その仕組みも解説しています。
手足を何かに強くぶつけて腫れると、ズキズキと痛みます。その仕組みは、次のようになっています。
①心臓から血液が送り込まれたとき、ぶつけたところに白血球などを含む体液が急激に分泌される。
②その液体が、水圧のように内部の圧力を高める。
③それにより神経が圧迫刺激され、ズキッと痛む。しかし歯周病になっている歯茎の場合、歯周ポケットの傷口(潰瘍面)から、血液とともに体液が出ていきます(①)。そのため内圧あ高まらず神経を圧迫しないので(②)、痛くないのです(③)。
引用参考文献:nico2024年3月