治療前

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治療後

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ご相談内容 「前歯が噛み合わず、食べ物を噛み切ることができない。歯並びも気になるので、一番良い方法で治したい」とご相談いただきました。
カウンセリング
診断結果
拝見したところ、上の前歯は左右対称にねじれて生える「翼状捻転(よくじょうねんてん)」が認められました。翼状捻転は、歯が正常な位置からずれたりねじれたりしてガタガタに生える「叢生(そうせい)」の一種とされており、歯が生えるスペースの不足や、爪を噛んだり舌で前歯を押したりする癖などが原因と考えられています。

さらに、上下の前歯が噛み合わずに隙間ができる「前歯部開咬(ぜんしぶかいこう)」も見られました。開咬も、舌で前歯を押す癖などが影響していることがあります。

前歯に隙間があると、見た目の問題だけでなく食事や発音にも影響が出るおそれがあるため、歯並びと噛み合わせを整える矯正治療が必要だと診断しました。
行ったご提案
治療内容
保護者様から「今の歯並びや噛み合わせを最適な方法で治したい」と希望があったため、上顎の幅を拡げる「側方拡大床装置」を使用したのち、歯の表面に取り付けた器具にワイヤーを通して歯を動かす「ワイヤー矯正」を行う方法を提案し、了承いただきました。

最初の3~4ヶ月ほどは、側方拡大床装置を使用して歯が生えるスペースを作ります。また、装置には前歯の表面を囲むようにアーチ状のワイヤーを取り付け、少しでも翼状捻転が改善するよう努めました。

次に、幅を広げた歯並びを維持するため、一時的に「保定装置(リテーナー)」を装着していただき、リテーナーは、上顎をプラスチックで覆う「床タイプ」を使用しました。
患者様は、舌で前歯を押す癖によって開咬になったと考えられるため、正しい舌の動きを習慣化して機能させる訓練「MFT(口腔筋機能療法)」を行います。リテーナーの使用と並行してMFTを実施したことで、開咬がかなり改善されました。

約1年半後、すべての歯が永久歯に生えかわったのを確認して、ワイヤー矯正を行います。
歯の表面に金属製の装置「メタルブラケット」と「メタルワイヤー」を装着し、約1年かけて歯の位置やねじれ、高さを整えました。治療当時(約15年前)は、マウスピースでの矯正方法がまだ確立されておらず、白いブラケットの選択肢もなかったため、メタルブラケットとメタルワイヤーの組み合わせを選びました。

歯並びが整ったあとは、約2年間マウスピースタイプのリテーナーを使用していただき、治療を終了しています。
治療期間の目安 矯正期間 約3年
治療費総額の目安 約440,000円
この治療のリスクについて ・治療中、発音しにくい場合があります
・治療中、舌が動かしにくいことがあります
・治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
・歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
・冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります
・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります
クリニックより 歯並びや見た目、歯の色などが気になる方には、まず歯型や口腔内写真による「無料相談」でおおよその治療計画概要(治療方法、治療期間、治療費用)をご説明いたします。
さらにご興味のある方には「矯正資料採得」を行い、より詳しい矯正治療計画書をお渡しして「矯正カウンセリング」を行っていきます。
ご同意いただいた場合には「矯正治療計画書」と「矯正治療契約書」を当院と患者様の双方で共有し、納得いただいた上で矯正治療を開始します。

また、矯正や審美治療以外でも不安なことなどございましたら、LINEやGoogleビジネスプロフィールのメッセージからもご相談可能で、24時間以内に院長自身が迅速に回答いたしますので、安心してご相談ください。

治療前

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治療中

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側方拡大床装置に、前歯の表面を囲むワイヤーを取り付けました

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側方拡大床装置であごの幅を拡げました

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床タイプのリテーナーを使用しました

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治療後

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