正面から見るとあまり分からないような気もしますが、患者さまご本人は、歯の重なりがとても気になり、しかも できるだけ目立たない矯正 をしたいとのこと。
これくらいの重なり具合の場合は、アライナー(マウスピース)矯正 の適応症になります。
通常の ワイヤー矯正 の場合は、どちらかというと歯全体(根の角度なども)を3次元的に移動させます。
それに対して アライナー矯正 は歯の傾斜での改善が主な役割なので、移動自体の量にも限界がありますし、移動時間自体もかかります。
なので、適応症としてはある程度限られ、この当時はどのような症例でも出来るというわけではありませんでした。。。
しかし、最近当歯科医院でしている システムだとほとんどの症例で使用できる場合が多いです。
ただ2週間に一回ずつアライナー交換するので、平均的な1年半~2年程度の治療期間で、上下で約60~80個くらいの アライナー(マウスピース) 製作するために治療期間や治療費用に関しては、ワイヤー矯正 の約1.2~1.5倍程度必要になります。