最近、むし歯予防ってよく耳にしますが、実際取り組んでいる歯科医院はあまりないのでは?って感じます。
今から20年以上前の話ですが、自分が鹿児島で小学生だったころ、自分の通っていた学校が、全国保健優良校だったこともあり、週1回フッ素洗口をしていました。
そのかいもあって、今もなんと むし歯ゼロ なんです。
このころのデータで、確かにフッ素洗口をしていた学校の生徒たちはむし歯罹患率が異常に低かったというのが実証されています。
自分はこういう風に実感しているだけに、フッ素以外にもキシリトールやリカルデントなどの歯質強化の予防に関することなどに大変興味を持って知りたいと思いました。
皆さんもキシリトールやリカルデントなどは、聞いたことはあるけれど、あまりよく分からないという方は多いと思います。
これらは、自分の所属している、日本ヘルスケア研究会や日本フィンランドむし歯予防研究会、またオーラルケアのホームページなどに詳しく書いてありますので、そちらも参考になさってみてください。
今回は、フッ素について少しお話したいと思います。
①フッ素配合スプレー・・・ぶくぶくうがいできないお子さんでも利用できます。フッ素濃度100ppmくらいです。ご家庭でできます。
②フッ素洗口剤・・・4歳くらいから中学生くらいまで続けると、もっとも効果あるといわれています。フッ素濃度11%くらいで、未就学児用と就学児用と2種類あります。ご家庭でできます。
③フッ素塗布・・・各歯科医院で3ヶ月から半年に1回塗布します。フッ素濃度は2%くらいです。やはり、乳児くらいから、1歳半検診などで希望される方がいらっしゃいますが、ぶくぶくうがいができないと、歯科医院でも無理があります。
その場合は、ご家庭でのフッ素配合スプレーなどをお勧めいたします。
※フッ素配合の歯磨剤などは、だいたいフッ素濃度は900ppmくらいです。歯科医院で販売しているものなどは、市販のものより割高感がありますが、実際はフッ素濃度などの違いや、キシリトールガムなどでも、キシリトールの割合が2倍だったりと歯科医院専売のために成分が違うので、効果はあると思います。
また、現在の予防製品などのフッ素の量では、安全性は確実に確立されていますので、まったく問題はないと考えていいと思います。
これらの製品も含めて、当医院では、カンファレンスコーナーの一部に、他の医院では、あまり見ることないような製品も含めて、ところ狭しと展示していますので、ちょっと気になる方は覗いてみてください。
フッ素製品以外にも、キシリトールやリカルデントのガムや、以外なところでは、歯医者さんの作ったチョコレート(キシリトール100%)などのおやつも置いています。
他にも、指しゃぶり防止製品(4歳以上向き)や乳幼児への親が親指に付けて磨くブラシなどもあります。
これらをうまく組み合わせて利用すれば、永久歯でのむし歯ゼロも夢ではありません。
親からの最高のプレゼントとして、お子様へ一生大切な永久歯列を贈りませんか?
乳歯でむし歯がたくさんあるのは、なりやすいからかもしれません。その原因を知るのも大切なので、その検査も行っています。ただ、乳歯は生え変わります!
今からでも大丈夫です。当医院では、できるだけ抜かない矯正治療も行っています。
当医院へ子育てのうちのお口部分をまかせてみませんか?
ぜひお手伝いをしたいと考えています。
ご質問などございましたら、お気軽にどうぞ!^^