今回は久しぶりに歯のことについて書きます。
矯正治療っていうとなにか分かりずらそうって感じがあると思います。
実際、費用がいくらかかるのかが1番知りたいところで、他には期間や装置の種類などなど。。。
これは保険診療ではなく、(実際に機能障害があるような顎変形症で、外科なども必要になる時は保険適応になる場合がありますがごく少数です。)自費診療なので、歯科医院によって方法や費用はものすごく差があります。
この分かりずらいのを何とかしたいと考えていて、うちの歯科医院では、まず、小児と成人の矯正に分けて、時期や期間、方法についても、ある程度は無料矯正相談でメドを立てます。
この際に正確には、模型だけ500円の負担金をいただきます。
この時点である程度のメドは立てられるのですが、あとは乳歯と永久歯の混合歯列期だと、永久歯のもと(歯胚)があるかどうかだけでも、大きく治療方針が変わってくるので、より正確な治療期間、費用、方法の治療計画を立てようとすると資料(口腔内写真、顔貌写真、パノラマレントゲン、模型)などが必要になります。
うちではココから8,000円の資料採得代金がかかり、これらの資料をもとにしたカウンセリング料金として次回に15,000円が必要になります。
(成人の方のマウスピース矯正・・・ストレートラインではより詳しい資料を採得し、関東まで資料分析のために送付するので資料採得代が15,000円になります)
(この資料採得代金やカウンセリング料金も3~5万円くらいの負担金のところもあります。)
ここまでお話を聞いてから、実際に矯正の治療するかどうかは決定していただいています。
また、お子様の場合などはある程度の目立つ最小限の部位のみを治療して、あとは本人が成人になり就職活動などで気になる場合は、経済的に自分でそこで矯正をさらにするかどうか決めればいいのでは?ってすすめています。
矯正の専門の先生方は模型のような噛み合わせを追求して親知らずの抜歯や必ず上下でのワイヤー治療を行う方が多いです。
確かに上下でワイヤーを付けた方がいい患者様が多いですが、上だけつけたらこうなります、下だけならこうなります、とその後の予想される問題点を指摘した上であとは患者さまやその保護者の方が決定すればいい、というのが自分の方針です。
もちろん抜歯していい歯はないので、小児ではできるだけ抜かない矯正治療を行っています。
この方法は(仕上げにワイヤーを使う場合はありますが)床装置というネジをまわすスクリューが埋め込まれた取り外しできる装置を使います。
食事と歯磨き以外はずっと付けていて、自分でネジを回して、自覚を持たせた上で歯が並ぶスペースを作るために拡大していくという装置です。
子供は以外と装置に慣れるのも早く、見た目もあまり目立たないので、好まれる場合も多いです。
またワイヤーを付ける際にも、子供だけでなく、金属の色が嫌という方もいらっしゃいますので、メタル、プラスティック、セラミックの3種類のブラケットを用意しています。
(メタルと比較すると、材料代の分が少し変わります。)
あと成人の方でワイヤーが嫌という方のためにマウスピースによる矯正も行っています。
ただそれぞれに適応症がありますので、まずはご相談下さい。
ところで、今までは花壇の水やりの時にいつもカマキリやバッタが白い塀をよじ登って一緒に遊んでいたのですが、最近はこれにトンボが加わるようになってきて季節が少し変わってきたなあと実感しています。