歯が無くなってきたら。。。

昨日の日曜日は宮崎のJAアズムホールで、“ いつまでもおいしく食べていただくために ” という日本歯科医師会の生涯セミナーがあったので行って来ました。

最近は、歯を抜いたらインプラント、インプラントとよく聞きますね。

でも、基本はやっぱり保険内の治療でもある義歯(入れ歯)でしっかり噛めるようにすることだと思います。

あくまでもインプラントも人工物です。まずは保険の範囲内の処置で義歯(入れ歯)などを作って、それでもどうしても違和感が強くはめられない方などはインプラントも考慮されるといいと思います。

以前は親知らずは矯正科などでも、すべて抜歯しましょう、みたいな感じでしたが、自分の考えではまだむし歯にもなっていない骨の中にある親知らずに関しては、将来的に他の歯がダメになった場合に、自分の親知らずなどをそこの部位へ再植したりして利用した方がいいのでは?って思います。

もちろんインプラントの勉強もしていますが、今でも入れ歯を使用されていらっしゃる方が圧倒的に多いです。

それならば、その入れ歯で長期的に安定して噛めるようにしてあげることがまずは大事なので、このセミナーは大変よかったです。

今の患者様の現状から、将来的にどういうなくなり方をしていくと予後が悪くなってしまうのか?を常に考えながらそうならないように全体のかみ合わせのバランスを整えるということでした。

本当に基本のことなのですが、まずは患者様ありき、ということです。

ドクターなら、まずは最新の治療・最高(最良)の治療をしたい、してあげたいと思うのは当然です。

しかし、自分たちは患者様と向き合って治療方法などは決定するべきで押し付けであってはいけないと思います。

そのためには患者様がいろいろ選択できるように、たくさんの治療方法をまずは提示することだと思います。その提示するためには一生学ぶことが必要だと感じています。
また、そういう治療をやっていきたいです。

そのために予診表もオリジナルで作成して、患者様が来院できる曜日や時間帯・治療時間の範囲・回数なども含めて出来るだけオーダーメードの治療できるように工夫しています。(日々、ミーティングなどで進化していきます)

自分はいろいろな考えをスタッフの方々へも伝えています。

なのでスタッフが、なんでここでこの治療?って思われることがないような治療を心掛けています。スタッフの知り合いの方々がたくさん紹介で来院されるような医院作りを目指しています。^^

スタッフが自信を持ってここなら大丈夫っていえる医院にしていきます。

そのために、スタッフからも常にプレッシャーを掛けてもらう様にお話してあります。

こういう医院ってどうですか?

あと、患者様へも分からない事は気軽にご質問下さいってお話してあるので、マニアックな質問も実際多いです。

とてもありがたいことです。自分も学ぶ機会が増えるのでいい緊張感をもって日々の診療に取り組んでいます。

いつか、このブログでの考えに賛同してくださり、来院される方がいらっしゃればうれしいです。