一般的に矯正治療っていうとワイヤーを使っての矯正を思い浮かべると思います。
当医院では、永久歯がすべて生えそろう15歳くらいまでは、
“ 床装置(しょうそうち) ”
と呼ばれる中にネジが埋め込まれている取り外し可能な装置で、永久歯が生えるスペースを作るために顎を広げたり、6歳臼歯を奥へ動かしたりする場合もあります。
また、成人の女性の方などで、多少治療期間や治療費用はかかってででも(もちろん症例によって変わりますが。。。)、ワイヤーが見えるのは絶対イヤ!!という場合などは
“ 取り外し可能な透明のマウスピース ”
( ※ 画像1参照 )
を使用して矯正したりする場合もあります。このマウスピース矯正は、当医院では
「 ストレートライン 」矯正
というシステムを行っていますが、同じようなマウスピースを使用したもので
「 インビザライン 」、「 クリアライナー 」、「 アクアシステム 」などもあります。
さて、本題のワイヤー矯正ですが、これはワイヤーが直接歯にくっ付いているわけではなく、ワイヤーを通すために
“ ブラケット ”
というものを歯に歯科専用の接着剤で歯に付けてワイヤーを通してから、モジュールというゴムなどで固定していきます。
このブラケットは大きく分けて3つあり、当医院では
・メタルブラケット(金属の銀色)
・プラスティックブラケット(半透明色)
・セラミックブラケット(歯と同じような白色)
があります。患者さまの要望により選択していただきますが、
通常であれば、メタルブラケットを選択します。
プラスティックやセラミックは噛み合わせによっては脱落せずに欠けやすいなどの欠点もありますが、審美的にはまったく違いますので成人の方などはこちらを選択される場合が多いです。
( ※ 画像2参照 )
また、一方のワイヤーですが、最近までは形状記憶のニッケル・チタンのものやコバルト・クロムなどの金属のワイヤーだけだったのです。
ココ何年かで、白いワイヤーも登場したのですが、ワイヤー全面にコーティングしてあるものばかりだったので、その分抵抗が大きくなり、治療期間が長くなったり、コーティングがはがれたりして治療期間全般を通しての使用には、あまり向いているとはいえませんでした。
たとえば、結婚式前や大事な用事がある場合などの、本来の歯を動かすというよりは、今まで動かしたことが無駄にならないようにという一時的な使用に限定という感じでした。
ただ、最近アメリカの矯正材料メーカーのTPから発売された
“ エステティックワイヤー ”
というものは見える面の前面にのみコーティングされているため、治療期間などでも本来のワイヤーと同じで、治療全般に使用できるとのことで、当医院でも取り扱いを始めました。
これからは、
ワイヤー矯正でも審美的に!!
( ※ 画像3参照・・・セラミックブラケットとエステティックワイヤーの組み合わせです。)
目立たなく治療できるようになりましたので、分からないことなどはお電話でも、メールででもご質問下さい。^^
これからも、いいと思ったものは可能な限り、導入していきたいと考えていますので、ご意見などございましたらよろしくお願いいたします。“