最近、よく聞かれるようになった
“ ドライマウス ” “ ドライアイ ”
これは、複合的ないろいろな要因
(老化・ストレス・薬剤の副作用・シェーグレン症候群、筋力低下など)
から引き起こされるケースが多いです。
ここ数年は、中高年の女性を中心に患者さまの数が急増しています。
なかでもある調査によると、半数近くの方が症状を自覚していて、QOL(生活の質)の著しい低下だけではなく、放置しておくとさまざまな感染症の引き金にもなるといわれています。
この中でも多いのが、いわゆる
「 ストレス性ドライマウス 」
で、緊張したり強いストレスを受けるなどして交感神経優位になると、だ液の分泌が抑制され、お口の乾燥やねばつきが起こるといわれています。
そのためドライマウスを気にするあまり、それがストレスとなり、さらに症状が悪化する場合も多くみられます。
これまでは、こういった『 ストレス性ドライマウス 』には主に投薬による対処法が多かったのですが、最近は認知行動療法の概念をとりいれて ストレスコントロール によって改善することが、手段として注目されてきています。