この前からの続きで。。。
健康な人が1日に出す唾液量は1.5L。
以前は
年齢とともに唾液量は減る
と思われてきましたが、実は唾液の分泌量は加齢によって低下しないことが分かってきました。
“ ドライマウス ”
になる原因の約9割は、生活習慣や薬の副作用によるもので、唾液の分泌を妨げる唾液腺疾患(シェ-グレン症候群)は全体の1割程度とのことでした。
つまり、唾液をよく出す週間を意識すれば、唾液量を増やすことは可能で、一番は
“ 咀嚼(そしゃく) ”
です。
実は年齢よりも、よく噛まない食習慣の方が問題なのです。
また、しゃべることも舌の動きをなめらかにする唾液の分泌を促し、飲み込み能力を鍛えてくれます。
さらにストレスの多い緊張状態が続くと唾液が出にくくなるため、食事時間をはじめ1日の中で上手にリラックスタイムをもつことも大切です。
もうひとつ、生活習慣病の薬や安定剤などには、唾液の分泌を抑える働きがあるので、唾液の効能を十分得るためには、薬に頼り過ぎない健康管理も目指す必要があります。
心身の内側から健康と美しさを保つため、日頃から唾液を出す生活習慣を心がけてみてください!^^
(前回と今回の内容は、『 日歯広報 朝昼晩 №29 』 の中の記事を参考に記載しています)