「 むし歯は我慢していたら痛みがなくなった! 」
ごくたまにこういう話を聞きますが、いったいどういうこと???
結論から言うと
『 むし歯は決して自然には治癒しない 』
ということ!!!
では、なぜ痛みが引いてしまうことがあるのでしょうか?
「 歯の神経 」
って聞いたことがあると思いますが、この神経は、 「 エナメル質 」 や 「 象牙質 」 という
「 感覚のない 」
資質で覆われています。
つまり、むし歯で歯が激しく痛むというのは、むし歯がこうした歯質を溶かし神経まで到達しているということなのです。
では、これを放っておくとどうなるのでしょうか?
神経がむし歯菌に侵されると、はじめは激しい痛みを感じますが、それでも放置するとやがて神経が死んでしまい痛みをかんじなくなってしまうのです。
しかし、これはもちろん決して
むし歯が治った
わけではなありません!
神経が死んでしまって痛みを感じなくなっただけで、むし歯菌が歯を溶かし続けていることに変わりはないのです。
神経が死ぬときには、その周囲に栄養や血液も到達しなくなるのですが、死んだ臓器としてそのままそこにとどまっていられるのは、すべての中で 「 歯 」 だけなのです。
つまり、放置し続けるとやがて
歯がボロボロになって根だけになり使い物にならなくなってしまいます!
むし歯になったら放置しない!!!
ちょっとでも
「 しみるかな? 」
と思ったら、歯を守るためにも早めの歯科医院受診をおすすめいたします。 ^^