みなさんよく耳にする矯正相談ってどういうものか分かりにくいですよね???
これは医院によっていろいろな考えがあるため、事前に確認しておいた方がよさそうです。。。
当医院では、無料矯正相談として必要最小限の歯型の模型を採って(500円)、それをもとに
治療計画概要(大まかな治療方法、治療期間、治療費用)
を1週間後くらいに説明するという方法で行っています。
たまにTELやメールで、
『 この治療方法で矯正できますか? 』
『 矯正期間はどれくらいですか? 』
『 矯正費用はいくらですか? 』
などのご質問があるのですが、
やはり一回も診ていないお口の中のことを言われても無理!!!
なのです。
それをお伝えすると
「 だいたいでいいので。。。 」
と言われる方も多いですが、実際資料(レントゲンや顔貌・口腔内写真など)を採ってきっちりした治療計画をお話する時にあまりにかけ離れているのも嫌でしょうし。。。
【 無料相談後にもっと詳しくお聞きしたい場合には、日を改めて1時間程度お時間いただき、資料採得で 8400円 と、それから1~2週間後に1時間くらいお時間いただきカウンセリングで 15750円 費用がかかります 】
治療費用も、どういう難易度でも一律費用にしている医院もあれば、当医院のように難易度で変わってくる医院もあるのです。
なので、矯正治療をお考えになる場合には、
各医院が無料でできる範囲はどこまでなのか?
を理解した上で、当医院で矯正相談された方にもより多くの歯科医院での治療計画をお聞きして参考にし、その中で最良と思われる歯科医院を選択するようにおすすめしています。
実際、まず一番大きいのは
抜歯するのか? 抜歯なしでするのか?
は最低考慮された方がいいと思います。
当医院で今は治療されている方で、
「 他医院で上2本のみ抜歯されたけど、やっぱり下も抜歯しないとダメでしょうか? 」
というご相談でこちらに転院してきた方もいらっしゃいます。
永久歯を抜く
ことは不可逆(後戻りできない)処置になるので、よく考えないといけません。
すべて永久歯に生えかわる前ならば、抜歯せずにできる場合も数多くありますので、少しでも気になる場合は矯正治療する・しないにかかわらず早めの相談をおすすめいたします^^

ゴシゴシみがきすぎないで!
「歯を白くきれいにしたいから」と歯ブラシでゴシゴシこすってはいませんか?こすって取れるのは表面のステインだけ。歯そのものの色は変わりません。過剰なブラッシングでエナメル質が薄くなると内側にある象牙質の色が透けやすく、むしろ黄色く見えてしまうことも!歯の色も健康も、ともに大切にしたいあなたに歯質強化に役立つことでも近ごろ話題の歯科のホワイトニングをおすすめします!
なぜ歯科のホワイトニング?
ホワイトニング剤の入った外国製の製品がインターネットでもよく販売されていますね。でも、日本製のものは見当たらないでしょう?じつは市販品へのホワイトニング剤の配合は、日本の薬事法では認められていないのです。そのため歯科医師の処方でのみホワイトニング剤が使用されています。日本と海外とでは、だいぶ事情が違うのです。
海外、とくに米国でのホワイトニングが広まったのは、歯科医師で定期的にメインテナンスを受け、むし歯や歯周病を予防する習慣が一般化したことにはじまります。白い歯を望む患者さんのメインテナンスにホワイトニングが組み込まれ、そのことで一気に普及しました。そんなわけで海外のホワイトニンググッズは、多くの場合、プロの管理を受けたお口に使われているのでしょう。
一方日本では残念なことに、定期的なメインテナンスの習慣がまだまだ一般化していません。お口のなかのむし歯や歯周病に気づかず過ごしておられるかたも実際には相当数おられると思います。
じつはそうしたお口にホワイトニングすると、思わぬ健康被害を引き起こすことがあります。むし歯と知らずに薬剤を塗ったことで歯髄炎で激しく痛んだり、歯周病のお口に薬剤を使ったところ思うような効果が上がらず、薬剤の過度の使用で粘膜を傷めてしまうケースもあります。
キレイ&健康、両方手に入れよう!
歯を白くきれいにすることで、お口の健康に関心を持っていただき、ホワイトニング剤のもつ薬効を存分に予防にも活用して、その場限りの白さではなく、本当の健康を手に入れていただくのが、歯科のホワイトニングです。白い歯はもちろん、それと同時に、治療を繰り返さない健康なお口を手に入れませんか?歯科医院ならではのホワイトニングが、みなさんをお待ちしております。
引用参考文献:nico 2013年8月号
歯周病に不安のある方は年齢にかかわらず増えてきています。
歯周病は現在20歳以上の約80%以上の方が重度の差はあれ罹患している、
慢性的な生活習慣病の1つ
と言われています。
危険1. 骨が溶けて歯が抜ける!!
~ 細菌が歯を支えている骨を溶かします ~
・ 歯周病もむし歯と同じように細菌(歯周病菌)による感染が原因なので、「歯周ポケット」をつくりながら歯ぐきの奥に侵入していき、やがて歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かし始めます。
支えを失った歯は徐々にぐらつき、最後には抜けてしまいます!
「 最近の歯を失う原因の№1はむし歯ではなく歯周病!!! 」
危険2. 自覚症状が少ない
~ 気付いた時にはもう遅い ~
・ 歯周病は初期段階では自覚症状がありませんが、ゆっくりと確実に進行します。
激しい出血や痛み、歯がゆれるなど明らかな自覚症状がでるころには重度の歯周病になっていることも珍しくありません。
危険3. 歯みがきだけでは治らない
~ 歯石は 「 細菌 」 のすみかです
・歯周病になると、歯と歯ぐきの間に 『 歯周ポケット 』 といわれる隙間ができます。
歯周ポケットに入り込んだ細菌のかたまり(プラーク)や細菌のすみかとなっている歯石は歯みがきだけでは除去することができません。
そのため、歯科医院での定期的なPMTC(プロによる口腔内清掃)や歯石除去が必要になってきます。
歯周病の治療は、症状によって治療期間、回数が異なりますので早期発見のためにもまずは歯周病検査をおすすめいたします^^
一生おいしく食事をするために定期健診は大切だということは
みなさんご存じだと思います。
定期健診としては、歯周病の進行状況を調べるための「歯周ポケット」測定や、むし歯がないかなどの診査を行います。
その後、チェックした内容をもとに歯面清掃(PMTC)や歯石除去などを行い、むし歯がある場合は治療を行います。
この定期健診を行うことで、お口の未来が変わってきます。
1. 歯周病は人生を変える
~ 歯周病で多くの方が歯を失っています ~
・現在80歳で平均すると約10本程度しか歯が残っていないという国の調査結果がでています。
成人の歯を失う原因の半数近くは 「 歯周病 」で、20~40代にかかり、長い年月を経て少しずつ歯を失っていきます。
一度治療しても、放っておくとまた進行するため定期的なメインテナンスは歯周病の進行を食い止めるもっとも確実な手段です。
2. むし歯は痛んでからではおそい!
~ 「 神経 」 をとると歯がもろくなる ~
・ むし歯は早期発見できれば削らずに済む場合もありますが、この段階では痛みは一切ありません。
一方、はっきりと痛むほどまでに進行してしまうと、「 神経 」 をとらなければならないこともあります。
「 神経 」 は栄養分も運んでいるため、とるとその歯の寿命は著しく短くなってしまいます。
3. 歯みがきだけではむし歯も歯周病も防げない!
~ 歯石・バイオフィルムは 「 細菌 」 のすみか ^
・むし歯や歯周病の原因となる細菌の塊(プラーク)を、毎日の歯みがきでしっかり落とすことがまずは大切です。
しかし、それでも数ヶ月もするとほとんどの方のお口に強固な 「 歯石 」 や 「 バイオフィルム 」 ができてしまいます。
これらは通常の歯みがきだけではとれないため、定期メインテナンスでは専門の器具を使用して、これらを時間をかけて丁寧に取り除いていきます。
これらの理由からメインテナンスが必要なことがお分かりいただけたでしょうか?
長い人生でみると、定期健診での早期受診が治療回数の減少、治療費用の軽減に大きく関わってくるので痛くなくてもかかりつけ歯科医院の早期受診を心がけましょう^^

プロが認める優れた歯ブラシ!
みなさんは、どんな歯ブラシを使っていますか?薬局にはいろんな歯ブラシが売られていますね。かかりつけの歯科医院も、歯ブラシが並べられていると思います。この歯ブラシ、お店では見かけない製品だと思いませんか?これは歯科専売品といって、歯科医院が推奨し患者さんに販売しているものです。いわばプロの目で選ばれた折り紙つきの歯ブラシというわけです。
どの歯ブラシがいちばん良いの?
現在は、さまざまなタイプの歯ブラシが販売されていて、どれがいいのかと選ぶのも、たいへんだと思います。「この歯ブラシがベスト!」とランキングを付けられれば選ぶのはかんたんですが、それぞれの歯ブラシには、得意とする機能や特徴が備えられています。やわらかさも違います。そのため患者さんごとに、合う歯ブラシは異なるのです。歯周病の進行が心配な中高年、細部みがきが苦手になった高齢者など、患者さんたちは人生のさまざまなステージにおられます。リスクやライフスタイルに合ったものを選ぶことで、より快適にケアが続けられるかもしれません。
今回は、近年豊富になった歯科専売品から、特殊歯ブラシではなく、おなじみのごく基本的な歯ブラシをご紹介しています。いろんなタイプがありますので、「この1本だけ」と絞らず、忙しい朝と昼には大雑把みがきの歯ブラシ、夜にはじっくり細かくみがける歯ブラシを、とシーン別に使い分けるのもおすすめです。
プロが歯ブラシ選びをお手伝い!
お口の健康に影響するリスクや、要注意ポイントは、年齢とともに変化します。ライフスタイルも、歯についての意識も、年齢によって変化していくでしょう。ブラッシング指導を受けていただき、ご自分のリスクやクセを知っていただくことはもちろんですが、それと併行して患者さんに合った適切な歯ブラシをお使いいただくこともとても大切なことです。歯科医院では、それぞれの医院の診療方針に合わせて、自院の患者さんにおすすめしたい歯ブラシを選んで、処方できるようにご用意しています。
せっかく毎日みがくのなら、みなさんのお口の状態をよく知っている歯科のプロに、ご自分に合う毛質と機能の歯ブラシを選んでもらいませんか?ふだんから歯科医院を活用していただき、せっかく毎日続けていただいている歯みがきを、より効果的なものへと変えていきましょう。
引用参考文献:nico 2013年6月号

長持ちさせるコツって?
インプラントとは、人口の歯根をあごの骨に埋め、その上に金属、セラミックスなどのパーツを組み立てて人口歯を作る治療法です。
歯槽骨に埋まって自立してくれるため、隣の歯を支えにする必要がなく、入れ歯やブリッジに比べ、その機能も形も天然歯とよく似ています。しかし、食事のたびに強い力が加わるのに、なぜ持続的に自立が可能なのでしょうか?
これを可能にしているのが、チタン製のインプラント体と歯槽骨との結合です。インプラント体は、ただ歯槽骨に埋まっているのではありません。数か月から半年程度そっとしておくあいだに、歯槽骨とガッチリ結合します。私たちの歯槽骨がインプラント体を異物とみなさずに結合してくれるおかげで、噛む力が繰り返しかかっても耐えられる耐久性が生まれているのです。
インプラントを長く快適に使い続けられるかは、この「結合」をいかに維持するかにかかっています。
天然歯との違いって?
ところが困ったことに、インプラントはプラークのなかの細菌が起こす炎症で歯槽骨が溶けてしまう怖い病気=歯周病が大の苦手。いったん歯周病になると、天然歯に比べて細菌への防御機構が手薄で、病状の悪化が速いのです。炎症の防御機構の役割を果たす歯肉繊維がある天然歯ほど、丈夫でありがたいものはありません。
力に対しても同じことが言えます。「天然歯の被せ物よりもインプラント体につけた上部構造のほうが力の衝撃に弱く、欠けやすい」のです。チタン製の人工歯根が支えているので、一見丈夫そうに見えるかもしれません。しかし、むしろ逆です。
歯科医院と力を合わせ長持ちさせよう!
残念なことに、この重要な歯肉繊維は、歯が抜けると失われてしまいます。つまり、インプラントが入った時点では、歯槽骨を細菌や力のダメージから守る防御機能が、グッと弱くなっている、ということになります。
それでは、インプラントを快適に使い続けるためのコツとはなんでしょうか?もうお分かりですね。強い歯肉繊維がない分、私たち自身が手と知恵を使って、すみやかにプラークを取り除き、余分な力が加わっていないか定期的に歯科医師のチェックを受けて守っていく必要があります。
引用参考文献:nico 2013年6月号
お口の臭いって気になりますが、自分ではなかなか気付かないうちに相手に嫌な思いをさせていたりしてもなかなか相手も指摘してくれません。
ニンニク料理などの食べ物によるにおいは一時的なものですが、お口の中の疾患(むし歯や歯周病など)が原因の場合は、治療しない限りはなくなりません!
つめ物、かぶせ物や、かぶせ物の下の金属の土台などに使用した材料は年月とともに劣化します。
またその劣化した状態のまま放置するとさまざまな影響がでてきます。
糖尿病の合併症としては、いわゆる
・ 網膜症 → 失明
・ 腎 症 → 腎不全
・ 神経障害 → 下肢切断
・ 足病変 → 歩行障害、下肢切断
・ 動脈性疾患 → 狭心症、心筋梗塞、脳卒中
などがありますが、6番目の合併症として
・ 歯周病 → 歯の喪失
があります。
予後不良としては、 歯の喪失 なので、
歯が抜ける程度なら、合併症と大げさに言わなくても???と思われがちですが、これがなかなかのくせ者なのです。
最近のテレビの街頭インタビューなどでも、若い方の言葉が不明瞭で聞き取りにくいと感じたことはないですか?
これはずべてではないですが、唇や舌、頬の使い方がぎこちなく発音がクリアでない方が多いように感じます。
これには歯並びの影響もあり、あごや筋肉の使い方が原因の場合も多く、そのために唇や舌の動きが悪くなると正しい発音ができなくなってしまうのです。
もともと日本語は母音と子音を組み合わせてできているので、舌先の位置や顎の開き方、唇の形・強さなどで微妙な音の違いを発音する言語。
歯並びを良くする第一条件が咀嚼力(そしゃくりょく)で、子供のころからしっかり噛む習慣があれば、顎の骨が発達し、口や顔の筋肉も鍛える事ができます。
しかし、最近の食事はやわらかい食品があふれているため咀嚼力の低下が社会問題といわれるほどいろいろなことに影響してきます。
実際、マウスでの実験では軟食育ちのマウスは
「 我慢が出来ない 」
「 順応性が低い 」
「 孤立しがち 」
で、現代の子供たちに多く見られる問題行動と類似しています。
もちろん、この結果がすぐに人間にはあてはまりませんが、咀嚼という顎の運動が脳に刺激を送り、神経細胞の発達を促すことは確かなのです。
そもそも 「 話す 」 という行為は、脳の働きと一体になった口の活動で、唇や舌の筋肉が滑らかに動くと同時に、自分の気持ちや思考を感知して言葉に組み立てる脳細胞もスムーズに働かなければ 「 話す 」 ことはできないのです。
正しく 「 話す 」 ために必要な口と頭、その両方の活動に咀嚼は大きな役割を果たしているのです。
また下唇を噛んだり、常に前歯を舌で押していたりなどの本人も気付かないような小さなクセでも長期間続くと、歯が少しずつ移動してきます。
そうならないために舌の正しい位置を覚えて、口の周囲の筋肉を鍛えるように心掛けましょう!
唇や頬の筋肉は弱いと、いつも口が空いて口呼吸になってしまうので、唾液が少なくなり風邪などのウイルスにも感染しやすくなります。
さらに会話をしない、笑わない、など表情筋を動かさない生活は口元の筋肉を衰えさせるので、毎日楽しく、元気に過ごすことが一番!
口元の筋肉が弱まると、唇や舌、顎、頬などの正しい動きが妨げられ、咀嚼や嚥下(えんげ;飲み込み)能力も低下するので、生命にかかわる病気を招きやすくなるので、高齢になるほど口の中の変化に早く気付くことが重要です。
舌の動きがよくなると顔の輪郭も引き締まり、表情も豊かになっていきます。
きれいな歯並びや発音を手に入れるためには、口が持つさまざまな機能を十分使い、
よく食べて、よく噛み、よく話し、よく笑う
という生活習慣を心掛けましょう ^^