「どんなのがある?どう選ぶ?部分入れ歯を知りたい!」

 

この世に1つのオーダーメイド!

 歯を1本だけ失ったお口から、1本だけ歯が残っているお口まで、さまざまな患者さんのお役に立つ部分入れ歯。ブリッジのように歯を大きく削る必要がなく、外科処置の必要もなく、またほかの修復方法にくらベて治療の費用もかからないため、患者さんにとって身近で選択しやすい治療法になっています。

 現在はさまざまなバリエーションがあって選択の幅が広がっています。部分入れ歯を作ることになったら、長く快適に付き合える「お気に入り」と出会えるように、種類やその利点・欠点についての説明を受け、歯科医師とよく相談しましょう。

 

ピタッと合うレジン床?金属床?

 部分入れ歯を作るときに、患者さんがまず迷うのが「保険の部分入れ歯にするか」「それとも自費にするか」だと思います。歯科医師から、「金属床のほうがピッタリ合っていいですよ」と薦められても、なぜ金属床を選択するとそんなに適合性がアップするのかがわからないままでは、いまひとつスッキリしないでしょう。

 金属床の場合、クラスプから連結部、床までを、同素材で1ピースのメタルフレームとして一体成型することができます。あとからクラスプを付けたり、右側と左側の入れ歯を連結させたりする必要がなく、設計通りの精巧な入れ歯ができ上がりやすいのです。

 レジン床の場合は、クラスプはクラスプ、連結部は連結部で別々に作っておき、それを後で組み立てるので、微妙な誤差が出がちです。出来上がってすぐにはピタッとこないことがふつうで、調整を重ねながら仕上げていくことになります。

 同じようなクラスプの付いたタイプであっても、製作工程がまったく異なります。このことができ上がり精度に関わってくるのです。

調整&定期検診が肝心です!

 患者さんは入れ歯が入ると、「これでひと段落」とホッとすることでしょう。でも入れ歯の完成はじつはこれから。部分入れ歯をお口にピタリと合わせるための、最終調整が始まります。

 口が動き、食べるときに、入れ歯がどう機能するのかは、実際に使ってみていただき確認するよりほかに方法がありません。使い心地を試し、必要な調整を終えてはじめて、入れ歯は完成するのです。

 調整をしっかりと受け、その後も定期的にメインテナンスを受けて、部分入れ歯の快適な状態を長く維持していきましょう。

引用参考文献:nico2015年5月号

2種類のプラーク???

歯石にも 「 歯肉縁上歯石 」 と 「 歯肉縁下歯石 」 があるように、プラークにも 「 歯肉縁上プラーク 」 と 「歯肉縁下プラーク 」 の2種類があります。

歯肉縁上プラークは細菌の塊で、その中には

     レンサ球菌、放線菌、グラム陽性桿菌

が多く見られ、歯肉炎を引き起こします。

一方、歯肉縁下プラークは歯周ポケット内でバイオフィルムを形成していて、この中にはいわゆる歯周病原菌と呼ばれる特別な細菌が増殖していて歯周炎を引き起こします。

これら歯肉縁下ぷらーきうの中に潜んでいる細菌がもっとも危険なので、徹底的に排除する必要があるのです。

それでブラッシング(歯みがき)により、最近の塊であるプラークをコントロール(減らす)ことが重要になってくるわけです ^^

プラークをそのままだと・・・

まず歯と接している部分の歯ぐきの細胞が、プラークの毒素によって破壊されると、歯と歯ぐきの間にすき間ができます。

これが、いわゆる 「  歯周ポケット  」 ですが、そのすき間は剥がれてできたわけではなく、歯肉上皮細胞どうしが離れてできる亀裂なのです。

なので、亀裂の断面から体内に細菌が侵入しないように、歯肉の細胞がどんどん歯の根元の方へと下がっていきます。

そして、その細胞がまたプラークにより破壊されると、さらに歯肉の細胞が根元の方へと下がっていきます。

このため、プラークを放っておくと歯周ポケットが深くなっていくのです。



※ この記事は 「 月刊 歯科衛生士 」 2015年 1月号 を参考に記載しています ^^

よく聞く「 プラーク 」って?

むし歯の原因の1つでもありますが、歯ぐきの腫れの原因の1つに 「 プラーク 」 の毒素があります。

プラークとは、歯の表面に見られる付着物のことで、以前から 「 歯垢;しこう 」 「 歯苔;したい 」 とも呼ばれていました。

しかし、その後の研究により

   プラークとは、歯の汚れや垢というよりも細菌がパックされたもの

ということが分かってきました。

つまり、プラークはむし歯や歯周病の原因となる最近の塊なのです。

これは、最近の塊ですがプラーク1mgあたりには何と10億個もの細菌が存在するといわれています。

ということは、ツマヨウジの先に目に見える程度のプラークをとると、そこにはおそらく数百億個の細菌がくっついていることになります。

プラークの話をする時によくでてくる言葉に 

                 「 バイオフィルム 」

があります。

これはヌルヌルした気質(菌体外多糖と粘液層)と水のあるところに形成されます。

身近な例としては、台所の排水口に見られる 「 ヌメリ 」があげられます。

この 「 バイオフィルム 」 は口の中でも形成されます。

プラークとも似ていますが、ちょっと違うのは

   “ バイオフィルムは最近どうしが情報を伝達し合いながら生きている ”

という点です。

プラークとバイオフィルムには、ちょっとした定義の違いはありますが

     「 デンタルプラークは口腔内に形成されるバイオフィルム 」

ともいわれています。

なので、広い意味では、プラークもバイオフィルムも同じもの、といえます ^^



※ この記事は 「 月刊 歯科衛生士 」 2015年 1月号 を参考に記載しています ^^

「これでバッチリ!歯周病対策」

歯周病の検査を受けましょう!

「歯周病は、いつの間にか歯が抜ける怖い病気だ」ってよく言われますよね。でも歯周病は本来、そんな怖い病気ではありません。多くの場合、症状の進行は緩やかですし早めに病気に気づくことができれば予防も治療も、ちっとも難しくないのです。それなのに歯周病で苦しむ患者さんがあとをたたないのはなぜでしょう?問題は、手遅れ症例が多いということです。

 歯周病は、「沈黙の病」と呼ばれるほど見逃しやすい病気です。痛みなどの自覚症状がなく、歯みがきで出血したりしても、つい受診を先延ばしにしているうちに、手の施しようがなくなってしまうのです。そのため、ご自分の歯ぐきの中がどういう状態なのか、治療が必要なのかどうかを知るには、歯周病検査できちんと調べる必要があるのです。

 

歯肉炎か歯周炎か、それが問題だ!

 じつは私たち歯科医師は、「歯周病」と総称されている病気のことを、症状の進行の程度によって、「歯肉炎」と「歯周炎」に分けてとらえているんです。

 まず「歯肉炎」ですが、これは歯周病の初期症状。歯ぐきの腫れだけですんでいます。歯槽骨は破壊されず、歯と歯ぐきをピタッと付着させている組織も失われていません。そのため。歯みがきと歯石取りで炎症を止めれば、すっかり元の健康な状態に戻ります。

 一方「歯周炎」は、歯を支える歯周組織がすでに破壊され始めている状態を言います。歯みがきと歯石取りで炎症を治し、病気の進行を止めますが、残念ながら失われた付着と歯槽骨は元どおりにはなりません。ただし早期に気づいて炎症を止め、再発を防いで維持すれば、歯をしっかり守っていくことができます。

再発予防にはメインテナンスが必須!

 歯周炎の治療をした患者さんの歯ぐきは、キュッと引きしまり治ったように見えます。ところが、健康な人よりも歯周ポケットが深い分、プラークが溜まりやすく歯石も付きやすいのです。「治療が終わった!」と油断していると、歯周ポケットの中にまた歯石がガチガチに付き、治療が一からやり直しになってしまいます。

 何度も通ってしっかりと治療を終えホッとしたら、今度は治療のためではなく、検診と、歯周ポケットの中まできれいにできるプロのクリーニングを受けるために、定期的に歯科医院においでください。

 治療の終わりは、再発予防のはじまりです。歯科医院との新たなお付き合いをぜひスタートさせましょう。

参考引用文献:nico 2015年4月号

デンタル・エステ

     開業して3年目くらいから、ずっと先を見据えて興味あった

          「 デンタルエステ 」

そのころから大阪まで、アロマのハンドマッサージやヘッドスパ・フェイシャルマッサージなどを受講しに行っていた。。。


自分以外は講師も受講者も女性だけという(笑)

すぐに「 アロマ・ガムマッサージ 」 をこれからメインテナンスになる方々へサービスで行ってきて、いよいよ次のステップを模索中!

そんな時に発刊された

 歯科衛生士で エイチ・エムズコレクション の 北原文子さんの本。

セミナーでも実際にお会いして 「 患者さま接遇 」 や 「 医療面接 」などでも素晴らしい講演をされる方。

北原さんに限らず、歯科助手さんや歯科衛生士さんでも起業されている方などで、本当に歯科界のことを考えて下さっている方はとても多い。

逆に歯科医師でも・・・っていう方も多いのも事実。

通常の社会であたりまえのことをすれば感謝される歯科医療界も、何かおかしい。

やはり、自分の考えをしっかり述べることは必要だと思うし、そのためには患者さまのことを1つでも多く情報としてみんなが共有していることが大事!

ただ単に流行だからといって行う 「 デンタル・エステ 」 には興味ない!

患者さまとのお互いの信頼感ある診療ありきの上での 「 デンタル・エステ 」 が理想。

色物的に扱われることも多い 「 デンタルエステ 」 ですが、この本は医学的な根拠も基にして記載してありとても興味深い ^^

またこれを診療にも生かしていけるように構想中で、考えるだけで楽しい! ^^