『どうする?下がった歯ぐき』

最近、
「歯が長くなった気がする」
「歯と歯のすき間が目立つようになってきた」
と感じることはありませんか?

その変化は、歯ぐきが下がってきているサインかもしれません。
歯ぐきが下がる原因には加齢もありますが、実はそれ以上に影響が大きいのが

  • 歯周病の進行
  • 毎日の歯みがきの方法(歯ブラシの当て方・力加減)

です。


POINT1:歯ブラシの清掃効率

歯ぐきが下がる大きな原因のひとつが、
「強すぎる歯みがき」と「かたい毛の歯ブラシ」です。

とくに、以下のような磨き方は注意が必要です。

  • ゴシゴシと力を入れて磨く
  • 毛先がすぐに広がるほど強く当てている
  • かたい毛の歯ブラシを長期間使用している

このような磨き方を続けていると、歯ぐきが少しずつ削られるように下がり、歯の根元が露出してしまいます。

結果として、

  • 歯が長く見える
  • 冷たいものがしみる
  • 歯と歯の間にすき間ができる

といった症状が出てきます。


POINT2:自分の歯ぐきタイプをチェックしてみましょう

歯ぐきには「下がりやすいタイプ」と「下がりにくいタイプ」があります。

鏡を正面から見て、前歯の歯と歯ぐきの境目のラインをチェックしてみてください。

  • 境目がゆるやかなカーブ(放物線状) → 下がりやすいタイプ
  • 境目がほぼまっすぐ → 下がりにくいタイプ

下がりやすいタイプの方は、特に歯ブラシの選び方・当て方に注意が必要です。


POINT3:今日からできる歯ぐきケアのポイント

  • 毛のかたさは「やわらかめ」〜「ふつう」
  • 力を入れすぎず、毛先が広がらない程度
  • 歯と歯ぐきの境目にそっと当てる
  • 1本ずつ小刻みに動かすイメージで

「しっかり磨かないと汚れが落ちない」と思われがちですが、
実は力を入れすぎない方が歯垢は効率よく落とせます


POINT4:歯ぐきが下がってしまった場合の治療

一度下がった歯ぐきは、自然に元の位置へ戻ることはありません。
しかし、見た目やしみる症状を改善する治療は可能です。

  • コンポジットレジンによる修復
  • ラミネートベニアによる審美改善
  • 根面被覆による歯ぐきのボリューム回復

症状や状態に合わせて、無理のない治療方法を一緒に考えていきます。


まとめ

歯ぐきが下がるのを防ぐ一番の近道は、正しい歯ブラシ選びとやさしい磨き方です。

「最近歯が長く見える気がする…」
そんな小さな違和感を感じたら、ぜひ一度ご相談ください。

 

引用参考文献:nico2025年8月
付録カード①:下がりやすい歯ぐきタイプのチェック
付録カード②:下がった歯ぐきの治療方法