いよいよフッ素の各論第2弾!
フッ化物洗口は、短時間で簡単にできるため、ブクブクうがいのできる幼児・小中学生はもちろん成人や老人まで幅広い年齢層に適用できるむし歯予防の手段です。
その中でも、特に永久歯エナメル質の成熟が進んでいない幼児・小学生に実施すると予防対策としては大きな成果あり!!
また、矯正治療中の場合などは口腔清掃状態が悪化しやすいので有効な予防法の1つです。
フッ化物洗口の種類としては、大きな差はあまりないと言われていますが、
Ⅰ 週1回法・・・0.2%フッ化ナトリウム溶液を使って1週間に1度行います。
Ⅱ 毎日法・・・0.1%もしくは0.05%フッ化ナトリウム溶液を使って1日1回で毎日行います。
※学校などで実施する場合には、1週間のうち5日間が実施日になるので“週5日法”や“週5回法”と呼ぶこともあります
で、洗口剤の種類としては簡単にいうと、製品化されるものとNaF試薬から作成するものとがあり、製品化されているものでも原液で使用できるタイプは、普通薬として取り扱われますが、顆粒タイプは劇薬扱いとなり保管に十分な注意が必要なのです。顆粒も水に溶解させた状態では、劇薬扱いからは外れますので、この状態でお子様などに渡すのには問題ありません。
洗口の方法としては、洗口液を適量(5~10ml)口に含み、顔をやや下向きにしてブクブクうがいを30秒~1分間程度してから吐き出します。このときは口腔内すべての歯にまんべんなく洗口液がゆきわたるようにして下さい。
※この吐き出した洗口液は、そのまま排水口に流しても問題ありません。
※洗口後は30分程度、お口をゆすいだり、飲食しない方が効果が持続されるので、ご家庭で行う時には寝る前に実施すると1番いいのでは?と思います。
※ブクブクうがいがしっかりできない幼児などには、事前に水などで練習させてからフッ化物洗口を開始した方がいいです。
で、まだ出来ないお子様には、濃度は少し低い(100ppm)ですが、フッ素スプレーなどを使えばいいと思います。
(2枚目画像・・・レノビーゴはフッ素の再石灰化力で初期のむし歯も修復します)
洗口剤は当クリニックでは
ミラノール
という洗口剤(顆粒タイプ)を販売していて、
・未就学児用(黄色1g入り)・・・250ppm
・学童児用(ピンク1.8g入り)・・・450ppm
があります。(1枚目画像)
※ホームページにも記載しています。(予防歯科の関連商品の詳しいパンフレットから開いてみてください。)
洗口液の作り方もセットで溶解ビンをお渡ししていますので、このビンに洗口剤1包を入れ、200の線まで水を加えれば洗口液となり分かりやすいと思います。
また洗口する時にも、このビンの容器のふたが軽量カップになっていますので、これを使用するといいいですよ!“
フッ素塗布
今月最初ですが、昨日がむし歯予防デーだったということもあり、フッ素塗布について以前の続きで書きますね!
フッ化物歯面塗布についてですが、これは世界的には1942年に初めて実施が報告されて、日本では1949年から普及が図られたという結構最近のことらしいです。
もちろん、専門家によるう蝕予防法としてプロフェッショナルケアの中心的な方法ですが、薬剤として多いのは2%フッ化ナトリウム(フッ化ナトリウム2gを100mlの蒸留水に溶解して調整したものでフッ化濃度は9000ppmで無味・無臭・無色)です。
このフッ素塗布の方法にはいろいろあり、
Ⅰ.一般法(綿球塗布法)・・・部分塗布をしやすい
Ⅱ.トレー法・・・上下もしくは全顎同時に塗布できる。
Ⅲ.イオン導入法
の大きく分けて3つあります。
いずれも歯面清掃して、歯面乾燥後に綿球で塗布したり、フッ化物の入ったトレーを装着したり、2~3分通電させたりした後は30分くらい飲食や洗口をさせないで作用させます。
またこの歯面塗布剤も液状やフォーム(泡)状、ゲル(ジェル)状のものなどありますので、お子様の年齢や部位、目的に合わせて使い分けていきます。
以前も書き込みましたが、通常乳歯の前歯にはむし歯の進行抑制としてサホライトという黒くなる薬を塗るところが多いのですが、うちのクリニックでは、綿球でフルオルゼリーというジェル状のフッ化物を塗布していきます。
溶液の方が塗布はしやすいのですが、何回も塗布しないと効果なく、塗布した部位の確認がしにくいために歯への滞留性がよく、塗布状況が分かりやすいゲル状のものを使用しています。
また、保険外の自費(2500円)で全歯にフッ素塗布を行う場合は前述のトレー法で、歯間部や歯と歯の間に入り込みやすいようにするのと、使用量も少なく誤飲の心配が少ないフォーム(泡)状のものを使用して行っています。
さらに、当クリニックではこれに500円プラスして3000円で、フッ素塗布直後にミネラルパックというリカルデントの入ったMIペーストを塗布してより強固な歯質強化も行っています。
フッ素は主に歯の原料となるカルシウムやリンの運び屋さんとして再石灰化を促進して歯を強くしていきますが、CCP-ACP(リカルデント)は歯の原料となるカルシウムやリンそのものなので、直接歯にカルシウムやリンを補給して歯を強くします。
似たようなものとしてキシリトールはむし歯菌(ミュータンス菌)にむし歯の原因となる酸をつくらせないということによりむし歯予防をします。
お母様方も人からいろいろフッ素塗布のお話など聞くことが多いと思いますが、いろいろな方法や塗布剤などがありますので、誤解のないように各歯科医院で納得するまでご相談した方がいいと思います。また、自費なので料金体系もいろいろあると思いますので。。。
フッ化物歯面塗布についてですが、これは世界的には1942年に初めて実施が報告されて、日本では1949年から普及が図られたという結構最近のことらしいです。
もちろん、専門家によるう蝕予防法としてプロフェッショナルケアの中心的な方法ですが、薬剤として多いのは2%フッ化ナトリウム(フッ化ナトリウム2gを100mlの蒸留水に溶解して調整したものでフッ化濃度は9000ppmで無味・無臭・無色)です。
このフッ素塗布の方法にはいろいろあり、
Ⅰ.一般法(綿球塗布法)・・・部分塗布をしやすい
Ⅱ.トレー法・・・上下もしくは全顎同時に塗布できる。
Ⅲ.イオン導入法
の大きく分けて3つあります。
いずれも歯面清掃して、歯面乾燥後に綿球で塗布したり、フッ化物の入ったトレーを装着したり、2~3分通電させたりした後は30分くらい飲食や洗口をさせないで作用させます。
またこの歯面塗布剤も液状やフォーム(泡)状、ゲル(ジェル)状のものなどありますので、お子様の年齢や部位、目的に合わせて使い分けていきます。
以前も書き込みましたが、通常乳歯の前歯にはむし歯の進行抑制としてサホライトという黒くなる薬を塗るところが多いのですが、うちのクリニックでは、綿球でフルオルゼリーというジェル状のフッ化物を塗布していきます。
溶液の方が塗布はしやすいのですが、何回も塗布しないと効果なく、塗布した部位の確認がしにくいために歯への滞留性がよく、塗布状況が分かりやすいゲル状のものを使用しています。
また、保険外の自費(2500円)で全歯にフッ素塗布を行う場合は前述のトレー法で、歯間部や歯と歯の間に入り込みやすいようにするのと、使用量も少なく誤飲の心配が少ないフォーム(泡)状のものを使用して行っています。
さらに、当クリニックではこれに500円プラスして3000円で、フッ素塗布直後にミネラルパックというリカルデントの入ったMIペーストを塗布してより強固な歯質強化も行っています。
フッ素は主に歯の原料となるカルシウムやリンの運び屋さんとして再石灰化を促進して歯を強くしていきますが、CCP-ACP(リカルデント)は歯の原料となるカルシウムやリンそのものなので、直接歯にカルシウムやリンを補給して歯を強くします。
似たようなものとしてキシリトールはむし歯菌(ミュータンス菌)にむし歯の原因となる酸をつくらせないということによりむし歯予防をします。
お母様方も人からいろいろフッ素塗布のお話など聞くことが多いと思いますが、いろいろな方法や塗布剤などがありますので、誤解のないように各歯科医院で納得するまでご相談した方がいいと思います。また、自費なので料金体系もいろいろあると思いますので。。。
フッ素についていろいろと。。。
フッ素とは、自然環境に広く分布している自然元素で、土壌や空気、水、食物などに存在しているものらしいですが、あまりなじみないですよね?
また、毎日の食事を通じて体に摂取されている歯や骨を健康に保つためには必要な栄養素(必須栄養素)の1つだそうです。
で、う蝕予防剤に用いられてるものはフッ化物で、歯質を強化する効果が高いため、世界各国で用いられていますが、
Ⅰ.フッ素が多く含まれている食品としては
イワシ(8~19.2ppm)
海草 (2.3~14.3ppm)
牛肉 (2ppm)
りんご(0.2~0.8ppm)
じゃがいも(0.8~2.8ppm)
みそ (0.9~11.7ppm)
塩 (25.9ppm)
紅茶 (0.5~1ppm)
緑茶 (0.1~0.7ppm)
などがあります。こんな食べものにフッ素が入っているなんて意外だな~っと思うもの多いですね!
※ppm=100万分の1の割合を示す単位で、例えば“フッ素濃度1ppm”とは、物質1kg中にフッ素が1mg含まれていることを示します。
①う蝕予防のフッ化物と食品に含まれるフッ化物は性質としてはフッ化物イオンとして存在し全く同じものです。
②フッ化物の局所応用は、用法・用量を守って施行すれば安全で有効な方法です。
一時期、フッ素の安全性について問題視されたこともあったみたいですが、それにはやはり濃度についてや、不特定多数の方が摂取する水道水に希望しないのにフッ素を添加するのは?などという問題みたいです。
また、昔はフッ素の利用を各行政や歯科医師が反対した時期もあったみたいですが。。。
フッ素がなぜむし歯予防に有効なのか?というのは
Ⅱ.フッ化物の歯への作用
①・・・耐酸性の向上→フッ素はエナメル質の結晶表層でフルオロアパタイトを生成してむし歯になりにくい歯面を形成します。
②・・・再石灰化の促進→フッ素はだ液中のカルシウムイオンやリン酸イオンとともに歯の表面に沈着し、エナメル質の生成を助けます。
③・・・抗酵素作用・プラークの最近に対する抗菌作用→プラーク中に潜むむし歯の原因菌が産生する酵素の働きを阻害したり、酸を産生する能力を抑制したりしてむし歯を予防します。
こういう作用によるものなのです。
いろいろなフッ素の商品については、ホームページにも多く掲載していますが、詳しくは院内でもご相談下さい。
次回から
1.フッ化物歯面塗布について
2.フッ化物洗口について
3.フッ化物配合歯磨剤について
の3回に分けて詳しく書いていく予定です^^
また、毎日の食事を通じて体に摂取されている歯や骨を健康に保つためには必要な栄養素(必須栄養素)の1つだそうです。
で、う蝕予防剤に用いられてるものはフッ化物で、歯質を強化する効果が高いため、世界各国で用いられていますが、
Ⅰ.フッ素が多く含まれている食品としては
イワシ(8~19.2ppm)
海草 (2.3~14.3ppm)
牛肉 (2ppm)
りんご(0.2~0.8ppm)
じゃがいも(0.8~2.8ppm)
みそ (0.9~11.7ppm)
塩 (25.9ppm)
紅茶 (0.5~1ppm)
緑茶 (0.1~0.7ppm)
などがあります。こんな食べものにフッ素が入っているなんて意外だな~っと思うもの多いですね!
※ppm=100万分の1の割合を示す単位で、例えば“フッ素濃度1ppm”とは、物質1kg中にフッ素が1mg含まれていることを示します。
①う蝕予防のフッ化物と食品に含まれるフッ化物は性質としてはフッ化物イオンとして存在し全く同じものです。
②フッ化物の局所応用は、用法・用量を守って施行すれば安全で有効な方法です。
一時期、フッ素の安全性について問題視されたこともあったみたいですが、それにはやはり濃度についてや、不特定多数の方が摂取する水道水に希望しないのにフッ素を添加するのは?などという問題みたいです。
また、昔はフッ素の利用を各行政や歯科医師が反対した時期もあったみたいですが。。。
フッ素がなぜむし歯予防に有効なのか?というのは
Ⅱ.フッ化物の歯への作用
①・・・耐酸性の向上→フッ素はエナメル質の結晶表層でフルオロアパタイトを生成してむし歯になりにくい歯面を形成します。
②・・・再石灰化の促進→フッ素はだ液中のカルシウムイオンやリン酸イオンとともに歯の表面に沈着し、エナメル質の生成を助けます。
③・・・抗酵素作用・プラークの最近に対する抗菌作用→プラーク中に潜むむし歯の原因菌が産生する酵素の働きを阻害したり、酸を産生する能力を抑制したりしてむし歯を予防します。
こういう作用によるものなのです。
いろいろなフッ素の商品については、ホームページにも多く掲載していますが、詳しくは院内でもご相談下さい。
次回から
1.フッ化物歯面塗布について
2.フッ化物洗口について
3.フッ化物配合歯磨剤について
の3回に分けて詳しく書いていく予定です^^
定期健診
最近では
“定期健診を受けましょう”
ってあらゆる所でよく聞くと思いますが、あんまり重要性が分かりにくいですよね?
また患者さま確保のために医院側の都合なのでは?って考える方もいらっしゃると思います。
ただ、実際は本音で言って
“患者さまのため”
なのです。
実際、開業してすぐは以前のブログでも書きましたが、患者さまの9割くらいが小学生以下だったのですが、その時は予防処置が重点だったので、だいたい4、5回くらい来院して終了のお子さんが多かったです。(むし歯が少ない場合)
で、今その子たちが3ヵ月後くらいの定期健診で来院すると、殆ど予防処置も終わっているので、1回の来院で終了です。
で、その1回で新しい虫歯がないかとかはもちろんのこと、1番大事な乳歯と永久歯への交換のチェックができるのです。
むし歯でない歯を削られるのでは?などど考える方もいるかもですが、逆に定期的に来院されている場合などはその初期のむし歯が進行しないかどうかも見極められるので、特にレントゲンなどで経過を追ってできるだけ削らないようにしていきます。
もちろん、むし歯で1回削ると、あとは極端に言えば入れ歯へのレールに乗っかったといってもいいくらい、よほど手入れしてもまったく削らずにいた方よりは、歯の寿命が短くなります。
ですので、自分は予防の考えで、お子様にも特に定期健診の受診をお勧めいたします。
当医院では定期健診のハガキでお知らせして欲しい方にはこちらからご連絡しています。(初診時の問診にも記入欄あります)
あと最近は患者さまの層でいうとご年配の方も多く、また自分と同年代の男性の方も増えてきました。
その中で70歳代後半の女性の方で25本のご自分の歯が残っていらっしゃる方が治療に来られています。
もちろんお元気で、歯並びも綺麗ですし、20歳以上の8割くらいは進行している歯周病もほとんど骨がしっかりしていて問題ない状態です。
本当に感心します。これも定期健診の結果なのだと思いますが、その中には患者さまご自身の意識の高さも大きいかもしれません。
ホームページの歯周病の項にも書いていますが、
“歯周病はどうやったら治るのですか?”というご質問や
“歯周病の治療を歯医者でずっとしてるのに治らない!”
というお言葉をよくお聞きします。
しかし、歯周病は生活習慣病の1種で慢性疾患なので、今までの生活習慣を変えるなどの患者さま自身の努力が必要です。
治るというよりはうまく付き合っていくという意識で、今まで何年もかけて骨がなくなってきているのですから、安定するのにも時間はどうしてもかかってしまいます。
また歯医者はむし歯に関しては、どちらかというと治す?(修復する)という表現が適切なのですが、歯周病に関しては患者さまが治す手助けをする程度のことしか出来ないのです。
(1番大事なセルフケアであるブラッシングがしやすいように歯ぐきのマッサージの邪魔になる歯石除去などのプロフェッショナルケアをするのです)
このように大人の方にはむし歯のための定期健診というよりは、歯周病の予防のための定期健診という位置付けでおススメしています。
むし歯などは穴があいているのが目で見えたり、冷たいものなどがしみたり、ズキズキ痛かったりと自覚症状がはっきりと分かりやすいのですが、この歯周病というのは自覚症状はあまりないまま進行するので、特に定期健診が大事になるのです。
患者さまの歯周病の程度により、治療終了時に1~3ヶ月ほどの間隔で定期健診をおススメして終了しています。
また、なんでも相談お受けいたしますので、治療内容以外でも分からないことなどは、お電話などでもご質問下さい。
“定期健診を受けましょう”
ってあらゆる所でよく聞くと思いますが、あんまり重要性が分かりにくいですよね?
また患者さま確保のために医院側の都合なのでは?って考える方もいらっしゃると思います。
ただ、実際は本音で言って
“患者さまのため”
なのです。
実際、開業してすぐは以前のブログでも書きましたが、患者さまの9割くらいが小学生以下だったのですが、その時は予防処置が重点だったので、だいたい4、5回くらい来院して終了のお子さんが多かったです。(むし歯が少ない場合)
で、今その子たちが3ヵ月後くらいの定期健診で来院すると、殆ど予防処置も終わっているので、1回の来院で終了です。
で、その1回で新しい虫歯がないかとかはもちろんのこと、1番大事な乳歯と永久歯への交換のチェックができるのです。
むし歯でない歯を削られるのでは?などど考える方もいるかもですが、逆に定期的に来院されている場合などはその初期のむし歯が進行しないかどうかも見極められるので、特にレントゲンなどで経過を追ってできるだけ削らないようにしていきます。
もちろん、むし歯で1回削ると、あとは極端に言えば入れ歯へのレールに乗っかったといってもいいくらい、よほど手入れしてもまったく削らずにいた方よりは、歯の寿命が短くなります。
ですので、自分は予防の考えで、お子様にも特に定期健診の受診をお勧めいたします。
当医院では定期健診のハガキでお知らせして欲しい方にはこちらからご連絡しています。(初診時の問診にも記入欄あります)
あと最近は患者さまの層でいうとご年配の方も多く、また自分と同年代の男性の方も増えてきました。
その中で70歳代後半の女性の方で25本のご自分の歯が残っていらっしゃる方が治療に来られています。
もちろんお元気で、歯並びも綺麗ですし、20歳以上の8割くらいは進行している歯周病もほとんど骨がしっかりしていて問題ない状態です。
本当に感心します。これも定期健診の結果なのだと思いますが、その中には患者さまご自身の意識の高さも大きいかもしれません。
ホームページの歯周病の項にも書いていますが、
“歯周病はどうやったら治るのですか?”というご質問や
“歯周病の治療を歯医者でずっとしてるのに治らない!”
というお言葉をよくお聞きします。
しかし、歯周病は生活習慣病の1種で慢性疾患なので、今までの生活習慣を変えるなどの患者さま自身の努力が必要です。
治るというよりはうまく付き合っていくという意識で、今まで何年もかけて骨がなくなってきているのですから、安定するのにも時間はどうしてもかかってしまいます。
また歯医者はむし歯に関しては、どちらかというと治す?(修復する)という表現が適切なのですが、歯周病に関しては患者さまが治す手助けをする程度のことしか出来ないのです。
(1番大事なセルフケアであるブラッシングがしやすいように歯ぐきのマッサージの邪魔になる歯石除去などのプロフェッショナルケアをするのです)
このように大人の方にはむし歯のための定期健診というよりは、歯周病の予防のための定期健診という位置付けでおススメしています。
むし歯などは穴があいているのが目で見えたり、冷たいものなどがしみたり、ズキズキ痛かったりと自覚症状がはっきりと分かりやすいのですが、この歯周病というのは自覚症状はあまりないまま進行するので、特に定期健診が大事になるのです。
患者さまの歯周病の程度により、治療終了時に1~3ヶ月ほどの間隔で定期健診をおススメして終了しています。
また、なんでも相談お受けいたしますので、治療内容以外でも分からないことなどは、お電話などでもご質問下さい。
むし歯予防
最近、むし歯予防ってよく耳にしますが、実際取り組んでいる歯科医院はあまりないのでは?って感じます。
今から20年以上前の話ですが、自分が鹿児島で小学生だったころ、自分の通っていた学校が、全国保健優良校だったこともあり、週1回フッ素洗口をしていました。
そのかいもあって、今もなんと むし歯ゼロ なんです。
このころのデータで、確かにフッ素洗口をしていた学校の生徒たちはむし歯罹患率が異常に低かったというのが実証されています。
自分はこういう風に実感しているだけに、フッ素以外にもキシリトールやリカルデントなどの歯質強化の予防に関することなどに大変興味を持って知りたいと思いました。
皆さんもキシリトールやリカルデントなどは、聞いたことはあるけれど、あまりよく分からないという方は多いと思います。
これらは、自分の所属している、日本ヘルスケア研究会や日本フィンランドむし歯予防研究会、またオーラルケアのホームページなどに詳しく書いてありますので、そちらも参考になさってみてください。
今回は、フッ素について少しお話したいと思います。
①フッ素配合スプレー・・・ぶくぶくうがいできないお子さんでも利用できます。フッ素濃度100ppmくらいです。ご家庭でできます。
②フッ素洗口剤・・・4歳くらいから中学生くらいまで続けると、もっとも効果あるといわれています。フッ素濃度11%くらいで、未就学児用と就学児用と2種類あります。ご家庭でできます。
③フッ素塗布・・・各歯科医院で3ヶ月から半年に1回塗布します。フッ素濃度は2%くらいです。やはり、乳児くらいから、1歳半検診などで希望される方がいらっしゃいますが、ぶくぶくうがいができないと、歯科医院でも無理があります。
その場合は、ご家庭でのフッ素配合スプレーなどをお勧めいたします。
※フッ素配合の歯磨剤などは、だいたいフッ素濃度は900ppmくらいです。歯科医院で販売しているものなどは、市販のものより割高感がありますが、実際はフッ素濃度などの違いや、キシリトールガムなどでも、キシリトールの割合が2倍だったりと歯科医院専売のために成分が違うので、効果はあると思います。
また、現在の予防製品などのフッ素の量では、安全性は確実に確立されていますので、まったく問題はないと考えていいと思います。
これらの製品も含めて、当医院では、カンファレンスコーナーの一部に、他の医院では、あまり見ることないような製品も含めて、ところ狭しと展示していますので、ちょっと気になる方は覗いてみてください。
フッ素製品以外にも、キシリトールやリカルデントのガムや、以外なところでは、歯医者さんの作ったチョコレート(キシリトール100%)などのおやつも置いています。
他にも、指しゃぶり防止製品(4歳以上向き)や乳幼児への親が親指に付けて磨くブラシなどもあります。
これらをうまく組み合わせて利用すれば、永久歯でのむし歯ゼロも夢ではありません。
親からの最高のプレゼントとして、お子様へ一生大切な永久歯列を贈りませんか?
乳歯でむし歯がたくさんあるのは、なりやすいからかもしれません。その原因を知るのも大切なので、その検査も行っています。ただ、乳歯は生え変わります!
今からでも大丈夫です。当医院では、できるだけ抜かない矯正治療も行っています。
当医院へ子育てのうちのお口部分をまかせてみませんか?
ぜひお手伝いをしたいと考えています。
ご質問などございましたら、お気軽にどうぞ!^^
今から20年以上前の話ですが、自分が鹿児島で小学生だったころ、自分の通っていた学校が、全国保健優良校だったこともあり、週1回フッ素洗口をしていました。
そのかいもあって、今もなんと むし歯ゼロ なんです。
このころのデータで、確かにフッ素洗口をしていた学校の生徒たちはむし歯罹患率が異常に低かったというのが実証されています。
自分はこういう風に実感しているだけに、フッ素以外にもキシリトールやリカルデントなどの歯質強化の予防に関することなどに大変興味を持って知りたいと思いました。
皆さんもキシリトールやリカルデントなどは、聞いたことはあるけれど、あまりよく分からないという方は多いと思います。
これらは、自分の所属している、日本ヘルスケア研究会や日本フィンランドむし歯予防研究会、またオーラルケアのホームページなどに詳しく書いてありますので、そちらも参考になさってみてください。
今回は、フッ素について少しお話したいと思います。
①フッ素配合スプレー・・・ぶくぶくうがいできないお子さんでも利用できます。フッ素濃度100ppmくらいです。ご家庭でできます。
②フッ素洗口剤・・・4歳くらいから中学生くらいまで続けると、もっとも効果あるといわれています。フッ素濃度11%くらいで、未就学児用と就学児用と2種類あります。ご家庭でできます。
③フッ素塗布・・・各歯科医院で3ヶ月から半年に1回塗布します。フッ素濃度は2%くらいです。やはり、乳児くらいから、1歳半検診などで希望される方がいらっしゃいますが、ぶくぶくうがいができないと、歯科医院でも無理があります。
その場合は、ご家庭でのフッ素配合スプレーなどをお勧めいたします。
※フッ素配合の歯磨剤などは、だいたいフッ素濃度は900ppmくらいです。歯科医院で販売しているものなどは、市販のものより割高感がありますが、実際はフッ素濃度などの違いや、キシリトールガムなどでも、キシリトールの割合が2倍だったりと歯科医院専売のために成分が違うので、効果はあると思います。
また、現在の予防製品などのフッ素の量では、安全性は確実に確立されていますので、まったく問題はないと考えていいと思います。
これらの製品も含めて、当医院では、カンファレンスコーナーの一部に、他の医院では、あまり見ることないような製品も含めて、ところ狭しと展示していますので、ちょっと気になる方は覗いてみてください。
フッ素製品以外にも、キシリトールやリカルデントのガムや、以外なところでは、歯医者さんの作ったチョコレート(キシリトール100%)などのおやつも置いています。
他にも、指しゃぶり防止製品(4歳以上向き)や乳幼児への親が親指に付けて磨くブラシなどもあります。
これらをうまく組み合わせて利用すれば、永久歯でのむし歯ゼロも夢ではありません。
親からの最高のプレゼントとして、お子様へ一生大切な永久歯列を贈りませんか?
乳歯でむし歯がたくさんあるのは、なりやすいからかもしれません。その原因を知るのも大切なので、その検査も行っています。ただ、乳歯は生え変わります!
今からでも大丈夫です。当医院では、できるだけ抜かない矯正治療も行っています。
当医院へ子育てのうちのお口部分をまかせてみませんか?
ぜひお手伝いをしたいと考えています。
ご質問などございましたら、お気軽にどうぞ!^^