見過ごしてない? お口のなかのにおいの元 不快な口臭のふか〜い話

 口臭というと、「歯磨きはしているから胃腸が悪いせい?」とお口以外の原因を思い浮かべがちですが、ほとんどの口臭の原因はお口の中にあります。歯周病やむし歯、舌や歯の汚れがにおいの元となっていることが多いのです。口臭ストップの早道は、歯科治療とお口のケアにあり!です。

 

★においの主犯はお口の細菌!

 ミクロの世界で見ると、口臭の主犯はお口の中の細菌といえます。細菌のうち、特に歯周病菌などの酵素を嫌う菌が、悪臭をともなうにおい物質を生み出します。彼らが唾液や血液、はがれ落ちたお口の粘膜、食べかすに存在するタンパク質を分解したときに、揮発性の硫黄化合物を出すのです。

 

★あなたは大丈夫?お口の中のにおいの元

 不快な口臭の元となるのは、おもに以下のようなお口の病気や汚れです。

・歯周病になっている歯周ポケット

 歯周病になっているとき、歯周ポケットの中にはプラークや歯石のほか、死んで歯ぐきや頰からはがれ落ちた細胞(老廃物)や、血液、体液、細菌の代謝物が溜まり、強いにおいを発します。

・溜まったプラーク

 磨き残しにより溜まったプラーク(歯垢)もにおいの元になります。入れ歯の方は、入れ歯自体のお掃除も欠かせません。

・象牙質に及んだ多数のむし歯

 歯の表面を覆うエナメル質はほぼ100%無機質ですが、内部の象牙質は約3割がタンパク質(コラーゲン)でできています。むし歯が進行すると象牙質のタンパク質が細菌により分解され、においを出します。むし歯が深く多いほど、においは強まります。

・被せ物やブリッジと歯ぐきの境い目

 被せ物と歯ぐきの境い目や、ブリッジのポンティック(ダミーの歯)と歯ぐきが接する面もお掃除が行き届かないことが多く、においの元になりやすいです。

・舌苔

 舌の表面は一見平坦のようですが、じつは非常に微細で長い毛足をもつじゅうたんのような構造です。舌苔は、これに新陳代謝ではがれ落ちたお口の粘膜や細菌が付着し、ベットリと厚い層になったものです。

 

 歯周病やむし歯など、お口の病気が原因のにおいは、治療をしなくては解消されません。また、プラークや舌苔がたくさん残ったままでは、ブレスケア製品でにおいをごまかそうとしても焼け石に水。歯の健康を取り戻す、または維持するついでに口臭予防もできるのですから、定期的に歯医者さんに行かない手はないですよ!

引用参考文献:nico 2019年12月号

歯科治療がお役に立ちます。気になる口臭とめましょう!

★「生理的口臭」と「病的口臭」

 口臭はいくつかの種類に分類でき、それぞれ原因が異なります。だれにでもある、軽い臭いの「生理的な口臭」や、ニンニクやお酒など食べ物による一時的な口臭があるほか、臭いが強くて悩みの種になりやすいのが「病的な口臭」です。

 病的な口臭は、どこからくるのでしょう?「胃腸が悪いと口臭が強くなる」と言いますが、これは、臭いが胃から口に上がってくると思われているからかもしれません。実際は、胃の入り口はつよい筋肉でギュッと閉まっているので、(ゲップは別として)臭いが上がってくることはまずありません。

 からだの病気で口臭がするなら、それは臭いの物質が体内を巡り肺から呼気として臭っているわけで、ふつうに考えて、これはよほど重篤な状態です。からだの治療が優先で、口臭どころではないでしょう。

 

★クサい臭いは歯周病が原因

 病的な口臭で多いのは、じつは歯周病が原因の口臭です。臭い物質といってもさまざまありますが、口臭に特徴的にあらわれる臭い物質は、「硫黄化合物」と呼ばれる種類の揮発性ガスです。なかでも代表格は、硫化水素、メチルメルカプタン、そしてジメチルサルファイドで、それぞれに特徴的で強烈な悪臭があります。

 たとえるなら、硫化水素は卵が腐ったような臭い、メチルメルカプタンは魚や玉ねぎが腐ったような臭い、ジメチルサルファイドは生ごみのような臭いです。病的な口臭はこれらが混合したものなので、周囲のかたが不快に思うのも無理はないのです。

★臭いの正体は細菌の出すガス!

 これらのガスをつくるのはお口の細菌で、なかでも歯周病菌は、タンパク質を分解する酵素を持っており、その酵素でさかんにタンパク質を分解して、揮発性ガスを発生させます。歯周病が進むと、粘膜や老廃物が大好きな歯周病菌は、歯と歯ぐきのあいだの溝だけでなく、老廃物が積もる舌にも住みつき、舌苔から強い臭いを発するようになります。

 舌の表面はデコボコしていて汚れがくっつきやすく、細菌にとっては居心地のいい場所です。しかし、舌苔が口臭の原因だからといくら舌を掃除して努力しても、おおもとの歯周病を治さないままでは、細菌が次々供給されるので、揮発性ガスはいつまでたっても止まりません。

 クサい臭いを元から断つには、歯周病の治療を受け、その後も定期的に歯のクリーニングをしてもらって、お口の清潔を保つことが必要です。プロのケアとセルフケアで、爽やかなお口を過ごしましょう!

引用参考文献:nico 2017年9月号

口臭って???

お口の臭いって気になりますが、自分ではなかなか気付かないうちに相手に嫌な思いをさせていたりしてもなかなか相手も指摘してくれません。

ニンニク料理などの食べ物によるにおいは一時的なものですが、お口の中の疾患(むし歯や歯周病など)が原因の場合は、治療しない限りはなくなりません!

日々、勉強 3!(口臭。。。)

先週の土曜日は診療後の夕方6時半~宮崎市の県歯科医師会館で、

「 超高齢社会におけるかかりつけ歯科医の使命 」

という演題で講演を聴きに行きましたが、やはり十分な食事がとれず、実際は認知症ではないにもかかわらずそういうふうに診断されている現状の多いということを再度実感。。。

で、今日は朝10時~夕方5時までみっちり鹿児島でセミナーを受けてきました!(いつものごとくJRでしたが、朝7:02発で行く予定が寝過ごして8時18分の特急で。。。)

今回は、口臭治療の第一人者で、大阪で開業されている本田先生のセミナーへ!

ここの医院でも問診で、現状でチェックしてもらう項目に

   “ 口臭が気になる ”

というのがありますが、開業前の予想に反して?ここにチェックされる方が意外に多い!

ただ、今まで見た本などでも、明らかな病因があっての口臭についての記載はあるのですが、

 いわゆる 『 口臭症 』 の患者さまへ対しての記載がなく

“ 大丈夫ですよ、においませんよ! ”

の一言のきちんとした根拠のなさに何かモヤモヤしたものがあったのが事実です。

※ 『 口臭症 』とは実際の口臭がある、ないに関わらず口臭で悩んで治療の必要性を訴えている方のことです。

ここでの分類では

1.病的口臭症・・・実際に病的口臭(歯科疾患由来や耳鼻咽喉科疾患由来、内科疾患由来など)があり、通常会話などで常時不快で治療の必要性を訴えている患者さま

2.自己臭症(口臭恐怖症)・・・病的口臭がないにも関わらず、生理的口臭(起床時、空腹時、緊張時などの口臭)などの自己の口臭について病的に不安を持ち、治療の必要性を訴えている患者さま

3.口臭妄想症・・・自己の口臭について悩み治療の必要性を訴えている患者さまのうち、精神的疾患による妄想である場合

と、大きく3つに分類できますが、実際は口臭妄想症などはごく少なく、何らかのわずかながらでも口臭があることが多いということです。

ただ、それについて現状で人生を左右するくらいQOL(生活の質)を低下させるほどの大きな悩み(仕事を止めたり、引きこもりになったりなど)に発展する場合もあるということに、少し驚きました。

ここの分野で少しでも悩みを解決できたら。。。との思いで今回セミナー受講を決心しました。

実際、開業時からここの分野にも少し興味があり、実際自分が入っているドライマウス研究会のドライマウスと口臭については大きく関連します。

で、この患者さま方へ、この『病的口臭症』の方へは検査をした上で原疾患の治療をすればいいのですが、難しいのが『自己臭症』の方へのアプローチで

① 実際、わずかながらでも口臭があることを“ 容認 ”した上で、

② 口臭の問題の原因をいろいろな検査結果などで視覚的・感覚的に“ 認知 ”していただき

③ 解決策(治療方法)を提示し不安を除去して“ 支持 ”

するということでした。

自分の勉強不足もあったのでしょうが、口臭と一言でいってもいろいろな原因、症状などがあるということを理解しつつ、少しでも悩みの解決の手助けになれるように頑張ります!^^

(最近はセミナーの話ばっかりになってしまっているので、また内容をばらつかせながら書いていきます。。。また、Q&Aも徐々に準備していますので、もうしばらくお待ち下さい)