「 よく噛むと体にいいから、しっかり噛んで食べなさい! 」
これは小さいころから教えられてきたことと思います。
確かによく噛んで食べると
・ 消化吸収によいだけでなく
・ むしば予防になる
・ 脳の働きが活発になる
・ 満腹中枢が働き肥満防止にもなる
etc.とても良い効果があるといわれています。
でも残念ですが、場合によってはしっかりと噛まない方がよいとき(噛めないとき)もあります。
それは、たとえば歯の治療中のときです。
● 歯ぐきを切開して治療をした
● 仮歯が入っている
● インプラントや再生療法の術後など
治療がひと段落するまで、なるべく強く噛まない方が治療が順調に進む場合もあります。
「 できれば治療中でも普段とおりの食事を! 」
と考える気持ちは、歯科スタッフも患者さまと同じなのですが、治療内容などによっては治療結果をよりよいものにするためにはご協力をしていただく場合もあるのです。
治療期間中の食事は、もちろんただやわらかければよいというものではありません。
手術の大小に関わらず、術後は傷口がふさがるまではしみたり腫れたりして食べにくいもの。