ナイトガード使用時の注意点

患者さまが言っているマウスピースというものの中にも、実はいろいろなものがあります。

今回は、その中の 『 ナイトガード 』 について書きます。

このナイトガードだけでも目的には個人差があり、

・ 歯のすり減り防止

・ 前歯の差し歯治療後の保護

・ 顎の関節の疼痛緩和

・ 顎の筋肉の緊張緩和

・ 開口障害の治療

などがあります。

乳歯期の歯磨きのポイント!

上の前歯が生えてきたら、就寝前の 「 寝かせ磨き 」 をスタート。

「 寝かせ磨き 」 を行う時は、お子さまが歯磨き嫌いにならないように、お口の中の敏感なポイントをガードしたり、楽しい雰囲気をつくる工夫をしたりすることも大切です。

(※例えば、お子様の大好きな歌をかけて歯磨きのテーマソングにしたり、歯磨きをきちんとできたら大好きな絵本の読み聞かせをしてあげたり。。。など)

乳歯の中では、むし歯になりやすい部位は

・ 上の前歯と前歯の間

・ 上の前歯の付け根(歯と歯ぐきの境目)

1~2歳くらいの時のむし歯の大部分はここなので重点的に磨きましょう^^

審美歯科って???

昔から日本などでは、美人の例えとして

          明眸皓歯(めいぼうこうし)

という言葉が使われてきたように、その人の印象を左右するのはファッションや髪型ではなく、美しい口元によって作り出される笑顔なのです。

フッ素のはたらき

フッ素は上手に取り入れると確実にむし歯予防ができます。

フッ素のはたらきとしては、

1.直接歯はたらきかける場合

2.口の中の環境(プラーク・唾液)にはたらきかける場合

の大きく2つに分けられます。

レーザー治療って?

レーザー治療とは、強いエネルギーを持った特殊な光を患部に照射して行う治療です。

組織の吸収された光が熱エネルギーに変化し、分子構造を破壊して患部に作用して治療効果をもたらします。

乳歯の時の歯ブラシは?

乳歯の時はどうやって磨いたらいいか分からない。。。というご相談もよく受けます。

まずは乳歯期は、トレーニング用と仕上げ磨き用の2本用意するところから始めます。

歯磨き習慣のスタートは、まず歯ブラシに慣れさせることから。

歯が生え始めてきたら、乳歯期用の歯ブラシを持たせるようにしましょう。

また親が歯磨きしているところを見せてマネさせるのもいいですね^^

口腔領域の喫煙の影響!

喫煙と歯周病との関連はよく取り上げられるので、今回はそれ以外との関係について記載します。

1.口腔がん

2.インプラント義歯治療

3.歯肉メラニン色素沈着症

4.口臭

5.歯の喪失

などなど。。。

歯周病とタバコ

喫煙と歯科領域(歯や口の健康)との関わりってあまりピンとこないかもしれませんが、タバコを吸うのは口ですよね?

なので、喫煙の影響というのは歯周病だけにとどまらず、口腔がん、口臭、う蝕 ( むし歯 ) などでも大きな危険因子であることが近年積極的に報告されています。

『 酸蝕歯 』 って?

           飲食物で歯が溶ける???
 
歯は酸に弱く、酸性度の強い飲食物に長く触れるほど溶けてしまうってご存知ですか?

歯はむし歯にならなくても、酸に触れる頻度が高まると化学反応を起こして分解され溶けてしまうのです。

少し前まで日本では、酸蝕歯っていうと工場の酸性ガスのなかで働く方の職業性、または歯が胃酸に触れる逆流性食道炎など、限られた人に起きる病気だと考えられてきました。

一方欧米では、かなり前から飲食物による酸蝕歯の問題が広く認知され、コーラなどの酸性度の強い飲料への警笛が鳴らされていました。

というのも、欧米では朝食にオレンジジュースを飲み、サラダにドレッシング、グレープフルーツなどもよく食べる習慣があります。肉や魚にはレモンを添え、コーラ・ワイン・カクテルなどを飲むといった具合に、もともと酸性度の強い飲食物を日常的に摂るからだったからだと思われます。

その一方、和食で酸性度の強い日常食といえば酢の物くらいで、歯が強い酸にふれる機会が比較的少なかったといえます。

ただ、現在では少し様相が変わってきて、欧米型の食生活が世代を超えて定着し、また酸性度の強い炭酸飲料やスポーツドリンクがいつでも手に入るようになりました。

酸性度の強い飲食物の消費にさらに拍車をかけているのが健康志向を背景とする習慣。。。

ビタミンC入りのドリンク剤や黒酢を飲む方もいます。またトクホだからと言って安心して酸性度の強い炭酸飲料を継続的に飲む方もいますが、継続的な摂取の習慣こそ酸蝕歯の最大のリスクなのです。

食の欧米化、そして清涼飲料水の普及に加え、ポン酢・梅干し・黒酢などを積極的に摂る健康法が浸透してきている日本でも、そろそろ本格的に酸蝕歯に注目し、警笛を鳴らすべき時がきているのでは?

いくらおいしく体によくても、歯がボロボロになってしまっては、食べる楽しみも健康の喜びも十分には味わえません!

食習慣の変化とともに、私たちの歯を取り囲む環境は変化していますので、生活習慣病の1つとして 

              『  酸蝕歯  』

にも注意していきましょう ^^

《 今日の記事は nico 2014年 7月号 を参考に記載しています 》