歯の色と歯茎の色って気になりますか?

皆さんは、歯茎の色って気になりますか?

歯の色が気になる方も多く、また歯茎の色が気になる方も多いことに最近気付きました。

歯の色の情報というのは、結構ありますが歯茎の色の情報って確かに少ないですよね?

歯の色が気になる場合も、いろいろあって実際は

①加齢によるもの ②遺伝によるもの ③着色物によるもの ④喫煙によるもの。。。などたくさんありますが、実際に問診で歯の色が気になる、という項目にチェックしてる方が多いのにびっくりしました。

うちでも漂白処置は後戻りの緩やかさや自然な感じになるとの理由で、ホームホワイトニングを導入しています。

しかし、自分は、いきなり漂白ですべて解決するわけでないことを説明し、まずは外因性の着色を歯石除去などと一緒に行うことをお勧めいたします。

すると、たくさんの方々はそれで満足されます。

また最近は偏った情報が多く、なんでも白い歯がいい、見たいな感じで年齢相応ではなく、白い歯を求めるかたも多く感じます。

確かにアンチエイジングの世界でも歯を白くすると若返るというのも一理あると思いますが。。。。。

また以外と多いのが、乳歯と永久歯の混合歯列期では永久歯が黄色いので気になるというお母様方です。

石灰化度の違いなどで、これが正常ですよ!とお話すると納得される方も多いですが、中にはやっぱり気になるので何とかして欲しいという方もいらっしゃいます。

あとは、歯石除去などと一緒に着色除去を行っても、それでも気になるという歯の色の改善の方法も、漂白1つではなく

①ラミネートベニアという薄いセラミックを表面をいっそう削って貼り合わせる方法

②ホワイトニング(漂白)・・・ご家庭で、薬剤(ジェル)を入れたマウスピースを2時間装着するのを約2週間行う方法

③ホワイトコートという歯のマニキュアを歯の表面に薄くコーティングする方法(約1,2ヶ月もちますが、結婚式や面接などのあくまでも暫間的処置です)

などがあり、いずれも当医院でも処置しています。

あと、歯茎の色ですが、患者様のお話だとあきらめている方が多いみたいですが、今導入を検討しているNd-Yagレーザーで何とかなります。
このしくみは、もともとこのレーザーは、黒い部位に特異的に反応するので、切開したい部位などに墨を塗って処置していましたが、最近は墨なしでも酸化チタンという白い粉の反応剤でも大丈夫になりました。

ようするに、歯茎の色も、

①メラニン色素で全体的に色が気になる場合でも

②クラウンという被せものをする際に土台になる金属を削って、それが歯肉のポケットなどから入り込み、その歯の周囲だけ黒くなるメタルタトゥーと呼ばれる場合でも

他の歯肉より黒いのでそこだけに反応するというしくみです。

この処置は麻酔なしでも、2、3回の処置であまり気にならなくなるレベルにはなります。

気になる方はまずはご相談してみてはどうでしょうか?

先ほどの歯茎の色のメタルタトゥーの場合は、被せ物の土台になるコアと呼ばれる部分をメタルではなく、ファイバーポストと呼ばれる白いコア(保険外の処置です)で処置すれば、ある程度回避できます。

今回は長々と書き込みましたが、今からもいろいろ忙しいので(明日セットの矯正装置・・・MTMの分を作ったり、レセプトの確認をしたり、などなど)、今日はこの辺で。。。。。。