だ液の役割

またまた久しぶりの更新になってしまいましたが。。。

ところで、だ液って普通にあるものなので、あまり意識していないと思いますが結構大切なのです。

だ液は、噛めば噛むほどたくさん出てきて食べもの(異物)を消化吸収しやすくします。

ご飯やパンをよく噛んでいるとだんだん甘く感じてきますが、これはだ液の消化酵素のアミラーゼが、でんぷんをより消化吸収しやすい麦芽糖に変えてしまうからです。

1日に出るだ液の量は、大人の方で約1.5Lで、寝ているときは殆ど出ないのですが、噛むと通常の5~10倍量がでます。

また、その他にも口の中を流れてきれいにする自浄作用や、酸性に傾いた口の中を中和し、できかかったむし歯を再石灰化してエナメル質を修復するという大切な働きもあります。

さらには、細菌の増殖を抑制するリゾチウムが入っているので、抗菌作用もあります。

最近では、これだけではなく

・食品添加物の発ガン作用を抑え、活性酸素を減らしたり、

・細胞の新陳代謝を促して皮膚や胃腸の粘膜を丈夫にしたり、

・神経細胞の修復を促し認知症を防いで若々しさをたもったり

などのホルモンと同じような働きもしていることも分かってきています。

このように

        “  よく噛んで食べなさい  ”

というのはだ液がよく出るようにというのも1つの大きな理由だと思います。

もちろん、顎の発達、噛み合わせのこともありますが。。。

だ液については、ドライマウスや口臭との関連もありますので、しばらくしたら、それについても書いていこうと思います。