フッ素の応用法

      『   フッ化物がむし歯予防に効く   』

ということは皆さん聞いた事があると思います。

日本では1948年にフッ化物入りの歯磨き剤が初めて製品化され、現在では販売されている歯磨き剤の89%にフッ素が配合されています。

日本ではその他にも、フッ化ジェル・スプレーなどで毎日の歯磨きの時に歯に直接塗る方法や、フッ化物溶液でブクブクうがいするフッ化物洗口(学校や幼稚園・保育園などで主に実施)、そして歯医者さんなどで定期的に受けるフッ化物歯面塗布などが行われています。

こうした口の中にフッ化物を使う方法を 『 局所応用 』 といい、日本ではフッ化物をこの局所応用で使用しています。

海外では、こうした局所応用のほかに、水道水のフッ化物濃度を調整したり、食塩にフッ化物を添加したり、フッ化物タブレットを使ったりなどの 『 全身応用 』 もさかんに行われています。

日本では

          「 水道水にフッ化物? 」

          「 食塩にフッ化物? 」

          「 飲んでいいの? 」

と驚かれてしまいますが、実はフッ素元素はミネラル栄養素で、フッ化物のむし歯予防効果が発見されたきっかけ自体

    「 フッ化物濃度の高い天然水を飲む地域にむし歯が少ない 」

という調査結果からだったのです。

これらのフッ化物を上手に利用して、むし歯予防に努めていきましょう^^

( 今回の内容は nico  2011年 10月号 『 そこが知りたい! フッ素の力。 』 を参考に記載してあります。 )