一生つきあう歯

歯は食べ物を摂取するだけではなく、食べ物を噛むことによって

・脳細胞を活性化する

・だ液の分泌をうながし抗菌作用を高める

・発音を助ける

など、人の成長や体を守るための効果もあり日常生活を送る上でとても大切な役割を担っています。

そのため、生まれた時から一生涯のパートナーとして歯と上手に付き合うことが大切です。

          【  乳幼児期  】

乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄く硬度も劣るためむし歯になりやすく進行も早いという特徴があります。

口腔ケアの第一歩なので食後に歯を磨くという習慣付けをして規則正しい生活を心がけましょう



          【  学齢期  】

乳歯と永久歯が混在するために歯みがきが難しくなる時期です。また歯を支える歯ぐきの炎症もみられるようになります。

お口のケアがしずらい時期のため大人が口の中をきちんと見守る必要があります。

習い事や学校のクラブ活動などで歯みがきがおろそかになったり、また夜食やインスタント食品に偏るなど食生活も乱れがちになるため気をつけましょう。

          
          【  成人期  】

むし歯だけでなく進行した歯周炎で歯を失い始める時期です。またこのころに親知らずが生えてくることもあります。

自覚症状がないままに、歯肉炎から歯周炎に進行することもあるため痛みがなくてもちょっとした歯ぐきの症状に気付いたら早めに歯科を受診しましょう。

また今まで治療した歯の詰めものや被せものの周りからむし歯(2次う蝕)になる可能性もあります。日頃の歯みがきに加えて歯科医院での定期検診受診でのケアも必要です!


          【  高齢期  】

歯を失い入れ歯を装着する人が増える時期です。歯を失った後は放置せずにブリッジや入れ歯などによって口腔機能(噛む、飲み込むなど)を維持・向上させることが大切です。

歯の付け根のむし歯(根面う触)はこの時期には多くなります。歯間ブラシなどの補助用具も使用して歯の根元の清掃に注意しましょう。

また入れ歯の手入れも怠らず、今残っている歯を大切に長持ちさせるためにも定期的な歯科受診も必要です。



※ 今回の内容は  8020推進財団  発行の

          「  歯は一生のパートナー  」

を参考に記載しています。