笑いヨガ
「笑いヨガ」は、笑いながらお口を大きく開けたり、舌を出すロトレ。唾液もたくさん出ますから、全身の健康のためにも最適です。 小顔や美肌効果も期待できますよ。毎日取り組みたい遊びです。

歯みがき笑い
①口を横に伸ばして「イッヒッヒ」 と笑いながら、歯ブラシを横に動かします。
②大きな口を開け、「ハッハッハ」と奥歯をみがきます。
③左右を繰り返します。

引用参考文献:nico2024年1月
「笑いヨガ」は、笑いながらお口を大きく開けたり、舌を出すロトレ。唾液もたくさん出ますから、全身の健康のためにも最適です。 小顔や美肌効果も期待できますよ。毎日取り組みたい遊びです。

①口を横に伸ばして「イッヒッヒ」 と笑いながら、歯ブラシを横に動かします。
②大きな口を開け、「ハッハッハ」と奥歯をみがきます。
③左右を繰り返します。

引用参考文献:nico2024年1月

こんにちは。院長の葉です。
12月に入り、本格的な冬の訪れとともに、
華やかなイルミネーションが
街中でも輝く時期になってきました。
クリスマスや年末の季節感を
肌身で感じるこの頃には、親しい人と、
特別な料理や美味しいケーキを食べる!
という方もいるのではないでしょうか。
そうした楽しいひとときを過ごしたあとは、
つい食後のお口のケアがおろそかになりがちです。
ですが、
「ちょっとぐらいはいいか」の油断は禁物。
この油断から始まる「小さなむし歯」が
お口崩壊への第一歩となってしまうのです。
◆お口崩壊のはじまりは
「小さなむし歯」から
「むし歯になったら削って治せば大丈夫」
と考えがちですが、
治療とはいえ「削る」という行為は
歯に想像以上のダメージをもたらします。
歯は一度削ると元には戻らないため、
プラスチックや金属などの「人工物」で
削った部分を補っていきます。
削った部分を補う治療が一旦完了すると、
むし歯の痛みなども無くなるため、
「これで完治した!」
と思われることも多いかもしれません。
しかし、
どんなにつめものを丁寧に作っても、
人工物である以上、
少しずつ隙間ができてしまいます。
ましてや、
一度むし歯になったということは、そこは
「ケアが行き届きにくいところ」である証拠。
つまり、つめものをした部分は
再びむし歯になるリスクが高く、
実際に5~7年おきで再治療が必要になると
いわれています。

すると、治療のたびに歯は削られ、
やがて「つめもの」が「かぶせもの」に変わり、
さらには歯の神経を失って、最終的には
歯そのものを失う「負のサイクル」に
陥ってしまうのです。
はじまりは小さなむし歯でも、
治療による負のサイクルに一度はまってしまうと、
そこから抜け出すのは並大抵のことではありません。
◆1本の歯が引き起こすお口の崩壊ドミノ
とはいえ、
「28本あるうちの1本ぐらいなら
抜けても支障ないのでは?」
と思う方もいらっしゃるでしょう。
確かに歯を失った直後は、
噛みにくさや違和感を覚えるものの、
時間が経つとある程度それにも慣れて、
やがてその歯がないことも
忘れてしまいます。
しかし、この時点ですでに、
お口の崩壊ドミノが始まっています。
たとえば、奥歯が1本抜けてしまった場合、
食べものをかみ砕く力は
抜ける前の約半分に落ちるといわれています。
自分では今まで通り噛めているように思えても、
実際は抜けた歯の周囲にある「別の歯」に
その負担がかかっているに過ぎません。

これは「3本あった家の柱が2本になる」のと同じで、
ここから1本、さらに1本と
次々に柱がダメになっていく様子は
容易に想像できるでしょう。
そして、この状況は抜けた歯の周囲に留まらず、
その隣の歯、さらには
反対側の歯にまでドミノ式に広がり、
最後は「歯がボロボロで噛めない」
という状況に至ってしまいます。
◆歯を守る3つのステップは
「予防」「治療」「メインテナンス」
治療による負のサイクル、
さらにそれに続くお口の崩壊ドミノを
回避する最良の方法はずばり、
むし歯・歯周病を予防すること。
もしも、むし歯や歯周病になってしまった場合でも、
早期に発見し、
速やかに治療を行うことで
歯へのダメージを最小限に抑えることができます。
この2つを叶える唯一の方法が、
歯科医院での定期的なメインテナンスです。

大切な歯を負の連鎖から守るためにも、
ぜひ生涯を通じて定期メインテナンスを心がけましょう。
医療法人社団 ハートデンタルクリニック
〒885-0031
宮崎県都城市天神町19街区21号
TEL:0986-58-7700
URL:https://heartdental.net/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/yw2nLxy4g5DYhZus7

フッ素配合歯みがき剤は、むし歯予防が期待できる重要なアイテムです。せっかく使うなら、しっかり効果をきかせてむし歯を予防したいですよね。今回は、最新情報に即した、より効果を発揮させるための使い方をご紹介します。
むし歯になりやすい場所は、「奥歯の満」「歯と歯のあいだ」「歯と歯ぐきの境目」など、みがきにくく、毛先が届きにくいところです。しかも、多くのむし歯は歯ブラシの毛の太さよりも、狭い際間から発生します。
そのため、単に歯ブラシで歯をみがくだけではむし歯予防は困難であり、歯質の強化と再石灰化の促進というむし歯予防の効果が認められているフッ素配合歯みがき剤を用いることが重要です。
1つ目は、むし歯になりやすいところへ歯みがき剤を届けること。2つ目は、推奨されている濃度のものを使用すること。3つ目は、適正な使用量を用いること。
フッ素配合歯みがき剤は、「歯が生えてから2歳」「3〜5歳」「6歳〜成人・高齢者」別に推奨される濃度と使用量が異なりまず。これらは有効性が確認されており、かつ安全性に配慮されたものです。
・1日2回は歯みがきを(そのうち1回は就寝前に)
歯の表面にとどまったフッ素は、徐々に少なくなるため、歯みがきは1回より2回のほうがフッ素量を維持できます。また、就寝中はフッ素が流れにくいため、フッ素を長時間お口の中にとどめておけます。
・歯ブランを軽く湿らせる
適度な水分がないと、歯みがき剤が歯と歯のあいだなどへ届きにくくなってしまいます。反対に水分が多いと、歯みがき剤が薄まりフッ素濃度が低下するため、湿らせたあとは歯ブラシを軽く振って水を切ってください。
・むし歯リスクの高いところからみがく
フッ素は、歯みがき中に唾液で徐々に薄まります。薄まる前の高い濃度のフッ素を届けるために、むし歯リスクが高い歯からみがきましょう。
・歯みがき時間は2分程度
フッ素が歯に十分に反応するには2分ほどかかります。途中で吐き出さずに歯みがき剤を2分程度で歯面全体に届けましょう。また、せっかく歯面に届けられたフッ素が流れ落ちないように、すすぎは少量の水で1回にしましょう。
引用参考文献:nico2023年5月

将来の歯の健康に不安を感じることはありませんか。そんなとき頼りになるのが、「歯科の定期的メインテナンス」です。定期的メインテナンスは、検診とお口のクリーニング、そしておうちで取り組んでいただくための歯科指導がセットになった歯科独自の予防システムです。
歯科医院と患者さんがタッグを組み、歯科は主に原因解明と改善法の指導を、患者さんはその実践を担当し面、定期的に経過を確認し合って、良い状態を維持していくわけです。
お口の状態は人それぞれ違います。定期的メインテナンスでは、患者さんごとに異なるリスクを探り、その情報を患者さんと共有します。そしてトラブル回避のために、日々の生活の中で実践しやすい具体的な方法をご提案します。こうすることで、「自分に合った予防のポイントを知って、効果的に対策できる」ようになります。
くわえて、お口の状態の変化を視野に入れた対策もできます。小中学生、高校・大学生、ミドル世代、シニア世代には、それぞれの世代が陥りがちなリスクがあります。また、お口の健康は、大学に入って一人暮らしになった、出産した、介護で忙しくなった、退職した、といったライフステージの変化にも大きな影響を受けます。
年齢や環境にともない変化するリスクを予測し、トラブル回避をしていく。継続的に来院していただく定期的メインテナンスならではのメリットです。
継続的にプロの目で診てもらうと「ゴシゴシみがきが歯や歯ぐきにダメージを与えている」といった、自分では認識していないリスクに気づくきっかけにもなります。
歯に深い溝がある場合、溝の奥には歯ブラシの毛先は届きません。ここにプラークが溜まったままだと、むし歯になります。 また、深い歯周ポケットの奥にも歯ブラシの毛先は届かず、そこに溜まったプラークは歯周病が悪化する原因になります。
そうした患者さん自身では取り除けないプラークを除去するのが、プロフェッショナル・クリーニングです。歯周ボケット深くのプラークは、除去すると3~4か月、歯周病菌の勢いを抑えられることがわかっています。定期的に通ってプロのクリーニングを受ける意味はここにあります。
80歳、そして 90歳になっても自分の歯でおいしく食事ができたら、どんなに楽しい生涯になるでしょう。一生自分の歯で食べていくために、歯科の定期的メインテナンスをぜひご活用ください。
引用参考文献:nico2022年11月

デンタルフロスに歯間ブラシ、タフトブラシ…・・。みがき残しを減らすためいろいろ買ってみるけれど「毎日の習慣にはなかなか定着しなくて」というかた、多いですよね。
子どもの頃から使い慣れているのは、やっぱり歯ブラシ。だったら発想を転換して、「すでに生活に定着している歯ブラシで、ワンランク上の歯みがきになる方法をマスターすればいいのでは?」
その答えが、ラウンド加工とテーパー加エという、2タイプの歯ブラシを両方使う方法です。
ラウンド加工の歯ブラシは、毛先が丸くカットされているので、歯の広い面や、噛み合わせ面(咬合面)を効率よくお掃除するのが得意。一方、へこんでいたり細かなところのお掃除はどちらかというと苦手です。
テーパー加工の歯ブラシは、長く細い毛先で、ラウンド加工では届きにくい歯と歯のあいだや段差などをピンポイントにみがくのが得意です。
ラウンド加工の歯ブラシで歯面をサッとみがいてから、テーパー加工の歯ブラシで細かいところをフォロー。こうすれば効率もクオリティも上がりますよ!

「歯ブラシ2本を使い分けるなんて、デンタルフロスよりは楽だけど面倒」。そんな方は、忙しい朝はラウンド加工の歯ブラシで歯面を効率よくササッと。昼食後はテーパー加工の歯ブラシで歯間に的を絞ってお掃除。夜はゆったりできる時間に両方使ってじっくりていねいにーーこのように1日のトータルで考えると、それほど負担なく続けられると思います。
なお、テーパー加工の歯ブラシでみがくときに気をつけていただきたいのが、「毛め先を歯周ポケットに無理に突っ込んでみがかない」ということ。歯ぐきが痩せ、歯根が露出し、根面のむし歯のリスクが増してしまいます。「歯周病の予防のために」と、痛いのに我慢して続けている方もおられますが、ポケットの中を歯ブラシできれいにするのは至難のワザ。ポケットのお掃除は歯科衛生士におまかせくださいね。
引用参考文献:nico2021年3月

口腔がんにつながりかねない、お口の粘膜の異常。怖いなと思いつつも、「異常があれば自分で気づくだろう」とお思いの方も多いようです。しかし、「患者さん自身がお口の粘膜の異常に早期に気付くのは、実際のところとても難しい」のです。
口腔がんは、初期には痛みがなく、ある時点で急にスイッチが入ったように大きくなります。そのため実際のケースでは、痛みやしびれが出るほど進行してから異常にきづくほうが多いです。
しかも、お口の中はただでさえキズをつくりやすい場所。擦り傷、噛み傷にくわえ、アフタ、歯周病など細菌による炎症、カンジタ症、色素沈着、水疱、アレルギー、感染症、全身疾患、薬剤の副作用、そして悪性腫瘍など、あらゆる可能性を検討しなければ、本当の原因には行き着けません。
心配な病変がお口の粘膜に見つかったとき、必ず受けていただきたいのが病理検査です。お口の粘膜の検査では、「細胞診検査」と「組織診検査」が現在一般的に行われています。
細胞診検査では、疑わしい粘膜の表面を歯間ブラシのようなもので擦り、細胞(検体)を採取するだけで検査できる、患者さんに負担の少ない手法です。かかりつけの歯科医院が連携する口腔外科や病院歯科を紹介してもらい、検査を受けましょう。
細胞診検査でがん化が疑われた場合、または視診、触診でがん化が強く疑われた場合に、診断を確定するために行われるのが組織診検査です。粘膜の組織を切り取り、病理医が子細に調べて診断します。がん治療を行っている病院歯科や大学病院などの高次医療機関で受けることができます。
口腔がんの早期発見にとって、もっとも重要な効果的な方法。それは、信頼できるかかりつけの歯科医院をもち、定期的にチェックを受けることです。なぜなら、ふだんの健康なお口を継続的・定期的に診てもらうことで、変化に気づき、変化の要因を推測してもらいやすいからです。
初めて歯科医院に急患でかかったとき、もしも歯ぐきが赤く腫れていたら、まず疑われるのはおそらくむし歯か歯周病でしょう。しかし、いつも通っている歯科医院で、これまでむし歯も歯周病もなく健康だった患者さんの歯ぐきが急に腫れたとなると、「なにが起きたんだろう」と、真相に迫ったアプローチをしてもらえます。
日頃から歯科とこうした関係を築いておくことが、粘膜の変化への気づきと病理検査、早期発見へとつながります。
引用参考文献:nico2020年11月

歯みがきは1日2回、いや3回以上している方も増えてきました。しかし、どんなにていねいに上手に歯みがきできる方でも、歯ブラシ1本でお口を清潔に保つことは「不可能」です。歯ブラシだけではほぼ絶対にみがききれない場所があるのです。
その1つ目は、歯と歯の接する「コンタクトポイント」。2本の歯がぴったりくっついて生えているとき、歯がぶつかっているところです。このすき間には歯ブラシの毛先は物理的に入りません。しかしそれでも細菌は入り込み、プラークを形成し酸を出して、むし歯(う蝕)のもとになります。ここに溜まったプラークは、デンタルフロス(以下、フロス)でないと取り除けません。
2つ目は、歯が隣り合ったところの「歯の根元まわり」。上の歯でも下の歯でも、根元まわりには歯ブラシが当たりにくく、溜まったプラークは時間とともに病原性を増し、歯周病の原因となります。特に歯の裏側の根元まわりの場合、表側よりもいっそう歯ブラシが届きにくいです。
ここに溜まったプラークを取り除くには、フロスや歯間ブラシを根元まわりに沿うように当てて、みがく必要があります。
ではフロスと歯間ブラシの動かしかたのコツをお教えしましょう。フロスの場合、
一方、歯間ブラシは、
フロスや歯間ブラシは、誤った使いたかたをすると、いたずらに歯肉や歯を傷つけてしまいかねません。とりわけ、まじめに熱心にお口のケアをされる方ほど、誤って使い続けてしまったときのダメージは大きいもの。歯科医院で正しい使いかたを教えてもらってから、“脱・歯間ブラシ一刀流”にまい進していただければと思います。
引用参考文献:nico 2020年4月号

赤ちゃんの小さな前歯、かわいいですよね。はじめて下の前歯が生えてきたら、ぜひ仕上げみがきをはじめましょう。
でもこのとき、少しだけ注意が必要です。赤ちゃんにとって「最初の歯ブラシ」は、見たことも触ったこともない「未知のもの」。いきなり歯ブラシを使うとイヤイヤされちゃうことが多いんです。お口の中を覗いたり歯に触れたりして、ちょっとずつ慣れてもらうことからはじめましょう。
また、2歳前後からはじまるイヤイヤ期もお母さんたちの苦労の種。歯みがきタイムを楽しいと思ってもらえるように、いつもお母さんがみがいているならお父さんに交代する、YouTubeやビデオなどの歌にあわせてみがく、いろんな味の歯みがき剤を用意してお子さんに選んでもらうといった工夫をしてみましょう。
仕上げみがきでは「安全」がなによりも重要。そのためには、お子さんとお母さんの姿勢が安定していることが大事です。お母さんは床に座り、お子さんにはお膝の上であおむけになってもらいましょう。
仕上げみがきを痛がられないコツは、「いかに視野を広げるか」です。歯ブラシの動きを目で見て確認できないと、うっかり痛いところに当ててしまいがち。お口の中は見えにくいですが、くちびるや頰を指で上手によけることで見えてきます。このとき、指先ではなく、くれぐれも指の腹でよけてください。一生懸命にみがくあまり爪を立ててしまうと、痛がられてしまいます。
フッ素には、歯を固く丈夫にし、歯の修復(再石灰化)を助けてくれるというすばらしい効果が。思うように仕上げみがきをさせてもらえない時期のむし歯予防に強い味方となるので、フッ素入り歯みがき剤は欠かさず使いましょう。
ただし、月齢や年齢ごとに、推奨されている安全な使用量やフッ素濃度は異なります。歯の生えはじめ〜2歳くらいは、フッ素濃度500ppmの歯みがき剤を歯ブラシにちょんとつける程度。3〜5歳は同濃度のものを5mm程度歯ブラシに塗ります。
フッ素がお口に残るほど予防効果が上がるので、うがいは「10cc程度の少ない水で1回だけに」とどめてください。歯が生えはじめた赤ちゃんなら、歯みがき後に出てくる唾液を軽くぬぐう程度でOKです。
仕上げみがきに悩んだら、子ども専門、または子どもに慣れているかかりつけの歯科医院にご相談を。一緒に予防を担ってもらうと、肩の荷も軽くなるはずです。
引用参考文献:nico 2019年4月号

歯周病は、細菌の塊である「バイオフィルム(プラーク)」による細菌感染症です。細菌の毒素の作用により、歯ぐきに炎症が起きたり、歯を支える顎の骨が吸収されたりしてしまうのです。
バイオフィルムは歯の表面にできる細菌たちの膜状の集合体で、個人差はありますが、歯みがきから約48時間後から形成されはじめます。この膜は歯周病菌などの細菌を外敵から守るバリアとなり、洗口液の殺菌成分は、バイオフィルムができていると届きづらくなります。
ですから、洗口液を使う際には、歯ブラシでバイオフィルムを壊して、殺菌成分が作用しやすい状況をつくるのが大切です。
洗口液の殺菌成分が効く仕組みは、大別して2種類あります。1つ目は、「表面に付着するタイプ」。
グルコン酸クロルヘキシジン(CHG)、セチルピリジニウム塩化物水和物(CPC)、ベンゼトニウム塩化物(BTC)がそれにあたり、歯の表面やバイオフィルムの表面、お口の粘膜の表面に付着して、殺菌作用を発揮する性質があります。また、歯の表面などに吸着することで、細菌たちが集まってバイオフィルムを再形成するのを抑制する効果も期待されます。
そして2つ目は、「内部に浸透するタイプ」。エッセンシャルオイルやポピドンヨードがそれにあたり、歯の表面に形成されはじめたバイオフィルムの内部に浸透して、細菌を攻撃する性質があります。
エッセンシャルオイルを主成分とした洗口液としては「リステリン」が知られていて、シネオール、チモール、サリチル酸メチル、メントールがエッセンシャルオイルです。
歯みがきから時間がたってバイオフィルムが成熟して厚くなると、浸透効果は弱まります。ですから、バイオフィルムが厚くなる前に洗口液を使うのがベターです。
歯と歯の間や、奥歯の裏側、深い歯周ポケットの中など、みがき残しが起こりやすい場所では、バイオフィルムが時間とともに成長して歯の表面に固く付着します。そうすると、歯ブラシを当てたとしても取り除くのは難しくなり、洗口液の効果も発揮されにくくなります。そのため、歯科の専門家による定期的なケアは欠かせません。
洗口液を使っているからと安心せず、自分では落とし切れない汚れをプロの手で落としてもらいましょう。
引用参考文献:nico 2018年9月号

歯みがきの仕方って「本当のところどれが正解なのかなあ?」と迷ってしまうこと、ありませんか?ご自分の歯みがきに「自信がない」という方へ、効果的な歯みがき法をお届けします。
歯みがきは、回数より質です。科学的根拠のある歯みがき法は、じつは「最低でも1日1回、しっかりとバイオフィルムやプラークを除去すること」。残念ですが、回数だけ増やせば効果が上がるというものではありません(ただし歯みがきのたびにフッ素配合歯みがき剤を使えば、フッ素のむし歯予防効果は期待できます)。
むし歯菌が糖を取り込んでバイオフィルムをつくるまでには約18時間。そのバイオフィルムが熟成し、しつこいベタベタになるまでに3〜4日。歯周病菌は一晩放っておくと1,000倍に増えます。
ということは、細菌が隠れている場所を狙って、最低1日1回、きちんと歯みがきし除去していれば、むし歯菌や歯周病菌が勢力を伸ばしてしまう前に、先手必勝で彼らの活動を抑え込むことができるというわけです。
そこで、「朝は忙しくてじっくりみがくのは無理」という方なら、朝はバイオフィルム除去効率の良いデッキブラシタイプ(毛先がフラットカット)の歯ブラシでザッとみがき、足りない分は1日の終わりのホッとできる就寝前に、というのはいかがでしょう。1日1回バイオフィルムとプラークの両方を意識し時間をとってていねいにみがき、フロスや歯間ブラシでお掃除しましょう。
ただし、「人生100年」が現実になろうとする今、人生の最期まで歯をもたせるには、人生50年の頃と同じ方法を続けていてはとても無理。従来の「歯みがきオンリーのケア」に「何か」を足す必要があります。そこで歯科では、歯石除去と、その後の3〜4か月ごとにメインテナンスを受け、歯と歯ぐきの中のクリーニングを受けていただくようおすすめしています。
むし歯菌も歯周病菌も、クリーニング後3か月ほどで元気を回復することが研究により明らかになっており、細菌が暴れ出すのを抑えるには、3〜4か月おきのクリーニングがギリギリのリミット。
平均寿命が伸び続けている今、歯を一生使い続けるために、歯みがきの質の向上と、歯科医院の定期的なメインテナンスで歯を守っていきましょう。
引用参考文献:nico 2018年8月号