小さいお子さんがお家などで、歯磨きをさせてくれないんですよ~という言葉をよくお聞きします。
これにはやはり理由があり、大きく分けて5つあります。
1つ目は、子供が歯を磨かれることに慣れていないため、口の中を触られるのがイヤ!という場合で、
①.最初は指で触ってから、歯ブラシで触るなどしてだんだんと慣らしていくことが必要です。
②.上の前歯が1番敏感で嫌がる場合が多いので、磨く順番を
下の奥歯⇒上の奥歯⇒下の前歯⇒上の前歯のように嫌がらない順番でしていくなどの工夫も必要です。
2つ目は、お母さんの歯磨きが痛いのでイヤ!という場合で、
この場合はお母さんの歯磨きテクニックを向上する必要がありますが、特に左手の人差し指をうまく使うのが重要です。
例えば、
上の前歯を磨くときには上唇小帯(じょうしんしょうたい)という上唇の裏のスジを引っ掛けないように人差し指でガードしたり、
奥歯を磨くときには、大きくお口を開けると逆に磨きずらいので、少しお口を閉じてもらってから人差し指をほっぺたの裏に入れてほっぺたを軽く引っ張ると、痛くなく奥まで歯ブラシが届きやすく、磨きやすくなります。
3つ目は、母親が子供の歯を磨くことに慣れていないのでイヤ!という場合で、
お母さんが心に余裕がないときに無理やり磨こうとして怖がられるような時です。このような時は、お母さん自身がリラックスするために唄を歌ってあげたり、話しかけたりしながら磨くといいです。
4つ目は、子供の機嫌が悪いときにむりやり磨こうとするのでイヤ!という場合で、
①.子供の機嫌がいい時や、眠くなる前に磨いたり、
②.機嫌の悪いときには、この時期1番むし歯になりやすい上の前歯だけを磨いてあげたりする
などの工夫が必要です。
5つ目は、歯磨き剤がイヤ!という場合で、
もちろん、2歳くらいまで(ブクブクうがいができるようになるくらいまで)は無理に使う必要はなく、歯磨き自体が大切なので、しっかり磨き残しをなくすようにすることが必要です。
それ以降も無理にしようする必要はないですが、フッ素入りのものなどもうまく取り入れていくといいと思います。
分からないことなどは、ドンドンご質問下さい^^
感染の窓とは???
先日、あった
鹿児島大学歯学部の宮崎在住のOBの北辰会
の講演会で、2期卒業で岐阜市開業の 稲葉 幸二 先生のお話しがあり、
先生ご自身の子育ての経験もふまえながらの講演で、
『 むし歯ゼロの子育て法~感染の窓をいかに開けないか 』
という題目でした。
この題目だけでも、予防を中心に考えている自分としては、とても興味があり、土曜日午後の診療を少し早めに切り上げて行ってきたのですが、とても身になるお話しでした。
まとめてみると、
『感染の窓』 といわれる時期である
赤ちゃんが誕生して19ヶ月~31ヶ月の間
にその子の口腔常在細菌叢(こうくうじょうざいさいきんそう・・・お口の中に常にいる細菌の種類の割合)が決定すると言われているので、この時期にむし歯の原因菌である
S.mutans(ミュータンス菌)やS.sobrinus(ソブリヌス菌)
に感染してお口の中に定着してしまうとむし歯の危険性がとても高くなる、というものです。
(この時期の前までは母乳などが守ってくれるのですが…)
逆に、この時期をクリアー(つまり、3歳くらいまでにお菓子やジュースなどの砂糖を与えなければ)すれば、
“ むし歯予防は簡単にできる ”
というものです。3歳までに甘いものを与えなければ、その後の味覚形成や食習慣(甘いものを欲しがらない、偏食しないetc.)にも影響するので、食育でもここが1番大事な時期なのかなあ。。。と強く感じました。
この『 感染の窓 』の時期の予防法としては
(1)「感染を防ぐ」ためには
・・・母親のミュータンス菌のレベルを低くするために母親のブラッシングが重要
(2)「定着を防ぐ」ためには
・・・感染が起こってもミュータンス菌の住みにくい環境を作るために食生活指導(甘味制限)が重要
ただ、『 むし歯になる4つの条件 』というものがあり、これはあくまでも糖質に対するアプローチにすぎません。
4つの条件とは
①むし歯菌(口の中には約3億の細菌が住んでいます。その中でミュータンス菌がプラークの原因となります)
⇒ 正しいブラッシングによるむし歯菌の減少
②糖質(食べ物の中の糖分をミュータンス菌が分解して、ネバネバしたデキストランを作り、これが歯にこびりつきます)
⇒ 砂糖の制限(代替甘味料の摂取・・・キシリトールなど)
③歯の質(歯の形や歯ならび、そして歯が作られる期間の栄養や病気などが、むし歯に強い歯や弱い歯を作ります)
⇒ フッ素塗布、フッ素洗口、ミネラルパックetc.
④時間(歯に糖質が接触する回数、時間が増えるとむし歯になります)
⇒ おやつを与える回数や時間を決める
(種類についてもおやつ=お菓子ではなく、おにぎり・季節の野菜・果物なども不足がちな栄養の補給という点ではいいと思います)
上記の4つの条件が重なってむし歯になると言われていますので、1つだけを実行しても充分な予防にはならないということも考えていくといいと思います。
他にも面白いデータなどもあったのですが、長くなったのでまた次回以降で。。。
P.S. 稲葉先生が書いた絵本
『 どーしてわたしにはムシバがないの 』
もキッズルームの歯に関するたくさんの絵本の中にありますので、興味ある方は見てみてください^^
“
鹿児島大学歯学部の宮崎在住のOBの北辰会
の講演会で、2期卒業で岐阜市開業の 稲葉 幸二 先生のお話しがあり、
先生ご自身の子育ての経験もふまえながらの講演で、
『 むし歯ゼロの子育て法~感染の窓をいかに開けないか 』
という題目でした。
この題目だけでも、予防を中心に考えている自分としては、とても興味があり、土曜日午後の診療を少し早めに切り上げて行ってきたのですが、とても身になるお話しでした。
まとめてみると、
『感染の窓』 といわれる時期である
赤ちゃんが誕生して19ヶ月~31ヶ月の間
にその子の口腔常在細菌叢(こうくうじょうざいさいきんそう・・・お口の中に常にいる細菌の種類の割合)が決定すると言われているので、この時期にむし歯の原因菌である
S.mutans(ミュータンス菌)やS.sobrinus(ソブリヌス菌)
に感染してお口の中に定着してしまうとむし歯の危険性がとても高くなる、というものです。
(この時期の前までは母乳などが守ってくれるのですが…)
逆に、この時期をクリアー(つまり、3歳くらいまでにお菓子やジュースなどの砂糖を与えなければ)すれば、
“ むし歯予防は簡単にできる ”
というものです。3歳までに甘いものを与えなければ、その後の味覚形成や食習慣(甘いものを欲しがらない、偏食しないetc.)にも影響するので、食育でもここが1番大事な時期なのかなあ。。。と強く感じました。
この『 感染の窓 』の時期の予防法としては
(1)「感染を防ぐ」ためには
・・・母親のミュータンス菌のレベルを低くするために母親のブラッシングが重要
(2)「定着を防ぐ」ためには
・・・感染が起こってもミュータンス菌の住みにくい環境を作るために食生活指導(甘味制限)が重要
ただ、『 むし歯になる4つの条件 』というものがあり、これはあくまでも糖質に対するアプローチにすぎません。
4つの条件とは
①むし歯菌(口の中には約3億の細菌が住んでいます。その中でミュータンス菌がプラークの原因となります)
⇒ 正しいブラッシングによるむし歯菌の減少
②糖質(食べ物の中の糖分をミュータンス菌が分解して、ネバネバしたデキストランを作り、これが歯にこびりつきます)
⇒ 砂糖の制限(代替甘味料の摂取・・・キシリトールなど)
③歯の質(歯の形や歯ならび、そして歯が作られる期間の栄養や病気などが、むし歯に強い歯や弱い歯を作ります)
⇒ フッ素塗布、フッ素洗口、ミネラルパックetc.
④時間(歯に糖質が接触する回数、時間が増えるとむし歯になります)
⇒ おやつを与える回数や時間を決める
(種類についてもおやつ=お菓子ではなく、おにぎり・季節の野菜・果物なども不足がちな栄養の補給という点ではいいと思います)
上記の4つの条件が重なってむし歯になると言われていますので、1つだけを実行しても充分な予防にはならないということも考えていくといいと思います。
他にも面白いデータなどもあったのですが、長くなったのでまた次回以降で。。。
P.S. 稲葉先生が書いた絵本
『 どーしてわたしにはムシバがないの 』
もキッズルームの歯に関するたくさんの絵本の中にありますので、興味ある方は見てみてください^^
“
歯をケガしたら 。。。1
本日、外傷(友達とぶつかって永久歯がグラグラする!)で来られた小学2年生のお子さんがいらっしゃったので、外傷について少し書いてみます。
歯のケガをしたことがある人って以外と多いのではないでしょうか?
特徴としては、部位でいえば圧倒的に前歯が多いのですが、症例は実にさまざまで
割れる!
折れる!
抜ける!
など見ただけで分かるものやしっかりした検査をしないと分からないものもあり、見た目だけで判断できないのです。
それで、大事なのは歯をぶつけたりした時には、まず歯科医院で検査をしてもらった方がいいです。
ケガだと知らずにそのままにしておくと、あとで痛みがでたり
変色したりすることがありますので。。。
今回は大まかなケガの種類を分類して次回以降で少しずつ1つ1つについて書いていきますね!^^
<割れた!&折れた!の場合>
こういう場合でも、若いだけに治る可能性も高いので、できるだけ神経は取らず、可能な限り被せずに治療を心がけています。折れた歯のカケラがあったら、歯科用接着剤で元通りの形に出来る場合が多いので、お持ち下さい。^^
(1)亀裂・・・ヒビが入っただけで症状もなし。(たまに水などがしみる場合あり。)
→ 経過観察
(2)エナメル歯冠破折・・・先端だけ小さく欠けた場合
→ コンポジットレジン(歯科治療用のプラスティック)で修復
(3)単純歯冠破折・・・先端がポキリと折れた場合で神経に影響がない場合
→ 経過観察後にコンポジットレジンで修復
(4)複雑歯冠破折・・・折れて神経が見えている場合
→ しみるなどの症状がだいぶ強くても、神経が生きている場合は、神経の見えている部分を少しだけ取り除き、傷口を薬で保護した後に、折れた歯のカケラを元のところに戻して接着。
(カケラがない場合でも、コンポジットレジンで元の歯の形に近付けることができます。)
(5)歯冠ー歯根歯折・・・比較的根の上の方で折れていた場合
→ 骨の中で歯根が折れていても、神経が生きていた場合は元通りの位置に戻したあと、固定すると神経も生きたままの状態で大丈夫な場合もありますが、通常は神経を取り除く処置が必要な場合が多いです。
→ 歯ぐきの中のほうで折れていて被せ物も出来ないような場合は神経の処置をしてから隣の歯を利用して小矯正で歯を引っ張り出して、被せていく場合もあります。(抜歯になる場合もあります。)
(6)歯根歯折・・・根の先端の方で複雑に折れている場合
→ 抜歯になる場合が多いです。
これは、あくまでも治療例で、レントゲンでの状況などで処置が変更になる場合もありますので、まずは歯科医院でご相談下さい。。。
ちなみに今回の患者さまのようにグラグラしている場合は次回詳しく書く予定です。
歯のケガをしたことがある人って以外と多いのではないでしょうか?
特徴としては、部位でいえば圧倒的に前歯が多いのですが、症例は実にさまざまで
割れる!
折れる!
抜ける!
など見ただけで分かるものやしっかりした検査をしないと分からないものもあり、見た目だけで判断できないのです。
それで、大事なのは歯をぶつけたりした時には、まず歯科医院で検査をしてもらった方がいいです。
ケガだと知らずにそのままにしておくと、あとで痛みがでたり
変色したりすることがありますので。。。
今回は大まかなケガの種類を分類して次回以降で少しずつ1つ1つについて書いていきますね!^^
<割れた!&折れた!の場合>
こういう場合でも、若いだけに治る可能性も高いので、できるだけ神経は取らず、可能な限り被せずに治療を心がけています。折れた歯のカケラがあったら、歯科用接着剤で元通りの形に出来る場合が多いので、お持ち下さい。^^
(1)亀裂・・・ヒビが入っただけで症状もなし。(たまに水などがしみる場合あり。)
→ 経過観察
(2)エナメル歯冠破折・・・先端だけ小さく欠けた場合
→ コンポジットレジン(歯科治療用のプラスティック)で修復
(3)単純歯冠破折・・・先端がポキリと折れた場合で神経に影響がない場合
→ 経過観察後にコンポジットレジンで修復
(4)複雑歯冠破折・・・折れて神経が見えている場合
→ しみるなどの症状がだいぶ強くても、神経が生きている場合は、神経の見えている部分を少しだけ取り除き、傷口を薬で保護した後に、折れた歯のカケラを元のところに戻して接着。
(カケラがない場合でも、コンポジットレジンで元の歯の形に近付けることができます。)
(5)歯冠ー歯根歯折・・・比較的根の上の方で折れていた場合
→ 骨の中で歯根が折れていても、神経が生きていた場合は元通りの位置に戻したあと、固定すると神経も生きたままの状態で大丈夫な場合もありますが、通常は神経を取り除く処置が必要な場合が多いです。
→ 歯ぐきの中のほうで折れていて被せ物も出来ないような場合は神経の処置をしてから隣の歯を利用して小矯正で歯を引っ張り出して、被せていく場合もあります。(抜歯になる場合もあります。)
(6)歯根歯折・・・根の先端の方で複雑に折れている場合
→ 抜歯になる場合が多いです。
これは、あくまでも治療例で、レントゲンでの状況などで処置が変更になる場合もありますので、まずは歯科医院でご相談下さい。。。
ちなみに今回の患者さまのようにグラグラしている場合は次回詳しく書く予定です。
患者様の訪問^^
昨日のお昼休みに、以前の患者様が久しぶりに来院されました。
妊娠の安定期(5~7ヶ月ごろ)に前歯の治療をされた方で、2ヵ月の赤ちゃんをスタッフにお披露目に来て下さいました。
なんでも、ご自身は小さい頃から虫歯になっていたみたいと、ご両親から聞いたみたいで、赤ちゃんだけは虫歯になる前から連れてきていいのか?などのご相談も兼ねてということでした。
今までも、8ヶ月の赤ちゃんを連れてきてブラッシングの指導をご質問に来てくださったお母さんもいらっしゃいました。
今はその赤ちゃんも1歳を迎えて乳歯の奥歯も萌出してきたので、予防処置も始めています。
自分としましても、これが理想です。
虫歯になってからくると、どうしてもお子さんは歯科医院は怖いところという先入観ができてしまいますが、痛いことはしないところということが分かれば、もし治療が必要になったとしてもスムーズに処置に入れると思います。
歯は、元気な成長を支えるとても大切な体の一部なので、よりよい育ちのために健康な歯を育てていくのに多いにハートデンタルクリニックを利用してみて下さい。
具体的に妊娠中から始めるミュータンス菌(むし歯の原因菌)の母子感染予防としては、
① 両親が虫歯治療をすませる
② 母親は朝晩最低2回、フッ素入り歯磨き剤でみがく
③ 両親や家族が、キシリトールを1日3回程度摂取する
④ 年に2回程度、歯科医院で歯のクリーニングを受ける
などの基本的なことをこころがけることが大事だと思います。
歯が生えていない乳幼児期でも、離乳食やおしゃぶりの取り扱いなど、“ あご育て ”の話しなどいろいろ相談してみて下さい。
またこのブログでも少しずつ成長時期に応じた虫歯予防ポイントを書いていきますが、待合室にいろいろな歯科関連の雑誌(待合室で読む患者様向けの月刊誌も)置いています。
これからも患者様にいろいろな情報提供するのが、自分の役目だと思っていますので、待合室などでの情報提供の手段もいろいろ模索中ですが、こういうことが知りたいとか、こういうものがあったらいいという物などありましたら、できるだけ要望に応えたいと思います。
あと、1週間(4月5日)で開業してから1年になりますが、いろいろなアイデアを形にかえて日々進化していきますのでこれからもよろしくお願い致します。^^
妊娠の安定期(5~7ヶ月ごろ)に前歯の治療をされた方で、2ヵ月の赤ちゃんをスタッフにお披露目に来て下さいました。
なんでも、ご自身は小さい頃から虫歯になっていたみたいと、ご両親から聞いたみたいで、赤ちゃんだけは虫歯になる前から連れてきていいのか?などのご相談も兼ねてということでした。
今までも、8ヶ月の赤ちゃんを連れてきてブラッシングの指導をご質問に来てくださったお母さんもいらっしゃいました。
今はその赤ちゃんも1歳を迎えて乳歯の奥歯も萌出してきたので、予防処置も始めています。
自分としましても、これが理想です。
虫歯になってからくると、どうしてもお子さんは歯科医院は怖いところという先入観ができてしまいますが、痛いことはしないところということが分かれば、もし治療が必要になったとしてもスムーズに処置に入れると思います。
歯は、元気な成長を支えるとても大切な体の一部なので、よりよい育ちのために健康な歯を育てていくのに多いにハートデンタルクリニックを利用してみて下さい。
具体的に妊娠中から始めるミュータンス菌(むし歯の原因菌)の母子感染予防としては、
① 両親が虫歯治療をすませる
② 母親は朝晩最低2回、フッ素入り歯磨き剤でみがく
③ 両親や家族が、キシリトールを1日3回程度摂取する
④ 年に2回程度、歯科医院で歯のクリーニングを受ける
などの基本的なことをこころがけることが大事だと思います。
歯が生えていない乳幼児期でも、離乳食やおしゃぶりの取り扱いなど、“ あご育て ”の話しなどいろいろ相談してみて下さい。
またこのブログでも少しずつ成長時期に応じた虫歯予防ポイントを書いていきますが、待合室にいろいろな歯科関連の雑誌(待合室で読む患者様向けの月刊誌も)置いています。
これからも患者様にいろいろな情報提供するのが、自分の役目だと思っていますので、待合室などでの情報提供の手段もいろいろ模索中ですが、こういうことが知りたいとか、こういうものがあったらいいという物などありましたら、できるだけ要望に応えたいと思います。
あと、1週間(4月5日)で開業してから1年になりますが、いろいろなアイデアを形にかえて日々進化していきますのでこれからもよろしくお願い致します。^^
乳歯の前歯の治療と予防
乳歯でも前歯って結構見えますよね?
そこでお母様方からも、むし歯の部分が黒くなるので進行止めの薬(“サホライト”)は塗らないで下さいって最初から言われる場合もあります。
できるなら白い詰め物を詰めてくださいと。。。
ここで専門的に解説しますと、まず乳歯の前歯は永久歯より歯髄腔(しずいくう)という神経などが入っている管が大きく、削ればすぐ神経に達しやすいのです。
それであえて危険を冒してまで削って白い詰め物(レジン充填)をしないというのが大きな理由です。
もちろん、永久歯への交換もだいたい5歳半~7歳くらいで比較的早いのでというのもあります。
当医院でも、通常は上記理由で削ることはしませんが、今まで進行止めのサホライトを塗布する時は、説明した上で保護者の方に同意していただいたら処置するという方法でした。
では、なんで黒くなるのか???
それはこの“サホライト”は1ml中に380mgのフッ化ジアンミン銀が含有されていて、むし歯の部分にこの銀イオンが反応して黒くなり、初期むし歯の進行抑制や二次的なむし歯の抑制、象牙質知覚過敏症の抑制などに有効に作用するのです。
でもやっぱり自分も親なので、黒くなるのにはちょっと抵抗あります。。。。。
それで、当医院ではこれまでフッ素塗布に使用していた“フルオールゼリー”というフッ素歯面塗布剤(1g中に20mgのフッ化ナトリウム配合)を利用して塗布することに変更!しました。
これは“サホライト”ほどのフッ素濃度でなないですが、定期的に塗布することにより同程度の効果でむし歯の予防にはなるし、着色もないので抵抗ないと思います。
今までフッ素塗布でやっていた方法は、この“フルオールゼリー”を綿花で塗布するだけだったのですが、作用時間が短いことが気になっていました。
それで、上と下の歯列に合ったトレーという入れ物の中に“フローデンフォーム”という泡状のフッ素歯面塗布剤(1ml中に20mgのフッ化ナトリウム配合)を入れて上、下で各4~5分噛んでもらうことで作用時間を長くし、かつ小さいお子さんでも抵抗なく受け入れられるようになりました。
また当医院ではフッ素塗布やシーラントなどの予防処置の際にはレーザーで歯質強化したうえで処置などしています。
分からないことなどはお気軽にご質問などして下さいね!^^
そこでお母様方からも、むし歯の部分が黒くなるので進行止めの薬(“サホライト”)は塗らないで下さいって最初から言われる場合もあります。
できるなら白い詰め物を詰めてくださいと。。。
ここで専門的に解説しますと、まず乳歯の前歯は永久歯より歯髄腔(しずいくう)という神経などが入っている管が大きく、削ればすぐ神経に達しやすいのです。
それであえて危険を冒してまで削って白い詰め物(レジン充填)をしないというのが大きな理由です。
もちろん、永久歯への交換もだいたい5歳半~7歳くらいで比較的早いのでというのもあります。
当医院でも、通常は上記理由で削ることはしませんが、今まで進行止めのサホライトを塗布する時は、説明した上で保護者の方に同意していただいたら処置するという方法でした。
では、なんで黒くなるのか???
それはこの“サホライト”は1ml中に380mgのフッ化ジアンミン銀が含有されていて、むし歯の部分にこの銀イオンが反応して黒くなり、初期むし歯の進行抑制や二次的なむし歯の抑制、象牙質知覚過敏症の抑制などに有効に作用するのです。
でもやっぱり自分も親なので、黒くなるのにはちょっと抵抗あります。。。。。
それで、当医院ではこれまでフッ素塗布に使用していた“フルオールゼリー”というフッ素歯面塗布剤(1g中に20mgのフッ化ナトリウム配合)を利用して塗布することに変更!しました。
これは“サホライト”ほどのフッ素濃度でなないですが、定期的に塗布することにより同程度の効果でむし歯の予防にはなるし、着色もないので抵抗ないと思います。
今までフッ素塗布でやっていた方法は、この“フルオールゼリー”を綿花で塗布するだけだったのですが、作用時間が短いことが気になっていました。
それで、上と下の歯列に合ったトレーという入れ物の中に“フローデンフォーム”という泡状のフッ素歯面塗布剤(1ml中に20mgのフッ化ナトリウム配合)を入れて上、下で各4~5分噛んでもらうことで作用時間を長くし、かつ小さいお子さんでも抵抗なく受け入れられるようになりました。
また当医院ではフッ素塗布やシーラントなどの予防処置の際にはレーザーで歯質強化したうえで処置などしています。
分からないことなどはお気軽にご質問などして下さいね!^^
お子様の治療開始年齢
今、患者様としてこられているお子さんの1番小さい子は1歳です。
お母様方からのご質問で多いのが、“ 何歳から治療が始められますか? ” というものです。
もちろん個人差はありますが、1番最初から歯医者さんは怖くないところ、というイメージを持ってもらったほうが、治療になったとしても入りやすいです。
ので、できれば1歳くらいから(1歳半の検診前後からくらい)がいいのでは?と思います。
もちろんそれまでは、むし歯になってないのが1番よいのですが。。。
やはり、大きなむし歯になってからだと処置が痛い処置しかできないので、むし歯になる前から予防のお話や処置を受けに来るとお子さんも喜んで歯医者さんに行くのではないでしょうか?
実際、5歳のお子さんで、最初に行った歯医者さんで押さえつけられて処置されたイメージが大きく残っていて、お母さんに抱っこされないと診療用のチェアに座れなかったのが最初でした。
しかし、それから1人で座るようになり、衛生士さんのお姉ちゃんの名前を教えてもらってから呼ぶようになり、今では1人でレントゲンを撮影したり、予防のシーラント処置をしたりできるようになりました。
いよいよこの次からは削る処置になりますが、すんなりいけそうな感じです。
いつも帰る前にはバイバイしてから、キッズルームで30分くらい遊んでから帰ります。
また、他の小さいお子さんを連れてこられる方々も、お互いにお母様の治療の時には、他のお子さんの面倒も見ていただいています。
もちろん、受付の目の前がキッズルームなので、安心です。
お子様が小さいから、とご自分の治療もためらっていらっしゃるお母様方やお子さんの治療はどうかな?と不安なお母様方も1度足を運んで、お話してみませんか?
できる限りの情報提供をするのが、自分の役目だと考えていますので、なんでもお気軽にお聞き下さい。
でも、行ったら治療されるし。。。と思うのでしたら、お電話でもよろしいですよ。^^
皆様方のお役に立てれば、自分やスタッフの喜びにもなります。
本日の午前の診療も長引いて、30分延長になり、お昼を食べる時間もままならなかったので、“午後の診療が始まってから30分はスタッフルームで休憩してていいよ” とお話したのですが、午後の診療開始と同時にみんな何も言わずに手伝ってくれました。スタッフには本当に感謝しています。
開業から3ヶ月間一緒に働いているスタッフですが、すばらしいスタッフに巡り会えたことはありがたいことです。
これからもハートデンタルクリニックあたたかく見守ってくださいね!
お母様方からのご質問で多いのが、“ 何歳から治療が始められますか? ” というものです。
もちろん個人差はありますが、1番最初から歯医者さんは怖くないところ、というイメージを持ってもらったほうが、治療になったとしても入りやすいです。
ので、できれば1歳くらいから(1歳半の検診前後からくらい)がいいのでは?と思います。
もちろんそれまでは、むし歯になってないのが1番よいのですが。。。
やはり、大きなむし歯になってからだと処置が痛い処置しかできないので、むし歯になる前から予防のお話や処置を受けに来るとお子さんも喜んで歯医者さんに行くのではないでしょうか?
実際、5歳のお子さんで、最初に行った歯医者さんで押さえつけられて処置されたイメージが大きく残っていて、お母さんに抱っこされないと診療用のチェアに座れなかったのが最初でした。
しかし、それから1人で座るようになり、衛生士さんのお姉ちゃんの名前を教えてもらってから呼ぶようになり、今では1人でレントゲンを撮影したり、予防のシーラント処置をしたりできるようになりました。
いよいよこの次からは削る処置になりますが、すんなりいけそうな感じです。
いつも帰る前にはバイバイしてから、キッズルームで30分くらい遊んでから帰ります。
また、他の小さいお子さんを連れてこられる方々も、お互いにお母様の治療の時には、他のお子さんの面倒も見ていただいています。
もちろん、受付の目の前がキッズルームなので、安心です。
お子様が小さいから、とご自分の治療もためらっていらっしゃるお母様方やお子さんの治療はどうかな?と不安なお母様方も1度足を運んで、お話してみませんか?
できる限りの情報提供をするのが、自分の役目だと考えていますので、なんでもお気軽にお聞き下さい。
でも、行ったら治療されるし。。。と思うのでしたら、お電話でもよろしいですよ。^^
皆様方のお役に立てれば、自分やスタッフの喜びにもなります。
本日の午前の診療も長引いて、30分延長になり、お昼を食べる時間もままならなかったので、“午後の診療が始まってから30分はスタッフルームで休憩してていいよ” とお話したのですが、午後の診療開始と同時にみんな何も言わずに手伝ってくれました。スタッフには本当に感謝しています。
開業から3ヶ月間一緒に働いているスタッフですが、すばらしいスタッフに巡り会えたことはありがたいことです。
これからもハートデンタルクリニックあたたかく見守ってくださいね!
抜かない矯正のはなし
今回は少し専門的な話を書きます。
小さいお子様がいらっしゃる方などは、永久歯の歯が生え変わるときにとても心配されると思いますが、歯が並ぶスペースがなくて、歯が重なってきたら、すぐに乳歯を抜いてもらっていませんか???
一時的には、永久歯が並んだように見えますが、実際はそのスペースは他の永久歯が出てくるためのものなので、まったく解決にはなっていません。
歯医者であれば、歯を抜くのは簡単です。
しかし、それだからこそ抜かないでいい方法を提示してくれるほうが、本当に患者様の将来を考えている歯医者だと思います。
実際、歯が重なって出てきた場合には、早い段階で歯列を拡大してあげて、並ぶスペースを時間をかけてゆっくりとつくってあげればいいのです。
前歯の4本ずつさえきれいに並べば、ほぼ問題なく永久歯への交換はスムーズにいくでしょう。
ますはご相談下さい。相談自体は無料です。
あと、怖がって泣く子供でも大丈夫です。
泣かないようにじっくり、お子様の成長に合わせて処置すればいいのです。子供の治療は大の得意です。。。
お子様のお口の中をこのハートデンタルクリニックにまかせてみませんか?
小さいお子様がいらっしゃる方などは、永久歯の歯が生え変わるときにとても心配されると思いますが、歯が並ぶスペースがなくて、歯が重なってきたら、すぐに乳歯を抜いてもらっていませんか???
一時的には、永久歯が並んだように見えますが、実際はそのスペースは他の永久歯が出てくるためのものなので、まったく解決にはなっていません。
歯医者であれば、歯を抜くのは簡単です。
しかし、それだからこそ抜かないでいい方法を提示してくれるほうが、本当に患者様の将来を考えている歯医者だと思います。
実際、歯が重なって出てきた場合には、早い段階で歯列を拡大してあげて、並ぶスペースを時間をかけてゆっくりとつくってあげればいいのです。
前歯の4本ずつさえきれいに並べば、ほぼ問題なく永久歯への交換はスムーズにいくでしょう。
ますはご相談下さい。相談自体は無料です。
あと、怖がって泣く子供でも大丈夫です。
泣かないようにじっくり、お子様の成長に合わせて処置すればいいのです。子供の治療は大の得意です。。。
お子様のお口の中をこのハートデンタルクリニックにまかせてみませんか?