「マスクを外した時も」口元で変わる見た目の印象

 

こんにちは。院長の葉です。

 

3月は新生活への準備が始まる時期。
新しい出会いや挑戦に胸を躍らせる一方で、
初対面の人たちとの交流に
不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

 

そんな皆さんに、
新生活の準備としておすすめしたいのが
「お口のメインテナンス」です。

 

今回は口元が相手に与える印象と、
その改善方法についてご紹介していきます。

 

 

 

 

◆「笑顔」と「白い歯」で
 第一印象をアップ!

 

「他人がマスクを外したとき、
外す前と印象のギャップを感じた」
このようなシーンは、コロナ禍において
多くの方が経験されたことでしょう。
このことは、口元の印象が
いかに大きな影響を与えるかを物語っています。

 

では、口元のどこで人の印象が変わるのでしょうか。
これについては、次のような興味深いデータがあります。

 

大手生活用品メーカー「ライオン」が
実施したアンケートによると、
対象となった女性400人のうち、
約9割が第一印象の良い人を
「笑顔の素敵な人」と回答しています。

 

さらに、「歯の白さが人に与える印象」に関する調査では、
同一人物でも歯が白いほうがより親しみやすく、
清潔な印象を与えることが明らかとなりました。

同調査ではさらに、
白い歯が「若々しい」「肌がきれい」といった
イメージアップにつながることも示されています。

 

これらのデータからも、
口元が人の第一印象に大きな影響を与えること、
さらに自信に満ちた笑顔や白い歯が
好印象を与えることがわかります。

 

 

 

 

 

◆まだ間に合う?
 歯科でできるお口のメインテナンス

 

とはいえ、
「これから歯科に通って、
どの程度改善できるのだろう」
疑問を持たれる方も
いらっしゃるかと思います。

 

実際には効果に個人差はあるものの、
歯科のケアを受けることで
さまざまな改善が期待できます。

 

たとえば、歯の黄ばみや汚れが気になる場合は、
歯科のクリーニングで
プラークや歯石、着色汚れなどを取り除いて、
歯がもつ本来の白さとツヤを
取り戻すことが可能です。

 

また、むし歯による歯の変色も、
歯科治療によって改善することができます。

 

 

 

これに加えて、
意外と見落とされがちな
「歯ぐき」のケアも重要です。

本来の健康的な歯ぐきは
ピンク色をしています。

白い歯を引き立て、
華やかな印象を与えてくれますが、
歯周病になると赤く腫れてしまい、
見た目の印象も変わってしまいます。

 

健康的なお口を維持するためにも、
こうした「見た目の異変」に気づいた際には
早めの受診をおすすめします。

 

 

 

 

◆お口のメインテナンスで
 新たな出会いに笑顔と自信を

 

マスクを外す機会が増えるなか、
自分の口元に自信がなく、
新たな出会いに不安を感じている方も
少なくありません。

 

当院では、
そういった皆さんのために
一人ひとりの
お口の状態に合わせて
さまざまなサポートを行っています。

 

 

 

「口元の印象を改善したい!」
などお悩みの方は、
いつでもお気兼ねなくご相談ください。

 

春の新しい門出を前に、
自信の持てる口元・笑顔を
私たちと一緒に目指していきましょう。

 

 

 

医療法人社団 ハートデンタルクリニック
〒885-0031
宮崎県都城市天神町19街区21号
TEL:0986-58-7700
URL:https://heartdental.net/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/yw2nLxy4g5DYhZus7

選ばれてます!歯医者さんのホワイトニング

 歯のホワイトニングといえば、歯科の領域。でも世の中には、セルフホワイトニングサロンや美白効果のある歯みがき剤をはじめ、「歯を白くする」サービスや製品がたくさんあります。それでも歯医者さんのホワイトニングが選ばれるのはなぜなのでしょうか。

歯科医師の介在と薬剤の種類が違う


 歯医者さんで行うホワイトニングとそうでないホワイトニング。まず違うのは、「歯科医師の診断や歯科衛生士の指導・サポートを受けられる」点です。最初に歯科医師がお口を診て、ホワイトニングが問題なくできるお口かを診断し、ホワイトニングを開始したら、しっかり効果が出ているか、適切に安全に使えているかを見守ります。
 また、「使用する薬剤」も違います。歯医者さんのホワイトニングでは、過酸化水素(または過酸化尿素)を配合した薬剤を使用します。この薬剤には、「歯を本来の色より白くする」漂白効果があるのですが、歯科以外では使用が認められていません。
 一方、歯医者さん以外のホワイトニングでは、歯科医師の介在はなく、歯の本来の色を取り戻す着色除去がメインとなります。

歯質強化のチャンスです!


 ホワイトニングは、薬剤に配合されている過酸化水素や過酸化尿素が、歯の表面を覆う透明な保護膜「ペリクル」を除去し、漂白成分を浸透させることで起こります。
 この「ペリクルがはがれる」というのが、じつは歯を強化するまたとないチャンス。ペリクルがはがれた状態は、唾液中のカルシウムやリン酸、歯みがき剤などのフッ素(フッ化物)が歯に吸収されやすい状態です。だから、ホワイトニング直後にフッ素やCPP-ACP(非結晶性リン酸カルシウム)を塗布すると、歯を強くする効果が非常に高いのです。

殺菌作用も期待できます!


 ホワイトニングの薬剤は、消毒薬にも使われるオキシドールの仲間。殺菌作用があるのでお口の中全体のむし歯菌や歯周病菌を減らす効果が期待できます。
特にホームホワイトニングでは毎日決められた時間、歯に薬剤を作用させるので、さらに効果は増加すると考えられます。

 歯医者さんのホワイトニングは、自費治療のため確かにお金がかかります。ですがこれらの違いを考慮すると、決して費用対効果、つまりコストパフォーマンスは悪くないといえるのではないでしょうか。

 

引用参考文献:nico2023年4月

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笑顔の印象、変わります!はじめてのホワイトニング

殺菌効果と歯質の強化も期待できます。

 ホワイトニングというと、「シミないかな?」と心配する方が多いですよね。でもご安心を。日本のメーカーが開発したホワイトニング剤は、漂泊成分を低濃度に抑える一方、より高い漂泊効果と低刺激性を両立したものへと進化しているんです。

 くわえて、オキシドールの仲間であるホワイトニングの薬剤(過酸化水素、過酸化尿素)には殺菌作用があるので、唾液に浮遊しているむし歯金や歯周病菌を減らす効果が期待できます。

 そしてさらに最近注目されているのが、ホワイトニング直後に起きている歯質の強化。ホワイトニングをすると、ふだん歯を覆っている透明なタンパク質の膜「ペリクル」がはがれるため、唾液のカルシウムなどの成分が邪魔されずに歯に戻るようになり、歯質が硬く丈夫になりやすいのです。

 

自己流ホワイトニングはキケンです!

 最近では日本でも、海外のホワイトニング薬剤がネットで入手できるようになりました。そんななか気になるのが、自己流ホワイトニングの弊害です。

 むし歯があるのにそれに気づかずに薬剤を使ったら、ひどい痛みや歯髄炎などのトラブルを引き起こしかねません。また、歯周病で歯ぐきが腫れた状態で使うと、薬剤が歯ぐきから染み出る血液にばかり反応してしまい、肝心の歯に十分に作用しません。 

 歯科医院でのオフィスホワイトニング、ご自宅でのホームホワイトニングともに、歯科医師の処方のもと行われます。自己流は避けて、まずはお口の健康診断もかねて歯科医院に相談にいらしてください。

 

定期的なクリーニングで白さ長持ち!

 ホワイトニングが終わったら、その白さをなるべく長く保っていきたいもの。歯の色の後戻りの速さは食事や歯みがきなどによってだいぶ個人差があります。コーヒーが欠かせない方、毎晩赤ワインを飲む方、タバコを吸う方、また、歯みがきがていねいかどうかでもだいぶ違います。

 とはいえ食事は毎日するのですから、後戻りが起きるのは自然なこと。歯の色がまた気になってきたら、タッチアップ(追加で行う軽いホワイトニング)をしましょう。

 そしてなかでもいちばん差が出るのが、定期的に歯科医院のメインテナンスに通い、歯のクリーニングを受けているかどうか。エナメル質の中に着色物質が入り込む前に歯面をピカピカにクリーニングすると、後戻りをゆるやかにできます。

 ずっと白い歯で笑えるように、ホワイトニングが終わったら、定期的なクリーニングとたまのタッチアップをお忘れなく。

引用参考文献:nico 2018年11月号

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「マイルドブリーチでナチュラルな白さに。知りたい!今どきホワイトニング」

気になる歯の黄ばみ、その原因は?

 歯の色が「なんだか黄色いな」と気になったことって、ありませんか?

 たしかに歯は年齢とともに黄色みを増していくものです。というのも、エナメル質の内側にある象牙質は、長年噛んで使っているうちに鍛えられ、分厚くなっていくからなんです。

 象牙質はもともとエナメル質よりも黄色みが強く、この厚みが増すことによって年齢とともに歯の色が黄色みを増していくのです。もう一つの要因としては、象牙質をおおっているエナメル質が、使っているうちにすり減って薄くなることがあげられます。

ナチュラルな白さでアンチエイジング!

 最近、私の所属している外来では歯の色の変化に気づいてホワイトニングをご希望になるミドルエイジ以上の方が増えています。ホワイトニングは若い女性が希望されると思われがちですが、40代以上の方が70%近く、70代以上の方も10%弱おられます。

 ホワイトニングでは、若い方ほどエナメル質にボリュームがあるので、より白く仕上がりやすいという面があります。ホワイトニングの薬剤は、エナメル質に対してより多く作用するため、エナメル質が摩耗して薄くなったご年輩の方の歯は、若いアイドルのように真白にするのは、じつは難しくなってくるのです。

 ただ、お顔全体との調和を考えますと、人工的な白さよりも、アイボリー色の残る温かみのある白さのほうが、さりげなく上品な印象があり、お似合いになるのではないでしょうか。自然な白さがアンチエイジング効果を発揮するでしょう。

ホワイトニングでキレイ&健康を保つ!

 歯を白くしたいけれど削るのはいやと思われている多くの方にとって、歯を傷めないのはもちろん、むしろむし歯や歯周病の抑制まで期待できるホワイトニングは第一選択肢ではないでしょうか。

 これをきっかけに歯をきれいに保ち、白さを長く維持したいという気持ちになるのもホワイトニングのメリットです。定期的なメインテナンスを受け、セルフケアをていねいにすることによって、ホワイトニングを受けた方の多くが、その後、歯のトラブルが減ったと喜んでくださるのです。

 歯の色が気になるのなら、一度ホワイトニングを受けてみませんか?現在のホワイトニング剤は、マイルドブリーチでしみにくく歯にやさしいものが主流になっています。お近くの歯科医院でぜひご相談ください。

引用参考文献:nico 2015年10月号

ホワイトニングにTRY!

          「 歯を白くきれいにしたいから 」

と歯ブラシでゴシゴシこすってはいませんか?

こすってとれるのは表面のステインとよばれる着色で、歯そのものの色は変わりません。

逆に過剰なブラッシングでエナメル質が薄くなると内側にある象牙質の色が透けやすくなり、むしろ黄色っぽく見えてしまうこともあります!

歯の色も健康も、ともに大切にしたい方には、歯質強化に役立つことでも近ごろ話題の

               ホワイトニング

をおすすめします^^

「じつは歯を強くするチャンス。ホワイトニングにトライする!」

ゴシゴシみがきすぎないで!

 「歯を白くきれいにしたいから」と歯ブラシでゴシゴシこすってはいませんか?こすって取れるのは表面のステインだけ。歯そのものの色は変わりません。過剰なブラッシングでエナメル質が薄くなると内側にある象牙質の色が透けやすく、むしろ黄色く見えてしまうことも!歯の色も健康も、ともに大切にしたいあなたに歯質強化に役立つことでも近ごろ話題の歯科のホワイトニングをおすすめします!

 

なぜ歯科のホワイトニング?

 ホワイトニング剤の入った外国製の製品がインターネットでもよく販売されていますね。でも、日本製のものは見当たらないでしょう?じつは市販品へのホワイトニング剤の配合は、日本の薬事法では認められていないのです。そのため歯科医師の処方でのみホワイトニング剤が使用されています。日本と海外とでは、だいぶ事情が違うのです。

 海外、とくに米国でのホワイトニングが広まったのは、歯科医師で定期的にメインテナンスを受け、むし歯や歯周病を予防する習慣が一般化したことにはじまります。白い歯を望む患者さんのメインテナンスにホワイトニングが組み込まれ、そのことで一気に普及しました。そんなわけで海外のホワイトニンググッズは、多くの場合、プロの管理を受けたお口に使われているのでしょう。

 一方日本では残念なことに、定期的なメインテナンスの習慣がまだまだ一般化していません。お口のなかのむし歯や歯周病に気づかず過ごしておられるかたも実際には相当数おられると思います。

 じつはそうしたお口にホワイトニングすると、思わぬ健康被害を引き起こすことがあります。むし歯と知らずに薬剤を塗ったことで歯髄炎で激しく痛んだり、歯周病のお口に薬剤を使ったところ思うような効果が上がらず、薬剤の過度の使用で粘膜を傷めてしまうケースもあります。

 

キレイ&健康、両方手に入れよう!

 歯を白くきれいにすることで、お口の健康に関心を持っていただき、ホワイトニング剤のもつ薬効を存分に予防にも活用して、その場限りの白さではなく、本当の健康を手に入れていただくのが、歯科のホワイトニングです。白い歯はもちろん、それと同時に、治療を繰り返さない健康なお口を手に入れませんか?歯科医院ならではのホワイトニングが、みなさんをお待ちしております。

引用参考文献:nico 2013年8月号

ステインって???

最近CMなどでも  “ ステイン ”  という言葉聞いたことがあると思います。

この “ ステイン ” とは簡単にいえば歯の表面に付く着色汚れで、歯の表面は  “ ペリクル ” という薄い膜に覆われているのですが、この膜に飲食物の色素が染み付いたものです。

なので、紅茶やコーヒー、カレー、トマトソースなどの色の濃い飲食物やタバコのヤニなどが沈着しやすいのです。

 “ ステイン ” はもちろん表面がツルツルしている歯にはつきにくく、きめの粗い歯にはよく付きます。

まただ液が少なくお口の中が乾きやすい方はつきやすいため、
口呼吸の方や出っ歯の方もつきやすい傾向があります。

というのは、お口が乾いていると飲食物の色素がだ液によって十分に洗い流されないので口の中にたまり歯に沈着してしまうのです。

ところで、この “ ステイン ” は歯のごく表面についているだけで無害です。ただ、茶色っぽく見えるため     

 「  取り除きたい 」  「 つかないようにしたい 」

と気にしている方は大変多いようです。そのため歯ブラシだけでなく、市販のさまざまな除去用具を使っている方も少なくないようです。

ステイン除去効果の高い研磨剤配合の歯磨き剤、歯の表面を微妙に溶かす酸を配合した歯磨き剤から、着色をすり落とすコスメティックなどが人気でドラッグストアや若い女性をターゲットにしている雑貨店などで、さまざまな種類のステイン除去グッズが手に入れられます。

ただこうしたグッズを使いすぎると余分に歯を削ってしまい、歯を痛めてしまうこともあります。

特に10~20代前半の、まだ永久歯はやわらかい時期に、乱暴に磨いたり、こすったりするとその後の歯の健康に大きな害を与えてしまう危険性もあります。

実は日本で販売されている歯磨き剤には

「 ステイン除去効果 」

はあっても、歯を元の色よりも白くする

「ホワイトニング(漂白)効果 」   はありません!

これは日本の薬事法という法律で歯磨き剤にホワイトニング剤を配合することは禁止されているからです。

なので、CMなどで  

“ 歯を白くする ”とか “ ホワイトニング効果 ”

とうたっている場合は、実際は 

“ ステイン除去効果 ”

なので歯の着色除去までで歯本来の色に戻すまでの効果でしかありません。

なので実際ステイン除去を行いたい場合にも、歯科医院で

『 歯の色が気になる 』

という形でご相談されるのがベストだと思います。

当医院ではまずホワイトニング処置希望の方には、まず着色除去効果でクリーニングを処置して歯本来の色をみていただき、それで満足される方の場合にはホワイトニングなしで終了する場合もあります。

それ以上の効果を期待する場合には、実際そこからホワイトニングについてご説明していきます。

また分かりにくい点や詳しくお聞きしたい方はメールなどでもご相談下さい。

「ぶつけた歯&神経を取った歯 前歯の変色を治したい!」

歯の変色ってなぜ起こる?

 むし歯になっていないし、本来なら健康できれいな歯のはずなのに、いつの間にかある歯だけが周りの歯よりも黒っぽく目立ってきてしまうことがあります。治療していない歯にこうしたことが起こる場合、原因として考えられる代表的なものが「歯の打撲」です。前歯はとくにぶつけやすい場所にあり、しかも根っこは1本。もともと衝撃に弱いのです。そのため、転んだり、スポーツの試合中に強くぶつけたりしたときに、そのショックで歯の神経が死んでしまうことがあるのです。

 ぶつけたときに歯が欠けたりグラグラしたりすれば、緊急に歯科医院で診てもらうでしょうが、ぶつけただけの痛みでは、なかなか歯科医院にはかからないでしょう。歯の色が黒く変わってきてはじめて受診して、「神経が死んでいる」と知って驚くかたも少なくありません。

原因は歯のコラーゲンの変色

 こうした神経の死んだ歯を、私たちは「失活歯」と呼んでいます。歯の失活による変色は、失活してすぐにはじまるとは限らず、何年もかかって徐々に進むことも多いのが特徴です。では、なぜこんな変色が起こるのでしょうか?

 神経のなかには血液が流れていて、歯に栄養を届けています。意外かもしれませんが、神経の周りにある象牙質には水分やコラーゲンがたっぷりと含まれています。失活すると血液循環がなくなるため、このコラーゲンなどが古くなり変性します。そして時間が経つうちに変色を起こし、象牙質の色が濃くなってしまうのです。その色がエナメル質に透けて見えるのが「変色歯」と呼ばれる状態です。

クラウン(かぶせ・差し歯)の境目の変色の原因にも

 同じような象牙質の変色は、打撲して神経が死んでしまった歯だけでなく、むし歯などの治療のために神経を取り除いた歯にも起こります。やはり血液循環がなくなり、象牙質が変性することが原因です。

 たとえば、神経を取ってクラウンを被せた歯の歯ぐきが下がったときに、クラウンと歯ぐきの境目あたりが黒っぽく見えてしまうことがあります。これは、失活して変色した歯根が見えるためです。

 

 口もとの美しさを損なう変色歯で悩むかたは少なくないでしょう。でも、「神経が死んでいるからダメだ」とあきらめず、まずは歯科医院でしっかりと検査をしてもらいましょう。そして、改善するための方法がいくつかありますので、歯科院でご相談いただきたいと思います。

引用文献:nico2011年1月号

歯の色

まずは久しぶりの更新ですいません!

昨日、一昨日と先月に引き続き熊本での矯正セミナー受講もあり、最近は水曜日午後、週末ともに忙しくなかなか更新できませんでした。。。

今日は歯の色の改善やわずかな歯のねじれの改善に処置する方法としての

“ ラミネートベニア法 ”

について少し書きます。

昨年から来院されている患者さまで、歯の色が生まれつき(テトラサイクリン)という抗生剤の影響でグレーっぽい色の永久歯の改善希望で来院されました。

ただし当医院に来院されたときにはすでに前医にて上の前歯6本に全体の被せものがされた状態で。。。

その被せものが形、色ともに満足いかないとのことでの改善希望でした。

まずは上の被せものを外して仮歯に変更して、その間に下の歯を時間をかけてホワイトニングしていきました。

それはできるならば歯を削らないにこしたことはないからです。

それで上の前歯6本をハイブリッドセラミッククラウンに変更して、希望する色はやはり白い方がいいということで前歯~犬歯にかけてグラデーションをかける感じで被せものをして、こちらも満足していただきました。

ここでこのまま終了してもいいくらいかな?と判断して最終確認しますと、やはり下の前歯もまだ白く。。。というご希望になり、下の歯はまだ今まで削っていなかったのでここからの処置としては一番削る量も少なくて済む処置の

“ ラミネートベニア法 ”

を選択されました。上の前歯は形態・色も少しずつ話し合いながら処置したので3回に分けて最終的に6本被せたのですが、下の歯は色も上に合わせていくので1日で6本処置しました。

(  この処置するのは簡単にイメージしていただくと歯の表側と先端だけを一層1mm以内(エナメル質内)削って、そこにつけ爪のようなセラミックで製作した歯の表面だけの一部被せもの?を接着していく方法です。  )

この際には歯の6本が薄く均等に削れていないといけないため、模型上でガイドになるものを製作した上で少しずつチェックしながら削っていき、また精密な歯型をとってから表面だけの仮歯をつけて1回目は終了となります。

その次は10日~2週間ほどして最終的なセラミックをセットして終了となります。

ここまででもなかなかイメージがわかないと思いますので、近近症例写真もアップしていきます。

歯の色に関しては、気になるという方でも歯石や着色の除去だけで満足いく結果になる場合もありますし、ホワイトニングによって満足いく結果になる場合もあります。

ただこのテトラサイクリンによる影響の歯の場合は、長年改善したいと考えていらっしゃった方が多く、なかなか深刻な場合が多いです。

こういう場合でも、改善の一方法としてこういう処置方法があるんだと知っていただくだけでもいいのかな。。。と考えます。

もっとくわしく知りたい方は、待合室に詳しく記載した患者さま向けの本も貸し出しますので、受付にてお尋ね下さい。

歯の色と歯茎の色って気になりますか?

皆さんは、歯茎の色って気になりますか?

歯の色が気になる方も多く、また歯茎の色が気になる方も多いことに最近気付きました。

歯の色の情報というのは、結構ありますが歯茎の色の情報って確かに少ないですよね?

歯の色が気になる場合も、いろいろあって実際は

①加齢によるもの ②遺伝によるもの ③着色物によるもの ④喫煙によるもの。。。などたくさんありますが、実際に問診で歯の色が気になる、という項目にチェックしてる方が多いのにびっくりしました。

うちでも漂白処置は後戻りの緩やかさや自然な感じになるとの理由で、ホームホワイトニングを導入しています。

しかし、自分は、いきなり漂白ですべて解決するわけでないことを説明し、まずは外因性の着色を歯石除去などと一緒に行うことをお勧めいたします。

すると、たくさんの方々はそれで満足されます。

また最近は偏った情報が多く、なんでも白い歯がいい、見たいな感じで年齢相応ではなく、白い歯を求めるかたも多く感じます。

確かにアンチエイジングの世界でも歯を白くすると若返るというのも一理あると思いますが。。。。。

また以外と多いのが、乳歯と永久歯の混合歯列期では永久歯が黄色いので気になるというお母様方です。

石灰化度の違いなどで、これが正常ですよ!とお話すると納得される方も多いですが、中にはやっぱり気になるので何とかして欲しいという方もいらっしゃいます。

あとは、歯石除去などと一緒に着色除去を行っても、それでも気になるという歯の色の改善の方法も、漂白1つではなく

①ラミネートベニアという薄いセラミックを表面をいっそう削って貼り合わせる方法

②ホワイトニング(漂白)・・・ご家庭で、薬剤(ジェル)を入れたマウスピースを2時間装着するのを約2週間行う方法

③ホワイトコートという歯のマニキュアを歯の表面に薄くコーティングする方法(約1,2ヶ月もちますが、結婚式や面接などのあくまでも暫間的処置です)

などがあり、いずれも当医院でも処置しています。

あと、歯茎の色ですが、患者様のお話だとあきらめている方が多いみたいですが、今導入を検討しているNd-Yagレーザーで何とかなります。
このしくみは、もともとこのレーザーは、黒い部位に特異的に反応するので、切開したい部位などに墨を塗って処置していましたが、最近は墨なしでも酸化チタンという白い粉の反応剤でも大丈夫になりました。

ようするに、歯茎の色も、

①メラニン色素で全体的に色が気になる場合でも

②クラウンという被せものをする際に土台になる金属を削って、それが歯肉のポケットなどから入り込み、その歯の周囲だけ黒くなるメタルタトゥーと呼ばれる場合でも

他の歯肉より黒いのでそこだけに反応するというしくみです。

この処置は麻酔なしでも、2、3回の処置であまり気にならなくなるレベルにはなります。

気になる方はまずはご相談してみてはどうでしょうか?

先ほどの歯茎の色のメタルタトゥーの場合は、被せ物の土台になるコアと呼ばれる部分をメタルではなく、ファイバーポストと呼ばれる白いコア(保険外の処置です)で処置すれば、ある程度回避できます。

今回は長々と書き込みましたが、今からもいろいろ忙しいので(明日セットの矯正装置・・・MTMの分を作ったり、レセプトの確認をしたり、などなど)、今日はこの辺で。。。。。。