「その病気、歯周病のせいかも?!」

歯ぐきの溝のなかもキレイ?

 みなさんは、毎日歯みがきをしていることと思います。歯みがきは歯周病の予防にとってたいへん重要です。ただし、歯みがきだけで大丈夫と過信してはいけません。というのも、1日数回きちんと歯みがきをしている方でも、歯ぐきの溝や、歯と歯の間には、必ずいくらかみがき残しが出るからです。

 プラークが歯ぐきの溝や歯のすき間に毎日少しずつ残り続けると、いつの間にかそこには歯周病菌が棲みつき、弱い炎症が持続的に起きます。やがて溝は深くなり歯周ポケットができ、プラークが入り込みます。歯石もつきます。その結果ポケットはさらに深くなり、空気が嫌いな歯周病菌にとって棲み心地のよい環境ができあがります。歯周病菌は大繁殖。ついには歯槽骨も溶けるという悪循環が始まるのです。こうなると炎症は慢性化し、歯科医院で治療をしないと炎症は止まりません。進行した歯周病は、決して自然治癒しません。

 

いかに歯周病菌を撃退するか

 私たちが歯周病菌から逃れることは、生きている限り、まず不可能。そこで重要になるのが「お口のなかの歯周病菌を可能な限り減らす」ことです。毎日歯みがきをていねいに続け、取り残したプラークと歯石は、定期的に歯科医院で除去するのです。

 もうひとつ大事なことは、健康的な生活を心がけ、免疫力を維持し、できれば増強して、歯周病菌に負けない元気なからだで過ごすことです。健康で免疫力が充実しているときは、よほど口のなかが不潔でなければ、深刻な歯周病にはなりにくいものです。歯周病の予防には、「からだの元気」がとても重要なのです。

 

歯周病予防で健康増進!

 ところが、歯周病の研究が進むにつれて、歯周病が歯を失う怖い病気だというだけでなく、じつは「全身の病気を悪化させる恐ろしい病気」であることもわかってきました。ともすると、「お口の病気」と「からだの病気」は分断して考えがちです。しかしお口とからだは当然ながらつながっているわけですから、お口の慢性炎症が、からだの健康を損なったとしても、なんの不思議もありません。

 歯周病菌を減らして炎症を予防することがからだの元気を支え、免疫力を維持して元気に過ごすことが歯周病の予防になる。本当の健康は、こうした双方向の相乗効果で生まれるもの。ぜひ定期的に歯科医院で歯周病の検査を受け、歯ぐきの炎症を取って、お口とからだの健康を守っていきましょう。

引用参考文献:nico 2013年4月号

「麻酔を味方に!リラックス治療。」

歯医者さん嫌いを何とかしたい!

 「いくつになっても歯医者さんが苦手」という方は意外に多いのではないでしょうか。歯科医院のキーンという音を聞いたり、消毒のにおいを嗅いだりすると、子どもの頃のむし歯の治療を思い出して「つい緊張してしまう」という方、けっこうおられるのではないかと思います。

 一方、私たち歯科医師は長年にわたり、患者さんにできるだけ安全でストレスのない治療をご提供したい、と願い続けてきました。私たちだって、一生懸命にする仕事で患者さんに嫌われたくはありませんし、「歯科医院に行くのがおっくうで、つい行かないでいるうちに悪化した」という気の毒な患者さんを1人でも減らしたいのです。

ノンストレスの治療が大切!

 そのためにもっとも重要なのが、痛くない治療を提供することでしょう。現在歯科医院では注射麻酔のほかに、歯ぐきに麻酔薬を塗布する方法、歯ぐきに向かって噴射する方法など、治療内容によっては複数の麻酔法を組み合わせることで、きめ細やかな痛みへの対応が可能になっています。

 麻酔薬もより安全で、すぐれた効き目のあるものへと進化し、そして注射器や点滴の機器のハイテク化などが、治療中の患者さんのストレスを軽減して、治療中の痛みを完全にシャットアウトするという理想に向かって、確実に成果を上げています。

 もうひとつ重要なのが、患者さんのリラックスです。近年は治療の痛みとともに、患者さんのこころに加わるストレスについても、注目が集まっています。たとえば高血圧や心臓病などの患者さんにとって、緊張によるストレスの軽減は偶発症を防ぎ、からだの健康を維持するためにも重要であると認識されるようになりました。

麻酔は、患者さんの強い味方!

 そうした流れから、ぐっすり眠っている間に治療を終えられる全身麻酔での歯科治療の重要性がクローズアップされ、地域の歯科医院と、歯科麻酔の専門医のいる病院の口腔外科や大学病院などとの連携も急速に進んでいます。

 「麻酔」と聞くと、何となくこわい、と思われるかもしれません。しかし、麻酔は近代の医学が勝ち得た究極の癒し。これ抜きの医学はいまや考えられません。

 歯科の麻酔学も、歯科治療にともなうストレスの軽減に大きな成果を上げて今に至っています。ぜひ、麻酔を「こわいもの」なんて思わず、味方にしてください。そうすることで、治療を受ける気持ちもずいぶんとラクになるはずです。

引用参考文献:nico 2013年3月号

「歯科の天敵!それはタバコ。」

なぜ歯科が禁煙支援?

 治療のために歯科医院を受診したとき、あるいはメインテナンスに通っているとき、歯科医師から禁煙をすすめられたことはありませんか?また、お口のクリーニングをしているとき、歯科衛生士から歯の裏のヤニを指摘されたことがあるのでは?

 お口の医療を担う歯科のプロたちが、全身の健康を蝕む「タバコ」の問題にかくも熱心なのはなぜでしょうか。それは、タバコ(喫煙)は歯科にとっても「天敵」だからです。

 

病状が悪化、治療のジャマも

 たとえば、現在日本人の成人の8割以上になんらかの症状があるという歯周病。タバコを吸っているかたの場合、免疫機能が十分に働かないため、歯周病菌との戦いに負けやすく、症状の悪化が加速されます。

 そしてまた、タバコは歯科治療の「天敵」でもあります。じつはタバコを吸っていると、せっかく治療をしても、炎症が治りにくく傷口もふさがりにくいのです。そのため治療が長引いたり、思うような成果が上がらないなど、治療にたいへん不利なのです。再治療が必要になることすらあり、すると通院回数も増えてしまいます。

 高度な治療(歯周組織再生療法やインプラント療法など)になればなるほど、タバコを吸っているがために治療が不可能なケースも増えてきます。

 歯科治療は、ともするとその成果をすぐに求められる傾向が強く、タバコの害は歯科医師にとっても切実な問題です。なかなかよい結果が出ないがために、ときには患者さんとの信頼関係にほころびができてしまうことさえあります。そのため、歯科治療を開始する際に、禁煙の努力をお願いすることがあるのです。

 

治療を機に禁煙しませんか?

 お口の中は、肺の中と違って直接診ることができ、タバコの害がわかりやすい所。私は、歯科の診療室は、患者さんへの禁煙指導、禁煙支援に向いた場所であると思っています。たとえば、歯科医院では、定期検診や治療で何度か通院しているあいだに、お口の中を患者さんご自身に見ていただき、折にふれて禁煙の大切さについてゆっくりとお話しすることができます。また、治療のために禁煙が必要になれば、タバコをやめる方法を指導したり、医科の禁煙外来の情報などをご提供できるようになるわけです。

 歯科医師や歯科衛生士が「禁煙しましょう」と折にふれてお話しするのには、こんなわけがあるのです。

引用参考文献:nico 2012年7月号

 

「おいしく食べておだいじに!歯科治療中のやさしいごはん」

治療にやさしいお食事を

 「よく噛むとからだにいいんだよ。しっかり噛んで食べなさい」

 みなさん、子どもの頃にこう教えられたことと思います。たしかに、よく噛んで食べると消化吸収によいだけでなく、むし歯予防になる、脳の働きが活発になる、満腹中枢が働き肥満防止にもなるetc……とてもよい効果があるといわれています。

 でも、残念ですが、場合によってはしっかりと噛まないほうがよいとき(噛めないとき)もあります。それは、たとえば歯の治療中です。歯ぐきを切開して治療をした、仮歯が入っているなどのほか、インプラントや再生療法のように、治療がひと段落するまで、なるべく強く噛まないほうが治療が順調に進み、よりよい結果が得られやすい場合もあります。

 

治療の長期化傾向のなかで

 「できればふだんどおりの食事を」と願う気持ちは、治療やケアにあたらせていただいている私たち歯科のスタッフも患者さんと同じです。ただ、治療内容や処置の大きさによっては、治療結果をよりよいものにするため、ご協力をいただかざる得ない場合もあるのです。ことに現在の歯科治療は、その内容も高度化、複雑化しています。それにつれて治療期間も長期化傾向にあります。こうしたなか、患者さんから治療中の食事についてのご質問をいただく場面も増えてきました。

 治療期間中の食事は、もちろん、ただやわらかければよい、というものではありません。患者さんがバランスよく栄養をとり体調よく過ごされることは、歯科の治療経過にとっても、とても重要なことです。毎日のことですので、献立を考えるのが気が重かったり、ご心配なさっている患者さんもおられるのではないでしょうか?

 

市販品の利用や簡単料理で!

 なかでも患者さんにとっていちばん気になるのが、手術当日から1〜2週間くらいまでのお食事のようです。

 手術の大小にかかわらず、術後は傷口がふさがるまではしみたり腫れたりして食べにくいもの。そこで、さまざまな患者さんのサポートをさせていただくなかから生まれてきた、身近な市販品や食材を使って手軽にできる工夫についてご紹介をしていきたいと思います。

 いざ治療というとき、知っているときっとお気持ちも楽になると思います。ぜひ参考になさってみてください。

引用参考文献:nico 2012年6月号

喫煙のいろいろ

以前から歯周病などに影響を与えると言われている
 
          『 喫煙 』

今月の5月31日は 「 世界禁煙デー 」 もありますので、ちょっと書いていきます。。。

この 『 喫煙 』 は、ガンをはじめとする循環器疾患、呼吸器疾患、糖尿病、周産期異常などさまざまな疾患の原因になることが科学的知見でも確立されていて、健康への悪影響はあきらかで、もちろん歯周病や糖尿病のリスクも高くなります。

たばこの消費量は、最近では減少傾向ですが若い女性の喫煙率はあまり減少傾向を示さず、ほとんど横ばいで、さらに悪いことにより禁煙しにくいメンソール系のたばこが女性に人気のようです。

ただ、この妊娠の可能性のある世代に対して、喫煙の影響は啓発不足の感があり、よりいっそうの禁煙支援を行う必要性があると考えられます。

あと、禁煙の意思でいえば

               やめたい

と思っている人は意外と多く各世代の4割程度の方が考えていながらも禁煙にいたっていないのは、まさにニコチンの依存症にあるといえます。

( 自分も今から15年近く前の長女を授かった?時の妻が妊娠した時に禁煙しました。

それまでも職業柄、診療中(朝から夕方まで)は休憩時間などでも手(正確には指)に匂いがつくと、それを口腔内に入れるのでほとんど吸わなくなっていました。

それで無理なく禁煙できたような気がします。 )

たばこは言わば

          『 合法ドラッグ 』

でニコチンが含まれているため習慣性・依存性があり、実際吸わないと落ち着きがなくなるそうです。

禁煙も3日目がとてもきつく1週間継続できれば、ほぼ成功といえる段階になるようです。

また、

     「 禁煙しようと思っていても、なかなかできない 」

とよく耳にしますが、アルコールよりはやめやすいそうです。

最近社会的な問題になっているのが副流煙による受動喫煙です。

2008年12月に米国小児科学会誌に発表された論文で、新たに警告されているものは、

『 セカンドハンドスモーク(直接受動喫煙) 』  ではなく、

『 サードハンドスモーク(間接受動喫煙) 』   です。

          『 セカンドハンドスモーク 』 

は、喫煙する人が吐き出す煙や、くすぶらせる煙が拡散して、近くにいる人がその煙を吸わされ喫煙者でなくても

心臓血管系の病気・脳卒中・肺ガン・流産・新生児無呼吸症候群など

のリスクを負わされることで、近年わが国でも知られるようになってきたものです。一方、       

          『 サードハンドスモーク 』

は、煙が消失したのちに煙に含まれる物質が、喫煙者の髪の毛・衣類・部屋のカーテン・ソファなどに付着し、それが汚染源となり間接的に第3者がたばこの有害物質に曝露されることだそうです。

なので、たとえば妊婦が直接受動喫煙を受けると、おなかの中の胎児にとっては間接的に受動喫煙となるので、これも “ サードハンドスモーク ” となります。

最近は “ セカンドハンドスモーク ” の知識をもっている人は多いのですが、お子さんのいる自宅を完全禁煙にしていない家庭は多くあります。

というのも、子供がいない間はタバコを吸っていたり、喫煙者が換気扇の下で喫煙したりすることは問題で、このような状態では、赤ちゃんや幼児を有害物質の曝露から守ることは出来ません。

 “ サードハンドスモーク ” の知識をもてば、室内(車内も)は絶対にスモークフリーでなければならないのです。

これを読んだきっかけにぜひ禁煙を!^^

( この記事は 『 月刊 糖尿病ライフ さかん 5月号 』 を参考にまとめてあります。 )

「糖尿病の患者さんへ!全身疾患と歯科治療」

自覚症状がないだけに……

 糖尿病というのはやっかいな病気です。痛くもかゆくもなく、そのくせ一度慢性化すると、それからの人生、ずっと付き合っていかざるを得ないのです。自覚症状がないまま健康診断でひっかかって、糖尿病予備軍だとか、糖尿病にすでになっていることが判明しショックを受けた、というかたが大半ではないでしょうか。

 糖尿病になると、すり傷、切り傷が治りにくかったり、傷が膿みやすくなったりします。そのほか、いやにのどが渇いて水分ばかりとっている、トイレに行くと尿がなんだか甘ったるいような臭いがするとか、または、からだがなんとなく重くてしんどいとか、近頃お腹がすいてよく食べるのにむしろやせてきた、などの兆候があります。思い当たるかたは、なるべく早期の検査をおすすめします。

 

歯の治療と糖尿病の深い深い関係

 ところで、全身疾患である糖尿病が、歯科治療にとって不利な条件になってしまうということは、意外に知られていないのかもしれません。ふだん私たちはお口のことは歯科で、からだのことは医科で、とつい分けて考えがちです。歯科治療に持病の全身疾患が影響を与えると聞いても、ピンとこないかもしれません。でも、実際には関係おおありなのです。

 傷が治りにくかったり、炎症を起こしやすい糖尿病の患者さんの場合、たとえば歯を抜いたり、歯ぐきを切って治療をする際、治療後の傷が治りにくく、感染を起こしやすいため、健康なかたの治療にくらべて特別の配慮が必要です。

 また、血糖値をコントロールする治療を受けていなかったり、血糖値のコントロールがうまくいっていない患者さんの場合、健康なかたにとってはごく通常の歯科治療が、たいへんハードルの高い治療になってしまうことがあります。その際には、血糖値が十分コントロールされるまで治療を延期させていただいたり、大きな病院の口腔外科をご紹介することもあります。

 

安心・安全な治療のために!

 私たち歯科医師は、安心・安全な歯科治療をご提供することを切に願っています。日ごろから血糖値をコントロールすることはもちろん、「たかが歯の治療だ」と思わず、必ず問診表や口頭で糖尿病であることを歯科医師に伝えましょう。また、患者さんによっては、治療後に何度が通院していただくこともあります。順調な回復のために、経過観察や消毒などの処置は必要だからです。ぜひご協力をお願いいたします。

引用参考文献:nico 2011年5月号

歯周病とからだ①

歯周病は最近はテレビなどでもよく扱われるようになってきたので以前よりは身近に詳しい方も多くなってきたようですが。

今回は、その中でも女性のからだについて少し書きます。。。


まず妊娠した場合ですが、妊娠中はつわりなどでブラッシングがむずかしくなりやすかったり、ホルモンバランスが崩れたりで、歯ぐきの炎症がおこり歯周病になる人が多くなります。

さらに妊婦さんが歯周病になると、おなかの赤ちゃんが小さく生まれたり、早産となるリスクが高くなったりすることが知られています。

これは歯周病の炎症で出てくる

“ プロスタグランジン ”(子宮収縮などに関わる生理活性物質)

などの物質が、胎盤に影響を与えるためだと考えられています。

なので、妊娠中は自分のためだけでなく、生まれてくる赤ちゃんのためにも、お口の状態に気をつけましょう!^^

特に安定期の5~7ヶ月はほとんどの処置が問題なく受けられる場合が多いですが、もし麻酔の使用やレントゲン撮影などで不安なことがあれば担当の婦人科の先生にご相談するのもいいと思います。(歯周病の処置の歯石除去などはほぼ問題ないです)


次に骨粗しょう症(骨密度が減ってスカスカになり骨折しやすくなる病気で女性に多く、閉経後の女性ホルモンの低下が主な原因といわれています)の方が歯周病になると、歯槽骨(しそうこつ)という歯を支える骨が急速にやせてしまいます。

そうなると入れ歯(部分入れ歯、総入れ歯ともに)を使用している方は、それらが合わなくなったりします。

また歯周病で歯を失うと、噛む力が衰えることにより食事によって得られるカルシウムも不足することになり、さらに骨を弱くしてしまうという悪循環も招いてしまいます。

これ以外にも歯周病は全身のいろんな病気と深く関わっていますので、少しずつ書き込んでいきます。。。

妊婦さんと歯科治療

最近、患者さまで妊婦さんが2、3人いらっしゃいますので

妊婦さんと歯科治療について少し書きますね!

まず、妊娠中はホルモンのバランスが崩れるために、だ液がねばねばして食べものの磨き残しが多くなる上に、すっぱいものを好んで食べる場合などで口の中がふだんより酸性に傾きがちになります。

また、つわりの時期などは1度にたくさん食べられないので、食生活もついつい不規則になり、また歯磨きをしたくない時などもでてくるので口の中や生活の変化によりむし歯や歯周病が起きやすくなります。

もちろん、これらの予防には歯磨きが効果的ですが、できない場合は最低でも口をゆすぐことです。比較的気分がよい時には丁寧に歯磨きをして口の中を清潔にするように気をつけることです。

ふだんから定期的に歯の検診を受けるのが理想ですが、受けていない方も、妊娠安定期に入ったら歯科を受診し、必要ならば妊娠中に治療をしておいた方がいいです。
産後の落ち着いてからでも、と思っていても実際はなかなか想像以上に忙しく、なかなか受診できないものです。

また歯科治療の麻酔は局所麻酔なので通常は問題ありませんが、今の体調などが影響する場合もありますので、できればかかりつけの産婦人科の担当の先生に問題ないか確認されると安心だと思います。

あとよく質問されるレントゲンも腹部から離れたお口の中に照射するのと、防護もしますので赤ちゃんへの影響はありませんが、念のために妊娠していることはきちんとお伝え下さい。

お薬も抗生剤や鎮痛剤、消炎剤などが一般的で妊娠5~7ヶ月の安定期に短期間服用ならばあまり問題ありませんが、薬によっては少なからず影響するものもありますので、服用する場合は担当の先生にご相談されるといいでしょう。

また、お腹の中の赤ちゃんの乳歯は妊娠の7~10週目くらいからその芽になるものができ、妊娠4~5ヶ月ころには石灰化(硬い組織になること)が始まり、その石灰化に必要なカルシウムやリンなどのミネラルはお母さんの血液中から供給されます。
またもちろんお母さんの食事から胎児は栄養をとりますので、必要な栄養が不足しないように食事は規則正しく、バランスよくとるように心がけてください。

と、まあたくさん書きましたが、診療中も胎教にいい?オルゴールがBGMですので、おこころあたりある方はぜひ受診してみてください。
口ひげ、あごひげの強面の院長の人相が胎教にいいかは分かりませんが。。。。。。^^